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2006年5月31日 (水)

久しぶりのコンサート

上野の旧東京音楽学校奏楽堂で開催されたレスリー・チャンへのオマージュコンサートに行く。私が香港映画を好きだと知って、わざわざ友人が招待してくれた。仕事に関係ないコンサートは、ほんっとに久しぶり〜。

歌とピアノとパーカッションのシンプルな編成。ウォン・カーウァイ監督、レスリー・チャン主演の『欲望の翼』で使用されたラテンナンバー、武満徹や林光といった日本の作曲家の曲、さらに、レスリーが出演した映画のセリフも散りばめた、一風変わった芝居仕立ての構成。
レスリーへのオマージュコンサートだとわかってて行った筈なのに、〈My Shawl〉や〈Maria Elena〉が聴こえてきた瞬間、何とも言い様のない気持ちが込み上げる。まさに、不意打ち。無防備なところをいきなり襲われて、ただただ狼狽えるばかり。これはもう、目の前の演奏など関係ない、こちらの勝手な感情なわけで。
今も昔も、決して、熱心なレスリー・ファンってわけじゃないけど、香港映画にハマるきっかけにはなった人だからかな……やっぱ、いつまでたっても“特別な存在”なんだよね。

プログラムに挟み込まれていた『恋するブラジャー大作戦(仮)』のチラシに思わず受ける。香港映画繋がりで、《華流シネマウィーク2006》の宣伝もしておこうっと。開催期間は6/3(土)〜7/14(金)、場所はシネマート六本木です。

◎本日の読書
 『とるにたらないものもの』江國香織

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2006年5月30日 (火)

千穐楽レポート

『エリザベート』公式に千穐楽レポート。武田トートはやたら晴れ晴れとした表情だわ〜。はるパパブログにも千穐楽レポート。ンが、

真治・・・(とにかく、彼は話がうまい!場内大爆笑)

だけで、肝心の中身が一切ないじゃん(泣)。司会をしていても、話の内容は覚えておいて下さいよぉ。こうなったら、niftyのシアターフォーラムだけが頼りだー!

『メタルマクベス』の感想up。サイトトップからどうぞ〜。

◎本日の読書
 『とるにたらないものもの』江國香織

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2006年5月28日 (日)

『柔道龍虎房』+トークショー

Judo♪ やれば出来るさ 出来なけりゃ
  男はもう一度 やり直す
  口惜しかったら 泣け……泣け……

1970年のNTV放映版『姿三四郎』の主題歌で始まるジョニー・トゥ監督『柔道龍虎房』は、何度観てもやっぱヘン! 柔道映画かと思えば青春映画だったり、黒澤明監督『姿三四郎』へのオマージュかと思えば古き良き香港へのノスタルジーだったり。そのうえ、ルイス・クーとアーロン・クォックのふたりがニッコニコしながら柔道の技を掛け合ったり、誰彼の区別無く「オレ三四郎、キミ檜垣」と声をかけるカルバン・チョイが出てきたり、正直、訳わかりません(笑)。でも、好きなんだよね。
ちなみに、TOKYO FILMeX 2004 特別招待上映の時の感想とティーチ・インの詳細がこちらにあります〜。

初回上映後、水田菜穂さんのトークショー。次の上映が始まるまでなので、たったの20分。短い……。内容は、ジョニー・トゥ監督の人となりについて。

その20年のキャリアにおいて、監督した作品が41本ぐらい、製作した作品が15本ぐらい。自分の製作会社Milkywayの設立をきっかけに大きく変わり、作りたい映画と売れる映画をバランスよく撮るようになった(それまでは、“売れる作家”という位置づけだった)。
本作はどう考えても“作りたい映画”。ルイス・クーやアーロン・クォックといった人気スターが出ていても、当たらないのは折り込み済み。

『イエスタデイ・ワンスモア』(これはもちろん、売れる方)と『柔道龍虎房』のDVDに収録するインタビューを翻訳したが、『イエスタデイ』のインタビューでは深いことはほとんど話さず、役者も手放しで誉めるだけ。『柔道』のインタビューでは、とにかく語る語る(なんと40分!)。
また、『イエスタデイ』では早々に脚本を渡し、役作りを俳優に任せたが、『柔道』では撮影当日に脚本を渡し、役作りは一切させなかった。それは、独自の解釈で演技をさせたら収拾がつかず、全体のバランスが取れなくなるから。

動かさなくてもいいものは動かさない。見えなくていいものは照明を当てない。
TOKYO FILMeXのティーチ・インで夜間撮影のことを訊かれ、昼はどうしても調整が必要になり、お金も時間もかかるが、夜は放っておいても雰囲気が出るからと答えていた(もちろん、それだけの理由じゃないと思う)。

俳優については徹底した演技指導をする(演技指導に自信があるらしい)。時間があろうがなかろうが関係ない。俳優の色が抜けるまでテイクを重ねる。
ルイス・クーを気に入って、『黒社会』『黒社会2』にも起用。自分の色に染まりやすかった俳優を引き上げるのが好きそう。チェリー・インも自分が演出したから素晴らしいと言っている。

そんなジョニー・トゥも、ぢつは、恐妻家。奥さん同席のインタビューだと「借りてきたジョニー・トゥ状態」。
そうした彼自身の混乱が映画にも現れている。必ず混乱したシーン、説明のつかないシーンがある。今回で言えば、4つのテーブルで同時に会話が進行するシーンがそれ。

だいたいこんな感じかしらん?

◎本日の読書
 なし

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2006年5月27日 (土)

とうとう終わってしまった

今日はシアターコクーン『オレステス』のチケット発売日だったけど、一般発売前に何とかgetできたので、心置きなくジョニー・トゥ監督『柔道龍虎房』水田菜穂さん(香港カルチャーライター)のトークショーに行く。
映画もトークショーも面白かったけど、気持ちはどうしても「あぁ、今日は武田トートの千穐楽ね……とうとう終わっちゃうのね……」というところへ向かってしまうわけで。はぁ、5月はほんっとに慌ただしかったわ。

昔はひとつの公演で初日、中日、楽日に行くのは当然だと思っていたし、海老蔵にハマった頃(新之助時代)も1ヶ月に4〜5回は歌舞伎座に通っていた。ンが、最近は一期一会を大事にするようになったというか、1回の観劇で自分がどれだけのものを受け取ることができるかを楽しむようになったので(ま、バレエはキャスト違いで複数回通うこともあるけど)、2回観るのも久しぶりなら、夜な夜なチケット譲渡版に張り付くのも久しぶり。こんな情熱がまだ自分に残っていたのかと驚きつつ過ごした寝不足の日々も、今となってはいい思い出(笑)。

ってことで、千穐楽の挨拶については、公式niftyのシアターフォーラムはるパパ(治田敦さん)ブログを楽しみに待つとしましょう。来年1月のミュージカル『スウィーニー・トッド』に出演も決まったみたいだし、とりあえず、ヴォイストレーニングとバレエのレッスンはしっかりやってね。>真治
そして、いつの日かまた武田トートに再会できますように……。

◎本日の読書
 なし

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2006年5月26日 (金)

いよいよ最終調整

W杯 サッカー日本代表は、今日、ドイツに向けて出発したそうな。キャンプ地はボンですか。早速、明日から練習開始。5/30(火)にはドイツ(at レーバークーゼン)と、6/4(日)にはマルタ(at デュッセルドルフ)と親善試合を行い、6/12(月)には1次リーグ初戦(対オーストラリア at カイザースラウテルン)なのね〜。

先に『白夜の女騎士』の感想up。サイトトップからどうぞ〜。

◎本日の読書
 なし

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2006年5月25日 (木)

今日もやられてしまいました

武田トートを観てきたぞ。オペラグラスなどいらない席。うはは。相変わらず、ピッチは不安定だし、高音は当たらないし、「フォー!」なポーズもそのままなんだけど(笑)、でもでも、やっぱすんごい魅力的だよ〜。
吐息を含んだ甘い歌声。酷薄そうな微笑み。狂ったような哄笑。伸ばした手が空を掴む度に見せる餓えた表情。一瞬たりとも目が離せない。ますますやられてしまいました。あー、後1回で終わりだなんて、勿体ない。

是が非でも武田トートの続投、頼みます。>東宝

休憩時間、私の前を劇団☆新感線のいのうえひでのりが歩いていた。

『エリザベート』のカーテンコール(ちなみに、ミュージカルのカーテンコールって、客席にお尻を向けても許されるものなの? 今日は、真治以外にもやっている人がいた)がサクッと終わってくれたので、歌舞伎座の開演にギリギリ間に合う。
海老蔵の藤娘がメチャメチャよくなっていてビックリ。首から背中にかけてのごつさが取れたし、バタバタしていた部分もかなり改善されていた。う〜む、若い役者は日々進歩していくのぉ。

◎本日の読書
 『アクアポリス』津原泰水

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2006年5月24日 (水)

改めて『白夜の女騎士』

開演前の客席を、衣装のまま往来する役者たち。中央通路では、蜷川幸雄と鈴木杏が、マメ山田の乗る脚立を一緒に支えている。舞台奥にある搬入口は大きく開け放たれ、これから始まる物語世界と21世紀の渋谷が地続きであることを示している。はいはい、またですか(笑)。
左右に電光掲示板。所狭しと舞台に並ぶ大道具。やがて、ひとつずつ道具が片付けられると、何もない空間に走り込んでくるコビト族。

市場では、神々と巨人族とコビト族が、世界を支配するために【ヒト】を奪い合っている。そこに現れたのが、神に追放された3人の女騎士「ワル!」「キュー」「レ?」。卵が割れ、中から飛び出した【ヒト】を、彼女たちは拾って育てることにする。
一方、不振に悩む棒高跳びの選手【サスケ】は、引っ越し先の部屋で、前の住人【おまけ】と出会う。しかも、彼女の兄はサスケのアマチュア無線仲間【その後の信長】だった。そして、【サスケ】と【その後の信長】は、“まさかの友”の誓いを結び富士山登頂を目指す……。

登場人物たちは、神話の世界と現実の世界を自在に行き来する。シーンからシーンへと大胆に飛躍し、激しい振幅を繰り返しながら、最後の最後に浮かび上がってくるのは、70年代における若者たちの闘争と挫折の物語。
政治闘争をキーワードに本作を読み解き、初演では次々と繰り出される無数の言葉と絶え間なく動き続ける肉体の影に隠されていた核=テロリズムを、これでもかと前面に押し出す蜷川。
電光掲示板を使った言葉の説明。切り穴から出てくるヘルメット姿の革命家たち。高らかに響くワルシャワ労働歌(たぶん)。そして、フライング。

確かに、丁寧な演出だと思う。ンが、セリフが少々聞き取れなくても、全体像が掴み切れなくても、氾濫する言葉の中から観客自身が取捨選択し、点を線に繋げ、ある瞬間に腑に落ちる……それこそが野田作品の魅力だと思っている私には、蜷川の演出はあまりにも押し付けがましく感じられてしまった。
う〜む、『石舞台星七変化』3部作(『白夜の女騎士』『彗星の使者』『宇宙蒸発』)連続上演という噂もあるが、全部を蜷川でやるとなると、ワタクシ的にはちょっと微妙(ま、そういうのは少数派かもね)。

公演プログラムにトヨザキ社長の寄稿あり。最近、社長の劇評を見かけないけど、どこかで書いてないのかしらん?

さて、明日は日生劇場『エリザベート』マチネと歌舞伎座・夜の部だわ〜。日比谷から東銀座への移動がイマイチ不安。たぶん、歌舞伎座の開演には間に合わないと思われ。

◎本日の読書
 『アクアポリス』津原泰水

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2006年5月23日 (火)

シアターコクーン・オンレパートリー2006『白夜の女騎士(ワルキューレ)』

2006年5月23日(火) Bunkamura シアターコクーン

[作]野田秀樹 [演出]蜷川幸雄 [音楽]朝比奈尚行
[美術]中越司 [照明]原田保 [衣裳]小峰リリー

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わかっちゃいるけど……

シアターコクーン『白夜の女騎士』を観る。
長年にわたって野田秀樹の作・演出作品を観続けて、彼のスタイルが骨の髄まで染み付いている。蜷川幸雄の演出はまったくの別物だとわかっていても、容易には受け入れ難い。我ながら、頑なだと思う。

◎本日の読書
 『アクアポリス』津原泰水

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2006年5月22日 (月)

鉄は熱いうちに打て

まずはバレエの感想up。サイトトップからどうぞ〜。
残っている感想もちゃっちゃとまとめていかないと、片端から忘れそう。鉄は熱いうちに打て。あくまでも個人的な記録なんだから、時機を逃さず、覚えているうちに書いておくのがいいンだよな、ホントは。
そうそう、数日前にこっそりミステリの感想もupしております(何故、こっそり?)。

◎本日の読書
 『アクアポリス』津原泰水

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2006年5月20日 (土)

スカパー! がやらなきゃ

誰がやる? ってことで、2006 FIFAワールドカップ ドイツ大会開幕を目前に控え、スカパー! も24時間体制の専門チャンネルで盛り上げていますね〜。
番組はいろいろあるけど、やっぱ『週刊 世界の新聞から』が面白い。2002年のW杯で『W杯ジャーナル』の司会をしていたえのきどいちろうが復活。ユニークな視点とゆるゆるな進行ぶりが堪らなくいいっ! 全5回ってことは、W杯開幕までなのか。がっかり。始まったら始まったで、何か担当して欲しいなぁ。

一路&内野の結婚発表の流れでカーテンコールの写真、見っけ。
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060520-34382.html
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/05/20/01.html
初日に観た時も思ったけど、すんごくいいカンパニーみたいね。

◎本日の読書
 なし

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2006年5月19日 (金)

新国立劇場バレエ団『こうもり』

2006年5月19日(金) 新国立劇場 オペラ劇場

[振付]ローラン・プティ [音楽]ヨハン・シュトラウスII世
[編曲]ダグラス・ガムレイ [舞台美術]ジャン=ミッシェル・ウィルモット
[衣裳]ルイザ・スピナテッリ
[照明]マリオン・ユーレェット、パトリス・ルシュヴァリエ
[指揮]デヴィット・ガルフォース [管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団

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ショーーーーーック!

グレゴリー・バリノフが……グレゴリー・バリノフが……怪我で降板(泣)。ギャルソン、楽しみにしていたのに〜。キャスト表には名前があるから、直前だったのね、きっと。どうぞお大事に。
ちなみに、ギャルソンはマイレン・トレウバエフと奥田慎也と江本拓っす。

アレッサンドラ・フェリはちょっと老けたような。なんつーか、踊りも身体も輪郭が滲んでいる気がする。感情表現は相変わらず豊かなんだけどね。
ロバート・テューズリーは、とりあえず、何でも無難にこなすのぉ。鼻下髭もお似合いだわ。
小嶋直也は“忠犬ハチ公”になっていないだけで、ワタクシ的にはOK。細かいステップも跳躍もと〜っても華麗だったし。しっかし、あのチャップリン仕様のメイクはどうにかならないのかしらん? 白塗り笑顔の下に男の悲哀が隠されているのかも知れないけど、あれはルイジ・ボニーノがやるからいいンであって、他のダンサーだと苦しいのよね。

最後のワルツがバタバタ。それまでそこそこ楽しく観ていただけに、残念。
テノールは樋口達哉。どこで歌っていたのかしらん? 舞台袖?

niftyのシアターフォーラムに『エリザベート』から大物カップルの記事。内野聖陽と一路真輝はこの夏に結婚ですか。おめでとうございます(ふたりとも公演中なわけで、この時期の発表は不本意なのかも)。

◎本日の読書
 なし

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2006年5月18日 (木)

『こうもり』のキャスト変更

明日はバレエなので、久しぶりに新国立劇場のサイトを覗いたら……あらら、ウルリック役のキャストは変更ですか。
ルイジ・ボニーノ氏が「来日後のリハーサルの中の怪我のため」公演前半を降板。代役は小嶋直也氏。ただし、「ルイジ・ボニーノは怪我の回復に努めておりますため、後半26、27、28日の出演者については、追ってお知らせいたします」だそうな。ってことは、それほど大きな怪我ではないンでしょうね。どうぞお大事に。
ついでに、チャコット web magazine DANCE CUBEのTopicsにも『こうもり』の記事がありました〜。あはは。小“島”直也とか、ゲンナーディ・イ“ンリ”ンとか、微妙に間違っているぞ。

UEFAチャンピオンズリーグ 05/06 決勝戦、バルセロナ vs アーセナルの結果は、こんな感じ。

  バルセロナ 2-1 アーセナル
  76' エトー       37' キャンベル
  81' ベレッチ

アーセナルの10試合連続無失点記録の立役者、GKレーマンが18分で退場。あーあ、やっちゃったよ。せっかくの決勝戦なんだから、最後まで11人同士で戦って欲しかったな。
ま、何はともあれ、バルセロナの優勝、おめでとうー!!!

niftyのシアターフォーラムに日生劇場ヴァージョン『エリザベート』公演中の記事。この山口トートは意外に渋いかも。

◎本日の読書
 『龍時 03−04』野沢尚

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2006年5月17日 (水)

新感線☆RS『メタルマクベス』

2006年5月17日(水) 青山劇場

[原作]ウィリアム・シェイクスピア(松岡和子翻訳版『マクベス』より)
[脚色]宮藤官九郎 [演出]いのうえひでのり
[美術]堀尾幸男 [照明]原田保 [音楽]岡崎司

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クドカンの『マクベス』

いつも覗いている譲渡掲示板で武田トートのチケットようやくget! それがなんと、他のチケットとの抱き合わせ。その手があったか。ンで、早々におまけの舞台(ってゆうか、譲って下さった方にしてみれば、そちらがメイン)を観てきました。えっと、新感線☆RS『メタルマクベス』でございます。

クドカンこと宮藤官九郎がシェイクスピアをどう翻案するか興味はあったンだけど、「こちとらジャズの人間さね、大音響の立てノリは苦手でぃ!」ってことで、こんなことでもなければ、絶対、観なかったよな。でもでも、すんごい面白かったー! お譲りいただき、ほんっとにありがとうございました。

西暦2206年のESP王国が誇る無敵の将軍ランダムスター(内野聖陽)と愛妻(松たか子)の物語が、80年代に活躍した伝説のヘヴィ・メタルバンド“メタルマクベス”のヴォーカル、マクベス内野(内野の二役)とマネージャーのローズ(松の二役)の物語と交錯する。クドカン作詞の妙な歌&くっだらないギャグの連続なのに、終わってみれば、ちゃんとシェイクスピアの『マクベス』を観た気分になっている。はぁ、やっぱ宮藤官九郎って凄いわ。ついでに言えば、シェイクスピアも懐深いわ。

ま、客演が多くて劇団の出番が少ないとか、歌やセリフの説得力がイマイチとか、言いたいこともあるンだけど、まだ始まったばかりだし。
ワタクシ的には、橋本じゅんの「俺も『エリザベート』出たい」ってセリフに受けてしまったよ。だって、そもそも『エリザベート』がなかったら、このセリフに大笑いすることもなかったわけで。世の中って、不思議。
そうそう、森山未來はいいね〜。身体が動くから、ダンスもアクションも抜群に巧い。とりあえず、買いだわ。

LPレコード仕様のプログラムが3000円也。写真満載テキスト一杯の贅沢さ。
そして、来年1月は新橋演舞場で「新感“染”待望のオリジナル新作!!」だそうな。タイトルは『朧の森に棲む鬼』。市川染五郎、阿部サダヲ、秋山菜津子、真木よう子、高田聖子、粟根まこと、小須田康人、田山涼成、古田新太が出演。松竹の製作だから、歌舞伎会で取れるかな……って、思いっきり観る気になっている?>ぢぶん

◎本日の読書
 『龍時 03−04』野沢尚

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2006年5月15日 (月)

W杯 日本代表メンバー発表!

すでに皆さんご存知だとは思いますが、一応。

GK
土肥洋一(FC東京)
川口能活(ジュビロ磐田)
楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)

DF
田中誠(ジュビロ磐田)
宮本恒靖(ガンバ大阪)
三都主アレサンドロ(浦和レッズ)
中澤佑二(横浜F・マリノス)
中田浩二(FCバーゼル)
坪井慶介(浦和レッズ)
加地亮(ガンバ大阪)
駒野友一(サンフレッチェ広島)

MF
福西崇史(ジュビロ磐田)
中田英寿(ボルトン)
中村俊輔(セルティック)
小笠原満男(鹿島アントラーズ)
稲本潤一(ウェスト・ブロムウィッチ)
小野伸二(浦和レッズ)
遠藤保仁(ガンバ大阪)

FW
柳沢敦(鹿島アントラーズ)
高原直泰(ハンブルガーSV→フランクフルトへ移籍予定)
玉田圭司(名古屋グランパスエイト)
大黒将志(グルノーブル)
巻誠一郎(ジェフユナイテッド千葉)

そうですか、久保竜彦と松井大輔を外しましたか。ま、賽は投げられたわけで、あとは勝利を祈るのみ。とは言え、平山相太のような次回に繋がる選手をひとりぐらい入れて欲しかったな……。
そして、スペイン代表はフェルナンド・モリエンテスが落選。がーん。ラウールとの2トップが観られないのかよ(泣)。

◎本日の読書
 『龍時 03−04』野沢尚

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2006年5月14日 (日)

團菊祭五月大歌舞伎 夜の部

2006年5月14日(日)&25日(木) 歌舞伎座

昼の部を観た後、二幕目まで幕見。久しぶりの4階席。あの急な階段をダッシュで上がれなくなったらお終いだよな。ンで、改めて千穐楽。日生劇場→歌舞伎座と劇場の梯子で、開演に間に合わないンじゃないかとドキドキだったが、何とか滑り込む。ふぅ。

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團菊祭五月大歌舞伎 昼の部

2006年5月14日(日) 歌舞伎座

病気休演していた團十郎が舞台復帰し、三年ぶりの團菊祭。気がつけば、今年初めての歌舞伎座。いろいろな劇場に行くが、やはりここが一番好き。あの朱色の空間に足を踏み入れただけで、意味もなくワクワクしてしまう。

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三年ぶりの團菊祭

本日は團菊祭五月大歌舞伎の昼の部を観る。
今年初めての歌舞伎座。いろんな劇場に行くけど、やっぱここが一番好き。あの朱色の空間に足を踏み入れただけで、意味もなくワクワクしてしまう。

まずは、大佛次郎の『江戸の夕映』。團十郎が演出を担当。
激動する幕末を舞台に、時代の流れに戸惑いながらも、懸命に生きようとする若者たちの姿を描いた新歌舞伎。久々に松緑、海老蔵、菊之助が顔を揃える。團蔵、萬次郎、亀蔵、菊十郎、権一といった脇役たちがいい味を出していて、なかなかよくまとまっている。
続く『雷船頭』は、松緑の船頭がすっきりとして気持ちいい。
病気で休演していた團十郎が『外郎売』で復帰。浅葱幕が切って落とされると、舞台には菊五郎、三津五郎、時蔵、團蔵、権十郎、萬次郎、市蔵……と、ずらずらっと並んでいる。劇場全体で團十郎の復帰を寿ぐ。
声には張りがあるものの、上半身がめっきり薄くなってしまった團十郎。どうか無事に千穐楽を迎えられますように。
昼の部最後は『権三と助十』。菊五郎劇団らしい他愛もない喜劇。何気に馴染んでいる時蔵が新鮮。

ついでに、夜の部の《吃又》と『保名』『藤娘』を幕見。あの急な階段を4階まで上がれなくなったらお終いだよな。
三津五郎と時蔵の《吃又》。身体が動く役者だと受ける印象もずいぶん違うという、実に当たり前のことを再確認する。
菊之助の『保名』、恋いに狂う若者には到底見えない。最後に小袖を羽織った姿にはうっとりしたけどね。
キミは一体どこへ向かっているのだ?>海老蔵

もう舞台写真が出ていた。海老蔵は『江戸の夕映』が2枚(かなり微妙)、『藤娘』が3枚だったかな。

昨日のThe FA CUP 決勝戦は3-3のまま延長戦でも決着がつかず(足がつってピッチに倒れ込む選手続出)、PK戦に突入。結局、3-1でPK戦を制したリバプールが優勝!

◎本日の読書
 『龍時 03−04』野沢尚

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2006年5月13日 (土)

1秒を争う奪い合い

バレエの感想&ミュージカルの追記up。サイトトップからどうぞ〜。
結局、今回のボリショイ・バレエ団は『ラ・バヤデール』1公演しか観なかった。ホントは『ファラオの娘』も当日券で観に行こうと思っていたンだけど、図らずも武田トートにハマってしまい、それどころではなくなってしまったのだ。あはは。

最近、ちょっと日記をさぼり気味なのも、夜な夜な譲渡掲示板をウロウロしているからで。しっかし、ホント出ないわ。出たと思っても秒殺。あっという間になくなっちゃう。マヂで泣きそう。

おぅおぅおぅ、The FA CUP 決勝戦、リバプール vs ウェストハムはすんごいことになっているぞ。

◎本日の読書
 『龍時 03−04』野沢尚

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2006年5月10日 (水)

男前三昧

ベニー・チャン監督『ディバージェンス −運命の交差点−』を観る。
昨年の東京国際映画祭に続いて2回目。上映館のシネマート六本木は、今春オープンしたばかりの「アジアに特化したコンセプトシアター」なんだけど、すんごい場所にあります。渋谷のユーロスペースといい、ここといい、メチャメチャ行き難いのよね。

*あらすじなどは初見の感想をご覧下さいませ。

Divergence雨で始まり、雨で終わる。そのせいか、独特の湿気が映画全体を支配している。
2回目ということもあって、男3人のドラマがかなりクリアに見えてきた。ンが、やっぱ彦祖とニン・チンのパートは中途半端のような。詰め込めるだけ詰め込むンじゃなくて、削ぎ落とすことも考えてね。>ベニー・チャン監督

三者三様の壊れゆく男。壊れた男好きの私には堪らない一本。ただ、欲を言えば、肝心のアーロンの壊れ方が物足りない。ってゆうか、最後は救われちゃって、やたら爽やかじゃないですか。もっともっと壊れてしまえー! いや、ま、そもそも見た目が健康的過ぎるわけで。

それはともかく、アーロンは大熱演ですね(本作で、第42回 台湾金馬奬・最優秀主演男優賞をget)。回想シーンの微妙さには、思わず笑ってしまったけど。怜悧な弁護士を演じたイーキンも、これまでのイメージを覆してお見事。
でもでも、ワタクシ的には、不可解でアンニュイな殺し屋を演じた彦祖が一番。しなやかな肢体、酷薄そうな美貌。好き。

わーい、『恋するブラジャー大作戦(仮)』の公式サイトがようやくオープンしたぞ。写真満載で楽しい〜。

◎本日の読書
 『ダーク』桐野夏生

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2006年5月 9日 (火)

『柔道龍虎房』特典DVD

ジョニー・トゥ監督『柔道龍虎房』の特典DVDが気になる、というコメントをいただいたので、簡単に内容を紹介します〜。

撮影風景、リハーサル風景、柔道の稽古風景の映像に、ルイス・クーとアーロン・クォックのインタビュー。

まずは、それぞれの役柄の説明。

ルイス・クー[シト・ポウ]
 
昔は柔道を熱愛していて、その世界では名手だった男
アーロン・クォック[トニー]
 
常に挑戦的に対戦相手を求める柔道家

その後は、

最大の苦労は柔道の技の習得
監督の要求が厳しくて怪我ばかり
ひと言で例えるなら“困難”
柔道の素晴らしい所は精神集中や忍耐を学べること
柔道をやると闘志がわき、精神がふるい立ってくる
投げられても痛みを恐れず再び向かっていく姿勢は人生と同じ
リハーサルの繰り返しで何度も投げられた……

といったことを、ふたりで交互に語っております。

DVDの長さは全部で5分ぐらい。始まったと思ったら、あっという間に終わっちゃう。チェリー・イン、レオン・カーファイ、カルバン・チョイなんかもちらっと出てくるのが、ちょっと得した気分。それにしても、柔道の稽古は本当にたいへんそうだわ。

『エリザベート』の感想up。サイトトップからどうぞ〜。
ほとんど武田トート中心。でも、まだ書き忘れたこともあるので、たぶん、ってゆうか、絶対、追記します。

◎本日の読書
 『ダーク』桐野夏生

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2006年5月 8日 (月)

鬩ぎ合うふたり

と言っても、ソロルを巡ってジュテ合戦をするニキヤとガムザッティの話じゃありません。私の脳内の話です。

『ラ・バヤデール』第2幕、哀愁を帯びた《ニキヤの踊り》を踊るグラチョーワの姿をリプレイしていると、いつしか「♪ 最後のダンスは〜 俺のもの〜」とシャウトしながら武田トートが現れる……。ヤバい。完全に毒されている。

Shinjiえーい、こうなったらどっぷり浸かってしまおう! ってことで、公式にupされた初日レポート。集合写真だとシシィより小さい? あー、やっぱ鬘がなぁ……。どうして宣材用の黒髪ベースにしなかったのかしらん? ← が出てくると思って、すんごくワクワクしていたのに〜。
本番の鬘は真治にはヴォリュームあり過ぎてバランス悪いから、再演(正しくは、再々々演? ん? 再々々々演?)の折には、そこんとこ、よろしく……って、彼の再登板はあるのか?

相変わらず、暇を見つけては譲渡掲示板を覗いているンだけど、なかなか出ないわ。もともと出演日が少ないから(1ヶ月公演で13日しかない)仕方ないさね。

チケットの女神様
シアターコクーン『オレステス』のプレリザーブが外れてもいいですから『エリザベート』のチケットお願いします!

し、しまった。ホントにプレリザーブ外れちゃったよ(泣)。

◎本日の読書
 『ダーク』桐野夏生

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2006年5月 7日 (日)

ロシア国立ボリショイ・バレエ団 2006年日本公演『ラ・バヤデール』

2006年5月7日(日) 神奈川県民ホール

[台本]マリウス・プティパ、セルゲイ・フデコフに基づく、ユーリー・グリゴローヴィチ版
[振付]マリウス・プティパ [改訂振付]ユーリー・グリゴローヴィチ
[作曲]ルートヴィヒ・ミンクス
[指揮]パーヴェル・クリニチェフ [演奏]東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

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これがボリショイなのね〜

ボリショイ・バレエ団『ラ・バヤデール』を観る。
雨の中、神奈川県民ホールまで行った甲斐がありました。いやいやいやいや、すんばらしい舞台を見せていただきましたっ! あぁ、もう、今日はちょっと言葉になりませんわ……。

◎本日の読書
 『ダーク』桐野夏生

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2006年5月 6日 (土)

上の歯だけブラケットが取れる

今日の歯列矯正の調整で上下ともブラケットが取れる筈が、下の歯がまだ少しズレているということで、今回は上の歯だけ。薬品で接着剤を溶かすのかと思っていたら、大きな毛抜きみたいなもので挟んで取るという、何とも原始的な方法。セラミックは割れやすいのか、あちこち飛び散っているわ。
ンで、元に戻るのを防ぐため、しばらくリテーナー(保定装置)を嵌めるンだけど、これがブラケットより違和感ありあり。そのうえ、喋り難い。先生の話では1週間もあれば慣れるそうなので、しばらくの辛抱辛抱。

明日はいよいよボリショイ・バレエ団『ラ・バヤデール』っす(前から気になっていたンだけど、どうして『バヤデルカ』じゃないの?)。オフィシャルブログで終演後の写真を眺めながら、美しい舞姫ニキヤと勇敢な戦士ソロルの物語に思いを馳せてみたり。

ンが、もう少しハプスブルク家の物語にも浸っていたくて、桐野夏生『ダーク』の上巻が読み終わったところで、森雅裕『自由なれど孤独に』を再読。どうせなら英国ロイヤル・バレエ団『マイヤリング』か、いっそのことルキノ・ヴィスコンティ監督『ルートヴィヒ/神々の黄昏』でも観たいところだけど、あまりにも世界観が違い過ぎるからね。
森さんの小説は、1864年のオーストリア・ウィーンを舞台に、ヨハネス・ブラームス、リヒャルト・ワグナー、ロスチャイルド家に王妃エリザベートといった実在の人物が登場する音楽ミステリー。「かつて、ベートーヴェンさえもがウィーンという街の軽佻浮薄を嘆き」、あらゆる文化の中心がパリに移った後は、「流行を追う体質だけが残った」と描かれる当時のウィーンが、どこか先日の舞台と通じるンだな(一応、前にupした感想はこちらにあります)。

◎本日の読書
 『自由なれど孤独に』森雅裕

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2006年5月 5日 (金)

ちっちゃいけど帝王です

思いの外、武田トートにハマってしまったような。気がつけば、譲渡掲示板でせっせとチケットを探している私がいる(笑)。その合間に、niftyのシアターフォーラムで『エリザベート』稽古場顔寄せの記事を見つけたので、挨拶やインタビューの動画を観てみたり。

「4人目の少年ルドルフ……」とか、「ちっちゃいけど帝王です」とか、やっぱ背のことは気にしているのかしらん? 一路真輝、山口祐一郎、武田真治の3人が並ぶと一番低いものね。でも、彼がインタビューで語っていたトート像はちゃんと伝わってきたし、あの物語においては、あのアプローチもありだと思う。あとは、無駄な動きを削ぎ落として、ダンスのムーヴメントをもう少しそれらしく見せられるようになれば、かなりよくなる気がする。あー、千穐楽近くでもう1回観たいっ!

今までほとんど話題にしたことはなかったけど、真治のことは『NIGHT HEAD』の頃からファンではあったのよ。それなりに動向はチェックしていたし、『夜叉ヶ池』や『電車男』も興味あったし。ただ、この2作はどちらも演出家が映像畑の人(それぞれ三池崇史と堤幸彦)だったので、結局、観なかったけどね。
ま、今にして思えば、その選択は正解だったかも。なまじ他の記憶がない分、トートだけをしっかりと胸に刻みつけることができるというものですわ。

……と、武田トートに萌えつつ、そろそろ明後日の初ボリショイに気持ちを切り替えるとしますか。

◎本日の読書
 『ダーク』桐野夏生

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2006年5月 4日 (木)

GWは映画を観よう

“ゴールデンウィーク”はもともと映画業界から生まれた言葉だし……ってことで、仕事の前にパン・ブラザース監督『the EYE3』を観る。新宿武蔵野館でモーニングショー。朝の9時35分から。早っ!

Eye3香港からタイに遊びに来たタク(チェン・ボーリン)、メイ(ケイト・ヤン)、コーファイ(クリス・クー)、エイプリル(イザベラ・リョン)の4人は、タイに住む友人チョンカイが、とある古本屋で見つけたという『幽霊を見る10の方法』を試してみる。彼らはまず、「杯の霊(こっくりさん)で幽霊を呼び出し、交信」してみるが失敗。次に、「十字路で3人分の食事を用意し、茶碗を箸で叩く」方法を試すと、次から次へと幽霊が現れる。ンが、メイだけは何も見えず、どうしても幽霊を見たいという彼女のために、「真夜中に黒猫を抱き、かくれんぼする」方法を試す。すると、その最中にコーファイが行方不明になってしまい……。

『the EYE2』は怖いというより痛いマタニティー・ホラーだったけど、今度はコメディ・タッチの青春ホラー。怪しげな古本の中身を試す前半はコメディが基調、仲間が行方不明になる後半はホラーが基調という構成で、笑いと恐怖のバランスが絶妙。後味の苦さもいい。いやいや、パン・ブラザース監督は手堅いのぉ。
こうなると、3部作の中で一番の出来という1作目『the EYE』を見逃したのが、返す返すも残念だわ。

プログラムは2作合体で、ハードカバー装丁。真ん中で切れていて、上半分が『2』、下半分が『3』になっている。凝っている割には読み難いかも。

夜はライヴ。GWにお客さんが来てくれるのか心配だったけど、蓋を開けてみれば、ほぼ満席。家族連れが多かったのが意外。ライヴハウスで家族サービスとか?

◎本日の読書
 『ダーク』桐野夏生

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2006年5月 3日 (水)

東宝ミュージカル『エリザベート』

2006年5月3日(水)&25日(木) 日生劇場

[脚本・歌詞]ミヒャエル・クンツェ [音楽]シルヴェスター・リーヴァイ
[オリジナル・プロダクション]ウィーン劇場協会
[演出・訳詞]小池修一郎 [音楽監督]甲斐正人 [美術]堀尾幸男
[照明]勝柴次朗 [振付]島崎徹、麻咲梨乃 [衣裳]朝月真次郎

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あたしゃも少し背が欲し

と、武田真治が思ったかどうかは知らないけど、あまりに小さいから応援モードで観てしまいました。えっと、東宝ミュージカル『エリザベート』のことでございます。ちなみに、ホリプロのタレントファイルによると身長165cmだそうな。あー、あと10cm高ければ、ビジュアル的には完璧なトートなのに。う〜む、惜しい。

武田トートは、黄泉の帝王というよりセクスィな悪ガキ。死を司る者としてのオーラが足りなくてトートダンサーの中に入ると埋もれちゃうし、ぽっくりみたいな厚底ブーツを履かされている(それでようやくエリザベートの一路真輝より少しだけ高くなる)から階段の昇降はぎこちないし、ダンスのムーヴメントも他の出演者と全然違うし、ツッコミどころはたっくさんたっくさんあるのよ。でも、胸から上のビジュアルですべて許しちゃう(笑)。

プラチナをベースにトップからフロントにかけて黒と青と赤が混じった鬘(ワタクシ的には、チラシの黒髪ベースの方がよかったな)と妖艶メイク。おまけに、透け透けやら総レースやら、胸元露出が基本の衣裳で、まるで少女マンガから抜け出てきたような美しさ。共演の女優たちよりキレイかも(ついでに言えば、ウエストも細いかも)。
歌は初めから期待していなかったから、こんなものかしらん? さすがに1幕は緊張していたのか、総じてピッチが不安定だったけど、2幕はぐーっと落ち着いた。
あとは、衣裳替えの多さが楽しかったかな。カフェのシーンの山高帽に赤いコートとか、可愛かった〜。

他のキャストでは、村井国夫(エリザベートの父)の巧さが際立つ。精神病院で自分をエリザベートだと思い込んでいる患者を演じた河合篤子も歌が巧くて、出番は一瞬なのにメチャメチャ印象に残る。一路真輝は時々不安定になるンだけど、さすがに聴かせどころはしっかりわかっている。高嶋政宏(暗殺者ルキーニ)はやや演技過剰のような。

カーテンコールはオールスタンディング。「今日は千穐楽か?」っていうぐらいの盛り上がりで、あの場にいた全員が新トートを暖かく迎えていた感じ。一路真輝と武田真治の挨拶もあって、初日っていいな……と、改めて思う。
あ、お小言をひとつだけ。カーテンコールで前に出てレヴェランスをした後、また最初の位置に戻るンだけど、客席にお尻を向けて戻ってはいけません。それと、他人のドレスの裾を踏むのもマナー違反です。明日から気をつけましょう(ま、それはそれで初々しくて微笑ましかったけど)。
何はともあれ、武田トートが『エリザベート』ファンの皆様に末永く愛されますように……。

初日といえば、今日からボリショイ・バレエ団 2006年日本公演も始まったのよね〜。

◎本日の読書
 『ダーク』桐野夏生

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2006年5月 2日 (火)

1日遅れですが……

白血病治療のため昨年から休演していた團十郎が、歌舞伎座の團菊祭で舞台復帰したそうな。いや、めでたいっ! 今日はあちこちのワイドショーに出演していましたね〜。まだ本調子ではなさそうですけど、無事、千穐楽を迎えられることをお祈り申し上げます。

Tachiguiさて、押井守監督『立喰師列伝』を観る。
“スーパーライヴメーション(デジタル写真を使った3DCGアニメーション)”が描き出す、立喰師たちから見た戦後史。

くだらねえ……でも、面白い。

全編、押井守がみっちり詰まった、まさに、押井守の集大成。初心者には、絶対絶対、勧められません(笑)。

アニメの情報量は決定的に不足する。
実写の情報量は多いが、いらない情報が圧倒的に多い。
絵を描いて情報量を増やすのはもう限界。
写っているものから情報を引いて最小限のものを作り出す。

そうして到達したのが、“スーパーライヴメーション”だそうな。
いや、ま、映像の情報は最小限かも知れないけど、言葉の情報量は膨大っす。最初から最後まで喋りまくりの山寺宏一。9役ですよ、9役。素晴らしいっ!
そして、「日本のポップカルチャーを牽引するクリエイター陣」が集まった、地味なようで、その実、メチャメチャ豪華なキャストも素敵。

ようやく歌舞伎の感想up。サイトトップからどうぞ〜。

◎本日の読書
 『鬼哭の剣』北方謙三

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2006年5月 1日 (月)

GWって何さ?

リンク: NBS 日本舞台芸術振興会.

ボリショイ・バレエ団日本公演に出演を予定しておりましたガリーナ・ステパネンコは、怪我のため来日することができなくなりました。

あらら、今度はガリーナ・ステパネンコが怪我ですか。先日のパリ・オペラ座バレエ団 2006年日本公演も、結構、キャスト変更があったとは言え、ボリショイはその比じゃないよな。最初がどういうキャストだったのか、もう覚えていないほど。ま、観に行ける日が限られていたから、格別、キャストにこだわってはいないけど、ニキヤのナデジダ・グラチョーワとの対決は観たかった……。

とりあえず、オフィシャルブログによると日本公演メンバーは無事日本に到着したそうな。う〜む、ニコライ・ツィスカリーゼが怪し過ぎる(笑)。

◎本日の読書
 『鬼哭の剣』北方謙三

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