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2006年9月30日 (土)

そう言えば、今日は彦祖の誕生日

本日は第19回東京国際映画祭の前売券一般発売日。絶対観たい作品はプレリザーブですべて取れたので、それ以外をまったりとPCで購入。ンが、最終日の『シルク』が予想以上の早さで完売。やっぱ店頭に並べばよかったね。>Yちゃん
ってことで、今年の予定はこんな感じ。

【オープニング・ナイト】

  • 王の男

【コンペティション】

  • ドッグ・バイト・ドッグ(原題)

【アジアの風】

  • I'll Call You(原題)
  • おばさんのポストモダン生活
  • イザベラ
  • 四大天王
  • 父子

ホントはもっと観たいけど、仕事もあるし、これが限度。もちろん、『四大天王』は2回とも買いました(笑)。今のところ、彦祖のティーチインはシアターコクーン1回だけ。TOHOシネマズ 六本木ヒルズでもやってくれることを期待しているよん。

そうそう、シネマヴェーラ渋谷で映画祭協賛企画として《鈴木清順 48本勝負》を上映するンだった。こちらの日程は10/21(土)〜11/17(金)。さらに、11/17(金)〜11/26(日)は第7回東京フィルメックスだし。いつものことながら、秋は忙しいわ〜。

◎本日の読書
 『杖下に死す』北方謙三

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2006年9月29日 (金)

プレリザーブ結果発表

ブッキングを手伝ったライヴハウスに顔を出し、シネマヴェーラ渋谷で《妄執、異形の人々 −Mondo Cinemaverique−》の最終上映『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』を観て帰宅。着替えもそこそこに急いでメールのチェック。

よかった〜。プレリザーブに申し込んだチケットは全部取れている。しかも、発売日直前の駆け込みゲスト情報によると、

ダニエル・ウーが来る!

うほっ、楽しみだ。あとは申し込みから漏れた作品をどうするかだな。早起きして店頭に並ぶか、PCにするか。う〜む。

◎本日の読書
 『杖下に死す』北方謙三

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2006年9月28日 (木)

お調子者なんだから

第2節2日目。ガラタサライの稲本潤一は体調不良のため欠場。ホームでの試合を期待しましょう。

       ブレーメン 1-1 バルセロナ
        レフスキ 1-3 チェルシー
        インテル 0-2 バイエルン・ミュンヘン
  スパルタク・モスクワ 1-1 スポルティング
       リバプール 3-2 ガラタサライ
        ボルドー 0-1 PSV
       バレンシア 2-1 ローマ
      シャフタール 2-2 オリンピアコス

3点取っても、まだ点を取りにいこうとするリバプール。ったく、お調子者なんだから〜。結局、2点も取られちゃったじゃない。少しはチェルシーを見習って欲しいわ……と思っていたら、チェルシーも終了間際に1点取られていました。あはは。

きゃー!!! 第7回東京フィルメックスでジョニー・トゥ監督『エレクション/黒社會』1&2の一挙上映決定! 堪りませんがな。

◎本日の読書
 『でかした、ジーヴス!』P・G・ウッドハウス

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2006年9月27日 (水)

やっぱラウールなのよ〜

CLグループリーグ第2節。リアルタイムで観ようと思っていたのに、いつの間にか寝てしまったよ。結局、朝6:15からの再放送でレアル・マドリーの試合だけチェック。
ってことで、今朝の結果はこんな感じ。

  レアル・マドリー 5-1 ディナモ・キエフ
     ステアウア 0-3 リヨン
     ベンフィカ 0-1 マンチェスターU
    セルティック 1-0 コペンハーゲン
     アーセナル 2-0 ポルト
  CSKAモスクワ 1-0 ハンブルガーSV
       リール 0-0 ミラン
    AEKアテネ 1-1 アンデルレヒト

序盤は落ち着きなかったレアル・マドリーだけど、終わってみれば5-1の圧勝。余裕ぶっこいてロナウドまで出しているし。
しっかし、ラウールのゴールは久々だね〜。しかも2点。いや、めでたい。

◎本日の読書
 『でかした、ジーヴス!』P・G・ウッドハウス

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2006年9月26日 (火)

秀山祭九月大歌舞伎 初代中村吉右衛門生誕百二十年 夜の部

2006年9月26日(火) 歌舞伎座

家の歴史がそのまま歌舞伎の歴史でもあるわけで、親子共演、兄弟共演は歌舞伎ファンの大きな楽しみ。今後も、年に一度ぐらいは高麗屋と播磨屋の共演を観たいものである。

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本日は歌舞伎座千穐楽

秀山祭 九月大歌舞伎の夜の部を観る。終演後に劇場を出たら、外は暴風雨。和服の人はたいへんそう。

まずは『菊畑』。智恵内/鬼三太に幸四郎、虎蔵に染五郎、皆鶴姫に芝雀、鬼一法眼に左團次。だから、幸四郎に義太夫狂言やらせるなよ。激しくノレていないじゃん。染五郎も見た目はいいのに、声が酷いし(変声期ですか?)。あまりの薄味に、途中、意識が飛ぶことも。すみません。

気を取り直して『籠釣瓶』。次郎左衛門に吉右衛門、八ツ橋に福助、栄之丞に梅玉、立花屋女房に東蔵、九重に芝雀、さらに、幸四郎が立花屋長兵衛で付き合う。もともと好きな演目だし、福助が児太郎時代に八ツ橋を初役で勤めた時も観ているので、結構、入り込んで観ちゃいました。
時折、やり過ぎ感も漂う吉右衛門。特に、序幕の見染めはやり過ぎでしょう(客席でもクスクス笑いが……)。ま、でも、さすがに当たり役。次郎左衛門をただ単に「謹厳実直な男」「見た目は悪いが、人柄も良く、金払いも良い男」にはしていない。そもそもそういう男なら、四ヶ月も経ってから相手を殺しに行ったりしないわけで。
福助も、歌右衛門の直伝だけあって、いつになくいいわ〜。花魁道中はやや陰気だけど(あそこはもっとパーッとやった方が、その後の悲劇が際立つんじゃ?)、愛想づかしの吉右衛門とのやり取りには引き込まれたし、続く「わちきはつくづくいやになりんした」にも哀れさが滲み出ている。やればできるじゃん。
芝雀が色気と情のある九重を好演。

最後の『鬼揃紅葉狩』は華やかな歌舞伎舞踊。侍女も鬼女になりまする。更科の前/戸隠山の鬼女に染五郎、平維茂に信二郎。さらに、種太郎、廣太郎、廣松、隼人、玉太郎など、子供がたくさん登場。だからってわけじゃないけど、ちょっとうるさい。鉦がじゃんじゃん鳴って、ここは競輪場ですか?(笑)

ミステリの感想up。サイトトップからどうぞ〜。

◎本日の読書
 『でかした、ジーヴス!』P・G・ウッドハウス

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2006年9月24日 (日)

『オレステス』は過酷な舞台

一昨日に観た蜷川幸雄演出『オレステス』の感想メモ。
役者にとっても観客にとっても過酷な舞台。傾斜のキツい舞台に大量の雨が降り注ぐ。激しい雨音が響く中、役者は昂然と顔を上げ、台詞を観客に届けようとする。観客も聞き漏らさないようにと集中する。真剣勝負の2時間20分だ。

高く聳える石の壁が舞台をぐるりと取り囲む。中央の扉には大きな×印。忌むべき家の印か(クルド人を示す×印やユダヤ人を示すダヴィデの星を思い出す)。やがて、耳を聾せんばかりのパーカッションを合図に芝居が始まる。
プロロゴスはエレクトラ。父アガメムノンを殺された仕返しに、実の母親クリュタイムネストラとアイギストスを殺したオレステスは、復讐の女神に追い立てられ、心身共に激しく衰弱している。折しもアルゴス人たちは、この神をも恐れぬ犯罪人を民衆裁判にかけようとしており、唯一の望みはトロイア戦争から凱旋してきた叔父のメネラオスだけだった……。

オレステスの藤原竜也は、今回、蜷川から新たな台詞術を指導されたそうな。いや〜、よく頑張っていたわ。太く朗々と響く声は今までの絶叫芝居にはなかった表現。私が常々「他の演出家と組め」と言っているのも、結局は新しい表現方法を身につけて欲しいからなわけで、御大自らやってくれるンなら、それはそれでよしとしましょう。
そうそう、身体はもうちょっと絞り込んでおいて欲しかったな。意外とぷよぷよしているのよね。がっかり。

同じ蜷川演出の『エレクトラ』を観た時、エレクトラに扮した大竹しのぶの完璧なテクニックに感嘆したものだけど(感想はこちら)、ただひとつ残念だったのが、若者の物語に見えなかったこと。その点、中嶋朋子には大竹ほどのテクニックはないものの、若者の物語としてちゃんと成立していた。藤原とのバランスもよかったし。

ピュラデスの北村有起哉は脱力系の芸風というか、誰もがパワー全開で役を演じている中、ひとり、飄々としている。それが効果的な時もあれば、違和を生み出してしまう時もあり、「3人揃って生きるか死ぬか、運命の共同体だ」と語る姉弟とのバランスを微妙に崩していたような。あの芸風そのものは嫌いじゃないンだけどね〜。

メネラオスの吉田鋼太郎とテュンダレオスの瑳川哲朗はさすがに手堅い。吉田が身につけていた豪勢な鎧や重そうなマント(素材は何だろう?)が世の中の柵を象徴し、それに雁字搦めになって身動き取れなくなっていく様が巧く表現されていた。
ヘレネの香寿たつきは絶世の美女というより娼婦って感じ。狙いなのか?

終幕で“デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)”として登場するアポロンの寺泉憲。ただし、声のみ。本作が書かれた当時はクレーンなどの装置を好んで使用する傾向があったし(コンテスト形式で上演されていたので、観客の好みを考慮したと思われ)、『メディア』で龍車を登場させた蜷川なら、さぞ大掛かりな装置で攻めてくるだろう……という予想を見事に裏切ってくれました。

ンが、最後の最後でやっぱ“怒れる老人”登場。夥しいまでのビラを撒くわ撒くわ。しかも、ビラにはアメリカ、イスラエル、レバノンなどの国旗と国歌が印刷されている。

Handbill_a とか

Handbill_i とか

「神がなんぼのもんじゃい! 紀元前から人類はずっと殺し合ってきているじゃないか! この復讐の連鎖を止められるものなら止めてみやがれ!」って感じ?
怒りを持続するにはエネルギーがいるわけで、そういう意味では、70歳を超えた今でも怒ることができる蜷川って凄い。
ちなみに、ビラは使い回しのような。ロビーに回収箱があったし、濡れた紙が乾いた時にできる凸凹がついたビラも目についたし(って、別にどうでもいいンですけどね)。

本日発売のウーマンリブvol.10『ウーマンリブ先生』はあっという間に完売。マヂ、瞬殺だよぉ(泣)。

◎本日の読書
 『でかした、ジーヴス!』P・G・ウッドハウス

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2006年9月23日 (土)

映画祭とか歌舞伎とか先行予約とか

ようやく公式に詳細up……って、東京国際映画祭のことです。「ったく、相変わらず使い勝手が悪いよな。もっとファンのことを考えてくれよ」と、ブチブチ文句を言っていたら、amui的電影中心生活のamuiさんが一目でわかるスケジュール表をupして下さっていました。ありがたや〜。

数日前に成田屋から後援会会報が届いたけど、海老蔵は10月から来年2月まで舞台が続くのね。

10月 歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎
11月 新橋演舞場 花形歌舞伎
12月 歌舞伎座
 1月 大阪松竹座 初春大歌舞伎
 2月 博多座 花形歌舞伎

う〜む、2007年は初っ端から2ヶ月連続遠征か。厳しいな。

NODA・MAP『ロープ』の会員先行は2007年1月分を何とか1回get。できれば今年の12月分も観たいけど、一般発売はどうなることやら?

◎本日の読書
 『文学賞メッタ斬り! リターンズ』大森望/豊崎由美

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2006年9月22日 (金)

『オレステス』

2006年9月22日(金) Bunkamura シアターコクーン

[作]エウリピデス [翻訳]山形治江 [演出]蜷川幸雄
[美術]中越司 [照明]原田保 [衣裳]小峰リリー

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2006年9月20日 (水)

最近、映画ネタが多い

昨日はまたまたシネマヴェーラ渋谷の《妄執、異形の人々 −Mondo Cinemaverique−》。今回は市川崑監督『黒い十人の女』。

ンが、その前にチケットぴあにて第19回東京国際映画祭の先行受付対象作品ラインナップが発表されておりまする。
さっそくプリントアウトして、スケジュールを立てねば!

ってことで、改めて『黒い十人の女』。これ、数年前に小西康陽の肝煎りでリバイバル上映されたのよね。一応、その時にも観ました。「10人」と言いつつ、ぢつは、メインは5人ぐらいだったり(笑)。

Black_women妻・双葉(山本富士子)の他に9人の愛人(岸恵子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子などなど)を持つテレビ局のプロデューサー、風松吉(船越英二)。そんな状況に我慢できない女たちは、妻も巻き込んで松吉の殺害を企てる。そして、愛人たちの目の前で拳銃を取り出した双葉は……。

オープニングのタイトルバックからして素敵。メインキャストがひとりずつ客席に向かって微笑むだけなのに、何とも言えない色気が漂い、観ているこちらはドキドキしてしまう。すげーよ、市川崑。
とにかく、全編スタイリッシュ! 10人の女が砂漠で松吉を取り囲むシーンとか、特別出演している〈ハナ肇とクレージー・キャッツ〉の演奏シーンとか、10人の女と松吉が和室に勢揃いするシーンとか、幅広のスクリーンを活かした大胆な構図が身震いするほど素晴らしい。

また、女優陣がすんごいだわ。「〜ざんす」という言葉遣いとちょっとぷっくりした手が魅力的な本妻の山本富士子。対する愛人1号・女優の石ノ下市子(ちなみに、女たちの名前には、市子、双葉、三輪子、四村、五夜子、虫子、七重、八代、櫛子、十糸子と、すべて数字が入っている)を演じる岸恵子は、とことんクール・ビューティーな容貌で魅せる。さらに、未亡人で印刷会社社長の宮城まり子とか、キュートなCM嬢の中村玉緒とか、テレビ局スタッフの岸田今日子とか、今現在の顔を思い浮かべるとかなり恐いンだけど、当時はそうでもないのよ。ってゆうか、中村玉緒なんてメチャメチャ可愛いし。あれなら勝新太郎が惚れるのも当然だわ。
しかししかし、彼女たち以上にすんごいのが、船越英二。テレビ業界人の軽薄さ、実のなさ、ディスコミュニケーションぶりを、実に見事に具現している。しかも、憎めない可愛らしさまである。
今は亡き伊丹一三(=十三)の姿に出会えるのも、そこはかとなく嬉しい。

ラスト。女優を引退した市子は、送別会で貰った沢山の花束と共に、夜の街を車で走り抜ける。対向車線には事故で炎上する車。不吉な雰囲気を漂わせ、唐突に映画は終わる。このクールな幕切れを思うと、ベタな感情表現はもっと削ぎ落とした方がよかったような。

◎本日の読書
 『文学賞メッタ斬り! リターンズ』大森望/豊崎由美

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2006年9月19日 (火)

東京国際映画祭プレイベント

本日、第19回東京国際映画祭の上映作品すべてが発表された筈だけど、サイトの更新はまだですね。とりあえず、アジアンパラダイス雕刻時光 cinema cafeにアジア映画情報がありました。うわ〜、すんごいラインナップ。チケット取れるのか??? 何はともあれ、早くスケジュール出してくれー!

Camusってことで、連休中の映画祭プレイベントで観た柳町光男監督『カミュなんて知らない』(上映後、柳町監督による短いティーチインあり)。
舞台は都心にある某大学。《映像ワークショップ》を受講する学生たちが、実際に起きた老婆刺殺事件をベースに『タイクツな殺人者』という映画を製作している。女にだらしない監督の松川(柏原収史)、松川に対する妄信的な愛情から陰で「アデル」と揶揄されるユカリ(吉川ひなの)、彼氏がいながら松川にも惹かれている助監督の久田(前田愛)、クランクイン直前に主演俳優が降板したため、急遽、代役に抜擢された池田(中泉英雄)、「ベニス」とか「アッシェンバッハ」とか呼ばれている元映画監督の指導教授・中條(本田博太郎)ら製作現場の人間関係はリハーサルの進行と共に錯綜し、やがて……。

昨年の【日本映画・ある視点】部門で作品賞を受賞。圧巻は、ラスト15分の映画内映画、老婆殺害シーン。そこに至る学生たちのヌルい日常はかなり微妙。上映後のティーチインによると、早稲田大学の《映像ワークショップ》から始まった企画で(結果的には立教大学で作られた)、そこに監督お得意の“不条理な殺人”を組み込んだそうな。あと、講義のために何年か大学に通ってみて、キャンパスは映画の舞台に充分なり得るという確信もあったらしい。
冒頭の長回しとオーソン・ウェルズ監督『黒い罠』やロバート・アルトマン監督『ザ・プレイヤー』への言及、フランソワ・トリュフォー監督『アデルの恋の物語』そのままに松川を追い回すユカリ、美しい女子大 生に魅了され、ルキノ・ヴィスコンティ監督『ベニスに死す』の主人公を真似て化粧する中條(ご丁寧に、マーラーの交響曲まで使用)などなど、映画ファン向けの仕掛けは多い。

ラストについては、「当初から混乱と分裂は予想していたけど、観客の反応がこんなに大きいとは思っていなかった」とのこと。いや、でも、マヂで緊迫感がまったく違うンだわ。
映画『タイクツな殺人者』のクランクイン初日。古い民家で繰り広げられる殺害シーン。それは確かに学生たちによる映画の撮影風景なんだけど、もしかしたら、鍵のかかった家の中でスタッフも気がつかないうちに本当に老婆が殺されているのかも知れない、あるいは、撮影で役に入り込み過ぎた俳優が実際に別の民家に入り込み老婆を殺しているのかも知れない、そんな想像をしてしまうぐらい中泉英雄の演技は真に迫っていたし、監督の見せ方も実に巧い。映画内映画が実際の映画を浸食してしまったというか、ある意味、映画としては完全に破綻しているンだけど、虚と実が交錯する瞬間の何とスリリングなこと!
ま、それはそれとして、柳町光男監督による『タイクツな殺人者』は観てみたいかも。
※9/22(金)DVDリリース予定

◎本日の読書
 『文学賞メッタ斬り! リターンズ』大森望/豊崎由美

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2006年9月17日 (日)

興行収入20億とは大きく出たな

16日に公開初日を迎えた市川海老蔵初主演映画『出口のない海』関係。

◆舞台挨拶
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060917-OHT1T00058.htm
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=2284
http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/f-et-tp1-20060917-90957.html

◆動画・インタビュー
http://cinematoday.jp/page/A0001163
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4485.html

◆おまけ1
http://blogs.yahoo.co.jp/deguchi_movie/19326703.html
「すべてのおかずに海老が使われていて、海老好きの人にはたまらない一品」だそうな(笑)。

◆おまけ2
http://www.tokyometro.jp/joshaken/passnet/index.html
9月発売のSFメトロカード。今日、駅の自動券売機で見つけたので、さっそく買ってみる。

映画そのものにはまったく興味ないンだけど、海老蔵主演だからそのうち観に行くか。

◎本日の読書
 『グロテスク』桐野夏生

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2006年9月16日 (土)

大人可愛いビビアン・スー

Shoe改めて、ロビン・リー監督・脚本『靴に恋する人魚』。その昔、日本でアイドルタレントとして活躍していたビビアン・スー主演。アンディ・ラウがアジアの若手監督支援のために発足させたプロジェクト《FFC:アジア新星流》の第一弾で、監督・脚本のロビン・リーは本作が長編デビュー作だそうな。

生まれつき足が悪いドドは手術を受けて歩けるようになり、やがて、靴を買うのが大好きな美しい女性(ビビアン・スー)に成長する。ある日、急に歯が痛くなったドドは歯医者に行き、歯科医のスマイリー(ダンカン・チョウ)と出会う。ふたりは30回のデートを重ね、めでたく結婚。ンが、幸せに暮らしていたドドとスマイリーを突然の不幸が襲う。靴屋の赤い靴に魅せられたドドがマンホールに転落し、足を失ってしまったのだ……。

世界中で愛されている童話の数々を織り込んだガーリー・ムービーで、フィクションであることにとことん拘って作られている。ある意味、絵本のような。私は、メルヘンチックとかガーリッシュとかにはこれっぽっちも反応しないので、正直、ちょっと退屈だったりもしたンだけど、ビビアン・スーの大人可愛い魅力で何とか最後まで観られたかな。いや、もう、すんごい素敵な女性になっておりましたですよ。ビックリ!

見るからにお金かかってなさそうなのに、2005年の台湾金馬奨最優秀美術賞受賞。セットも小道具も衣装もドドの靴も、チープだけどオリジナリティーを感じさせる。お金がなくてもセンスがあれば、これだけのものは作れるのね。
19日(火)まで新宿伊勢丹BPQCギャラリーにて映画パネル展を開催中。映画を観るのが面倒の方は、買い物のついでにパネル展だけでもご覧になっては如何でしょう(トイレの手前の何とも味気ないスペースだけど)。

今日は月1回の歯列矯正調整日。治療も一段落した記念に、昔の歯並びの写真を貰う。あまりの凸凹にしばし呆然。

こんな無様な歯並びで生きていたのか?>ぢぶん

矯正して、ほんっとに良かったよ。

◎本日の読書
 『グロテスク』桐野夏生

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2006年9月14日 (木)

日本人初ゴールは中村俊輔

昨日の稲本潤一はパッとせんかったけど、今日の中村俊輔はマンU相手にしっかりFKを決めてくれたね〜。
ってことで、今朝の結果。

       リヨン 2-0 レアル・マドリー
  ディナモ・キエフ 1-4 ステアウア
  マンチェスターU 3-2 セルティック
   コペンハーゲン 0-0 ベンフィカ
  ハンブルガーSV 1-2 アーセナル
       ポルト 0-0 CSKAモスクワ
       ミラン 3-0 AEKアテネ
   アンデルレヒト 1-1 リール

レアル・マドリーはGKカシージャスがいなかったら、一体、何点取られていたよ?

「マドリーに足りないものは時間」

確かに、金子達仁の言うとおりかも知れない。チームとして、全然、出来上がっていないもの。いつの間にかファン・ニステルローイやレジェスまで加入していて、ほとんど総取り替えって感じ。こりゃ、カペッロ監督も前途多難だね。

東京バレエ団の大島由賀子は退団したそうな。井脇幸江のサイトにメッセージを寄せている。本来なら東京バレエ団公式ブログあたりでやるべきことだと思うけど、辞めていくダンサーの面倒までみていられないわけで、そこを井脇がフォローしているンでしょう。そういう先輩がいるのは、バレエ団にとって有り難いっすよね。

ミステリの感想up。サイトトップからどうぞ〜。

◎本日の読書
 『グロテスク』桐野夏生

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2006年9月13日 (水)

CLグループリーグ開幕

今朝は27:30に起床して、チャンピオンズリーグ グループリーグ第1節をリアルタイムで観る。開幕節初日に限ってスカパー! は全8試合生中継(しかも無料)。あっちを観たりこっちを観たり、忙しいったらありゃしない。
ってことで、今朝の結果。

        バルセロナ 5-0 レフスキ
        チェルシー 2-0 ブレーメン   
      スポルティング 1-0 インテル
  バイエルン・ミュンヘン 4-0 スパルタク・モスクワ
          PSV 0-0 リバプール
       ガラタサライ 0-0 ボルドー
      オリンピアコス 2-4 バレンシア
          ローマ 4-0 シャフタール

グループAのバルサとチェルシーは共に白星発進。そうか、グジョンセンはバルサに移籍したンだったよね。対チェルシー戦が楽しみ〜。しっかし、バルサカラーに金髪は合わないような。
アウェイとは言え、コクー不在のPSV相手に引き分けてしまったリバプール。終了間近のジェラードのシュートが入っていれば……。先日のマージーサイドダービーも0-3でエヴァートンに完敗だったし。う〜む、心配だ。

仕事帰りにロビン・リー監督『靴に恋する人魚』を観て来たので、帰宅が遅くなってしまった。このまま仮眠せず27:30まで起きているとするか。映画の感想は改めて書くけど、とりあえず、美術と衣裳がすんごくキュートでした!

◎本日の読書
 『グロテスク』桐野夏生

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2006年9月10日 (日)

うわっ!

06/07シーズンもリーガ・エスパニョーラはWOWOWで放送決定したンかいっ?!

◎本日の読書
 なし

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2006年9月 9日 (土)

秀山祭九月大歌舞伎 初代中村吉右衛門生誕百二十年 昼の部

2006年9月9日(土) 歌舞伎座

九月の歌舞伎座は、六代目菊五郎と共に“菊吉時代”を築いた初代吉右衛門の生誕百二十年を記念して、俳名の「秀山」を冠した“秀山祭”。ってことで、当代吉右衛門と兄・幸四郎が久々に共演。大向こうも十二分に気合い入っておりました。

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久しぶりの兄弟共演

秀山祭 九月大歌舞伎の昼の部を観る。初代中村吉右衛門生誕百二十年ってことで、幸四郎と吉右衛門が久々に兄弟共演。大向こうも十二分に気合い入っておりました。

まずは『車引』。梅王丸に松緑、桜丸に亀治郎、松王丸に染五郎。染五郎が少し弱いけど、若手三人が何とも清々しい。松緑はずいぶんよくなったね。時平の段四郎が立派。

次は『引窓』。与兵衛に吉右衛門、濡髪長五郎に富十郎、女房お早に芝雀、母お幸に吉之丞。吉之丞には泣けたけど、全体的には期待ほどではなかったかな。去年観た菊五郎と左團次の方がよかったような。

『六歌仙容彩』は、《業平小町》に雀右衛門と梅玉、《文屋》に染五郎。舞踊は身体表現なわけで、動けない役者を佇まいや存在感だけで評価することに疑問がないわけではない。それでも、惚れ惚れする瞬間が雀右衛門には確かにある。
染五郎は腰高で洒脱さもない。今月、出過ぎなんじゃ?

最後の『寺子屋』はがっつり兄弟共演。松王丸に幸四郎、源蔵に吉右衛門、戸浪に魁春、千代に芝翫、玄蕃に段四郎、園生の前に福助。幸四郎は相変わらず過剰な感じがしないでもないけど、舞台の緊迫感はさすがにすげー!

お土産に歌舞伎座名物・焼豆大福を買ってみる。なかなかに美味。2階ロビーには、初代に所縁の品々の展示あり。
ちゃんとした感想は、夜の部を観てから書く予定です〜。

◎本日の読書
 なし

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2006年9月 8日 (金)

素晴らしき哉、カルト!

シネマヴェーラ渋谷で《妄執、異形の人々 −Mondo Cinemaverique−》を観る。本日の上映は、深作欣二監督『黒蜥蜴』と佐藤肇監督『吸血鬼ゴケミドロ』の二本立て。

まずは、女賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎の華麗なる駆け引きを描いた『黒蜥蜴』。三島由紀夫の戯曲(原作は、言わずと知れた江戸川乱歩)を深作欣二と成沢昌茂が映画用に脚色している。公開は1968年。
黒蜥蜴(丸山明宏)から娘・早苗(松岡きっこ)の誘拐予告状を受け取った宝石商の岩瀬(宇佐美淳也)は、名探偵の明智小五郎(木村功)に警護を依頼する。一旦は早苗の誘拐に成功するも、最後の最後で明智に阻止され、追いつめられた黒蜥蜴は男装してその場を逃げ出す。それから1ヶ月後。的場刑事(西村晃)の指示のもと、厳重に警護されていた岩瀬邸から早苗が忽然と姿を消す……。

何度観ても、丸山明宏、ってゆうか、美輪様の存在感が素敵。

*自作の〈黒蜥蜴の歌〉を口ずさみながら登場する美輪様。
*男装姿で逃げる途中、鏡に映った己の姿に向かって、「明智って素晴らしいと思わない? ……返事をしないのね。また明日、別の鏡に映る別の私に訊くとしましょう」などと、呑気に話しかけている美輪様。
*自分を追いかけてきた明智を見つけて、「うふっ、お莫迦さんね」と、手を叩いてはしゃぐ美輪様。

しかも、アップになると「美輪様、おヒゲが……」。いや、もう、堪りません。

松岡きっこと川津祐介(黒蜥蜴の手下・雨宮潤一)の意外な美しさ、西村晃の怪演、三島由紀夫の生き人形、そこらの百均で売っていそうな宝石“エジプトの星”(ご丁寧にライトアップされ、SEまで付いてくる)、無駄に華麗な台詞、19世紀末の挿絵画家オーブリー・ビアズリーの絵と60年代を象徴するサイケなファッションの共存などなど、ツッコミどころも満載。

『黒蜥蜴』は立ち見が出るほど盛況だったのに、終わった途端、半分以上の観客が帰っていく……。終演は22時過ぎだから仕方ないけど、『吸血鬼ゴケミドロ』も面白かったぞ。

Goke数々のSF映画やホラー映画に影響を与えたカルトの中のカルトで、あのクエンティン・タランティーノも影響を受けたとか受けないとか。公開は1968年。
謎の光体の接近により制御不能に陥った旅客機が岩山に不時着する。生き残ったのは、副操縦士の杉坂(吉田輝雄)、スチュワーデスの朝倉(佐藤友美)、次期総裁候補の真野(北村英三)、真野の腰巾着の徳安(金子信雄)と妻・法子(楠侑子)、精神科医の百武(加藤和夫)、宇宙生物学者の佐賀(高橋昌也)、ベトナム戦争で夫を亡くしたニール(キャシー・ホーラン)、自殺志願の青年・松宮(山本紀彦)、そして、某国大使暗殺犯の寺岡(高英男)だった。

ゴケミドロはスライム状の宇宙生物で、人間の眉間をざっくり割ると、そこからズルズルと侵入。ンで、犠牲者は吸血鬼と化す。眉間の傷も生々しく、老若男女関係なく首筋に吸い付き、恍惚とした表情を浮かべ血を啜る高英男。本作でその妖しい魅力を遺憾なく発揮しているこの人物、なんとまぁ、〈雪の降る街を〉の大ヒット曲を持つシャンソン界現役最年長歌手だそうな。恐るべし、シャンソン歌手。美輪様といい、高英男といい、シャンソン歌手は何故これほど存在感があるの???

ゴケミドロが人間に寄生する不気味な描写、最後に残った杉坂と朝倉を捉えた俯瞰の映像、吉田輝雄、北村英三、金子信雄、加藤和夫、高橋昌也らキャスティングの妙、菊地俊輔によるシンセサイザーを多用した音楽など、すべての要素が相俟って、素晴らしくシュール作品になっている。

◎本日の読書
 『白い悪魔/モルフィ公爵夫人』ジョン・ウェブスター

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2006年9月 7日 (木)

忘れた頃に

ようやく『あわれ彼女は娼婦』の感想up。サイトトップからどうぞ〜。
わざわざ戯曲を読んだ割には、大したこと書いていません。ってゆうか、いつもそうだけど(笑)。

あー、今、すんごくバレエが観たい。それも、こてこてのクラシックの全幕物。どこかでやっていないかしらん?

……って、あちこちチャンネルを変えていたら、ミステリチャンネルの『氷の家』(ミネット・ウォルターズ原作)が目に留まる。をを! 刑事役は6代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグじゃん。007シリーズ初の金髪ボンドは意外とセクスィかも。

◎本日の読書
 『白い悪魔/モルフィ公爵夫人』ジョン・ウェブスター

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2006年9月 6日 (水)

開場四十周年記念『元禄忠臣蔵』

今日は国立劇場開場四十周年記念『元禄忠臣蔵〈第一部〉』の電話予約開始だったので、とりあえず、上の方の安い席をちょろっと申し込んでおく。これ、10〜12月の3ヶ月連続公演を通し観劇すると、粗品が貰えるそうな。

『元禄忠臣蔵』の上演にちなんで、『忠臣蔵』映画の夕べに200名様をご招待! ってのもあります。中村吉右衛門の対談にはそそられるけど、どちらかと言うと、《溝口健二の映画》の『元禄忠臣蔵』の方が観たいかも。

◎本日の読書
 『 あわれ彼女は娼婦/心破れて』ジョン・フォード

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2006年9月 5日 (火)

人間はさまざまだ

人間はさまざまだ。ただそう思っただけだ。
さまざまな人間がいるというのではなく、
ひとりの人間にさまざまな面がある。

これは今読んでいる北方謙三『煤煙』の一節であり、「人間はよいことをしながら悪いことをし、悪いことをしながらよいことをする」という池波正太郎の言葉にも通じる。
先日観た『ゆれる』にしても『噂の男』にしても、ひとりの人間が持つさまざまな面を描いているわけで、結局、私が心惹かれるものはそういうものばかりなのだと、改めて思う。
ってことで、PARCO劇場『噂の男』の感想up。サイトトップからどうぞ〜。

図書館に予約していたジョン・フォード『エリザベス朝演劇集V −あわれ彼女は娼婦/心破れて−』をようやく借りる。サクッと読んでみたけど、すでに舞台の記憶が薄れてしまって、どの程度テキストに手を入れていたのか定かではない(をいをい)。
う〜む、かなり手を入れているように思ったのは、1993年のTPT公演とは微妙に翻訳が違うからか、あるいは、幕切れが大量殺戮になっていたからか。

◎本日の読書
 『煤煙』北方謙三

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2006年9月 3日 (日)

劇場はいいのよ、劇場は

Tripping改めて、チェン・イーウェン脚本・監督『幻遊伝』
台北に暮らす小蝶(田中麗奈)は、漢方薬店を営む父親(大杉漣)とふたり暮らし。まだ見ぬ故郷・日本へ行ってみたい彼女は、望みを聞き入れてくれない父と衝突ばかり。そんなある日、いつものように父と喧嘩して家を飛び出した小蝶は、仲間と一緒に忍び込んだ映画のロケセットで、ひとりだけ昔の台湾にタイムスリップしてしまう。
過去に迷い込んだ小蝶は、キョンシーを連れて旅をする百鶴道士(リー・リーチュン)、故郷の村を救うため盗賊になったふたりの若者・亥生(チェン・ボーリン)、阿狗(ホン・ティエンシャン)と出逢い、いつの間にやら4人とキョンシーの珍道中が始まる……。

この手の“痛快ファンタジック・アドベンチャー”は、これでもかってぐらいサービスてんこ盛りにしなくちゃ面白くないよな。「アジア全域から選りすぐりの才能を集めて、究極の痛快エンタテインメント映画を作ろう!」ってことで、「日本・台湾・中国・香港の精鋭スタッフと豪華キャストの大コラボレーションにより製作された超話題作」って言う割には、しょぼーい映画でした。トホホ。
キョンシー、SF冒険活劇、ラヴストーリー、コメディ、アクション、古装片……と、いろんな要素をぶち込んだはいいけど、どれも中途半端で物足りないし、田中麗奈は小蝶と小蝶にそっくりな女義賊・青醍子を、チェン・ボーリンも亥生と漢方薬店の店員・阿明を、せっかく二役演じているのに、その設定もまったく生かされていない。う〜む、この出来なら、あの閑散とした客席も当然かもね。
とりあえず、古装姿もキュートなチェン・ボーリンには、本格的な古装武侠片をやっていただきたいっ!

都内の上映館はQ-AXシネマのみ。劇場は快適でした〜。

◎本日の読書
 『煤煙』北方謙三

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