« 突然ですが…… | トップページ | セット券来たー! »

2007年6月 1日 (金)

大人計画『ドブの輝き』

2007年5月10日(木)〜6月3日(日) 本多劇場
http://www9.big.or.jp/~otona/

[作・演出]松尾スズキ、宮藤官九郎
[舞台監督]舛田勝敏 [照明]佐藤啓 [音響]藤田赤目
[舞台美術]加藤ちか [音楽]門司肇 [衣裳]戸田京子
[映像]ムーチョ村松、吉田りえ(トーキョースタイル)

■涙事件 作・演出/宮藤官九郎
涙おさむ:村杉蝉之介
涙さゆり、書記官:平岩紙
さゆりB:皆川猿時
涙史郎:宮崎吐夢
涙きよし:池田成志(松尾スズキ体調不良のため代役)
涙ハイネケン:伊勢志摩
初枝:猫背椿
麻井:田村たがめ
杉田:宍戸美和公
歌手:宮藤官九郎
裁判長、藤田光明:荒川良々
検事:阿部サダヲ
弁護士:池津祥子
弁護士助手:近藤公園
警護:顔田顔彦

■えっくす 監督・脚本/井口昇
金剛和雄:近藤公園
金剛俊介:宮藤官九郎
金剛哲平:皆川猿時
金剛ルリ子:伊勢志摩
金剛タエ:戸山貞子
田村:宮崎吐夢
ガッツ:猫背椿
桜木:村杉蝉之介
武沢:宮沢紗恵子
ボコちゃん:松尾スズキ
ビックちゃん:阿部サダヲ
オドちゃん:池津祥子
アブやん:荒川良々
キカッチ:顔田顔彦
高橋アッコ:宍戸美和公
山下スミレ:平岩紙
山下由香:田村たがめ

■アイドルを探せ 作・演出/松尾スズキ(協力/大堀光威)
ワタナベ:宮崎吐夢
まつぼっくり、スズカゼマヨ:池津祥子
猫の死体、石黒:村杉蝉之介
コンドーム:宮藤官九郎
ブルーシート、むっくりおじさん:荒川良々
オマケ:顔田顔彦
剣:近藤公園
ツララ:猫背椿
浅利ケータ:皆川猿時
キノコ:田村たがめ
浅利秀吉:阿部サダヲ
ミョンミョン:伊勢志摩
カオルコ:宍戸美和公
ミノムシ:平岩紙

《大人計画》結成20年目の本公演と言っても、松尾スズキ作・演出作品と宮藤官九郎作・演出作品の2部構成(実際は、井口昇監督の映像作品を含めた3部構成)と知った時点で、かなりヌルい舞台になると予想。案の定、ヌルかった(笑)。
ま、“結成20周年記念”とか何とか銘打っていたわけでもないし、体調不良のため松尾スズキが降板するアクシデントもあったし、「こんなもんかなぁ」というのが正直なところ。

村杉蝉之介、近藤公園、宮崎吐夢と、3作品とも芯に意外な人選。
わかりやすい展開と皮肉なオチが効いている宮藤作品、とことん気色悪い井口作品、最後はちょっと端折り過ぎな松尾作品。
三者三様でいろいろなテイストを楽しめたけど、腹八分の感は否めず。特に、松尾スズキが自身の作・演出作品にどこまで関わっていたのか疑問。登場人物の出し入れの仕方や物語の立ち上がり方、あるいは、言葉の選び方やフレーズの紡ぎ方など、随所に松尾らしさは感じられるものの、どこかで彼の手を離れてしまったような気がする。

代役の池田成志は巧いっすね。一言「マグロ!」と叫んでいるだけなのに、間とか声の強弱で全然違う表情を見せる。阿部サダヲとの掛け合いが一気に面白くなったのにはビックリ〜。ま、それが《大人》のテイストに合っているかは、また別の話なわけで。あと、何故か近藤公園に心惹かれてしまった(笑)。

劇団としては『エロスの果て』あたりでひとつのピークを迎えたと思っていたンだけど、改めてその思いを強くする(……って、すべて観ているわけじゃないのに、言い切っていいのか?>ぢぶん)。松尾自身に関して言えば、芝居以外の表現方法──小説とか、映画とか──にシフトしていくのかな、と。

何にせよ、集団を維持していくのはたいへんだね。

|

« 突然ですが…… | トップページ | セット券来たー! »

2007年鑑賞記録」カテゴリの記事