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2007年12月23日 (日)

新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』

2007年12月19日(水)〜25日(火) 新国立劇場 オペラ劇場(オペラパレス)
http://www.nntt.jac.go.jp/

[振付]マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ
[作曲]ピョートル・チャイコフスキー
[改訂振付]ワシリー・ワイノーネン
[演出]ガブリエラ・コームレワ [監修]牧阿佐美
[舞台美術・衣裳]シモン・ヴィルサラーゼ
[照明]ウラジーミル・ルカセーヴィチ
[指揮]渡邊一正 [管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団
[児童合唱]東京少年少女合唱隊

マーシャ:宮内真理子
王子:山本隆之

ドロッセルマイヤー:マシモ・アクリ
シュタリバウム:ゲンナーディ・イリイン
シュタリバウム夫人:湯川麻美子
フランツ:大和雅美
道化:吉本泰久
人形:高橋有里
黒人:マイレン・トレウバエフ
ねずみの王様:市川透
くるみ割り人形:八幡顕光

スペイン:厚木三杏、市川透
東洋:楠元郁子
中国:西山裕子、福田圭吾
トレパック:遠藤睦子、本島美和、貝川鐵夫
パ・ド・トロワ:小野絢子、井倉真未、八幡顕光
ばらのワルツ:寺島ひろみ、真忠久美子、川村真樹、西川貴子
       中村誠、陳秀介、江本拓、冨川祐樹

例年なら「ヅラかよ?」とか「桃色かよ?」とかツッコミ入れながら観てしまう新国立劇場のプロダクションだけど、今年は心に沁みたわ〜。だって、全幕主役久しぶりの宮内真理子がすんごく素敵だったンだもの。

1幕の可憐な少女に始まり(登場シーンでは自然と拍手が沸き起こる)、2幕のロマンティックなパ・ド・ドゥと3幕の祝祭感溢れるグラン・パ・ド・ドゥ、さらに、少女の成長を一瞬で見せる短いエピローグまで、どこをとっても素晴らしいっ!
中でも一番感心したのは、上半身が生み出す完璧なフォルム。ここ以外ないというポイントにすっと収まる快感と、そこに至る軌跡の美しさ。そのうえ、指先の表情が実に豊かで、王子の手を取ったり人形を抱きしめたりする仕種に何とも言えない色気が漂うのだ。いやいやいやいや、ほんっとにいいダンサーですね。

2幕のリフトでちょこっと失敗はあったけど、山本隆之とのパートナーシップもよかったと思われ。正直、山本にはクラシックの王子より演技力を必要とする役柄(2005年『カルメン』のドン・ホセみたいな)の方が向いている気がするけど、王子は王子できっちり魅せてくれたな、と。

あとは、コール・ド! 雪の精もばらのワルツも、よく揃っていて、足音も静かで、何かもう、泣きたくなるような優雅さ(もしかして、疲れている?>ぢぶん)。
その他、雪の精のソリストとスペインを踊った厚木三杏、ばらのワルツの女性ソリスト4人(寺島ひろみ、真忠久美子、川村真樹、西川貴子)が印象に残る。

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