« レニングラード国立バレエ −ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場−『バヤデルカ』 | トップページ | レニングラード国立バレエ −ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場−『白鳥の湖』 »

2008年1月12日 (土)

初春花形歌舞伎 成田山開基一〇七〇年記念

2008年1月2日(水)〜27日(日) 新橋演舞場
http://www.kabuki-bito.jp/

『通し狂言 雷神不動北山櫻』
市川海老蔵五役相勤め申し候

[作]安田蛙文、中田万助 [脚本]今井豊茂 [演出]奈河彰輔
[振付・演出]藤間勘十郎 [美術]前田剛 [照明]池田智哉
[附師]杵屋栄十郎 [作調]田中傅次郎 [装置考案]竹内弘
[特殊効果]ジョン・ゴーン、田中義彦

口上、鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王:市川海老蔵

雲の絶間姫:中村芝雀
関白基経:市川門之助
腰元巻絹:市川笑三郎
秦秀太郎:市川春猿
文屋豊秀:市川段治郎
小野春風:澤村宗之助
山上官蔵:市川猿弥
八剣玄蕃、黒雲坊:片岡市蔵
秦民部、白雲坊:市川右之助
小野春道:大谷友右衛門

コルプ祭の合間の歌舞伎。しかも、昨日あんなに素晴らしいバレエを観た後で大丈夫なのか? 心から楽しめるのか? と心配していたけど、イヤホンガイド

市川海老蔵お年玉メッセージ

のおかげで、一気に歌舞伎モードに切り替わる。
何てったって、声がいい! そのいい声が私ひとりのために囁いているのよ(をいをい)。昨日からずーっと鳴り響いていた『バヤデルカ』の音楽だってピタリと止まるっつーの。これ、毎回やってくれないかしらん? モード切り替えがメチャメチャ助かるンですけど。

ってことで、なかなか面白かったです〜。確かに、あれやこれやのイイトコ取りって気がしないでもないし、「市川海老蔵五役相勤め申し候」と謳っている割には演じ分けが全然できていないし、「ラスベガスのイリュージョンデザイナーの方に教えていただい」たという最後の“空中浮遊”もかなり拍子抜けだったけど、座頭としてはよくやっていたと思われ。お年玉メッセージでも「今年は真摯に歌舞伎に取り組んでいきたい」みたいなことを語っていたものね。期待しているよん。

海老蔵五役+1について簡単に。
口上であらすじを説明するのはいいけど、語り口がちょっと忙しない。
粂寺弾正は大らかさや愛嬌がまったく感じられず、抜き身の刀のようにギラギラしている。秀太郎や巻絹を口説く場面も妙に生々しくて笑えない。
鳴神上人は花道の引っ込みに尽きる。躍動感溢れるあの引っ込みを観てしまうと、とりあえず、感激モード全開になってしまうワタクシ。

大詰、早雲王子の立ち廻りが大迫力!立師の新七、いい仕事しています。それに引き換え、不動明王降臨の場のおマヌケなこと。結局、昔ながらのやり方が一番ってか?
安倍清行は美しいけど、そこはかとなく既視感が……。明神の巫女を追い掛ける場面(花道から客席に下りて通路を進み、上手側から再び舞台に上がる)では、最前列で海老蔵を堪能。意外に肌が荒れている?(笑)

その他、絶間姫の芝雀が色っぽく、巻絹の笑三郎、山上官蔵の猿弥が手堅い。

二階ロビーでは、開基一〇七〇年を記念して成田山新勝寺の出開帳が行われておりました。ありがたや〜。

Narita

終演後はお仲間と新年会。第二十四回 四国こんぴら歌舞伎大芝居の予定などを相談したり。

|

« レニングラード国立バレエ −ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場−『バヤデルカ』 | トップページ | レニングラード国立バレエ −ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場−『白鳥の湖』 »

2008年鑑賞記録」カテゴリの記事