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2008年1月20日 (日)

レニングラード国立バレエ −ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場−『白鳥の湖』

2007年12月23日(日)〜2008年1月26日(土) 東京国際フォーラム ホールA ほか
http://www.koransha.com/

オデット/オディール:イリーナ・ペレン
パ・ド・トロワ:エレーナ・エフセーエワ、イリーナ・コシェレワ、アルチョム・プハチョフ
スペイン:アンナ・ノヴォショーロワ、エレーナ・モストヴァーヤ、アレクセイ・マラーホフ、ミハイル・ヴェンシコフ
ハンガリー:マリア・リフテル、マクシム・ポドショーノフ
大きい白鳥:タチアナ・ミリツェワ、エルビラ・ハビブリナ、ディアナ・マディシェワ、ユリア・カミロワ
13日と違うキャストのみ

新橋演舞場で『雷神不動北山櫻』の舞台写真入り筋書を購入して(感想追記せねば)有楽町へ。ITOCiAのおかげで地下通路ができ、銀座から有楽町までの移動が少し楽になったような。東京国際フォーラム 1階地上広場では《大江戸骨董市》なるものを開催中。賑やかだわ……って、無駄に前置きが長いことからおわかりですね(笑)。

ワタクシ的には、実に、実に実に不完全燃焼の舞台でした。とにかく、ペレンとコルプの世界がまったく親和しない。ふたりの間にまったく感応がない。そのうえ、珍しくコルプの踊りが不安定なんだわ。特に2幕が辛そうで、シェスタコワ相手の前回は喜色満面で踊っていたのに(一瞬、オディールを見せびらかしているようにも思えて、それはそれで王子として如何なものかと)、今日はほとんど笑顔を浮かべず、ひたすらサポートに徹している感じ。ってゆうか、そもそも大して踊らないこの版で、2幕のコーダ終了後にあそこまで息遣いが荒いって……どんだけ疲れているンだ?

ベレンは、ある意味、予想通り。華があってキレイだけど、それだけ。
1幕2場、オデットが王子と出会った時の恐れや不安に打ち震える姿などはそこそこよかったものの、その後が続かない。
2幕、オディールのグラン・フェッテは無理にダブルを入れるから、軸がぶれぶれ。面白かったのは、花束を贈られたオディールが、それを王子に向かって投げ返すシーン。あそこだけマリインスキーのセルゲーエフ版? ペレンの華やかな容姿には合っていたかな。また、いい感じにコルプの手の中に花が残って、それがハラハラとこぼれ落ちていく様がすんごく素敵だったの〜。

王子がほとんど踊らないボヤルチコフ版の1幕は、コルプの視線や顎の使い方に注目。いや〜、些細な動きでも語る語る。
そしてもちろん、今日も後生大事に本を手にしておりました。思うに、あれは白鳥伝説の物語で、ジークフリートは白鳥に変えられた美しき伝説の乙女に夢中になっている、とか? ンで、彼女が棲まう湖へ行き、悪魔ロットバルトを退治することが自分の使命だと思い込んでしまった、とか? だから、王妃に贈られたわけでもないのに、1幕2場の冒頭でいきなり弓を持って登場した、とか? う〜む、だとすると、虚構と現実の区別もつかない“しょーもない王子”ということになりますのぉ(笑)。
あ、でも、ジークフリートはちょうど成人を迎えたわけだから、もしかしてもしかすると、“試練を課せられた王子”というファンタジー小説風解釈なのかも……って、調子に乗り過ぎです。>ぢぶん
ま、ホントのところはともかく、少なくとも国のことや将来のことを憂いているようには見えなかったぞ。

ロットバルトのシェミウノフが好演。1幕のパ・ド・トロワ(プハチョフはヅラですか?)、2幕のキャラクターダンスは、今日の方がバランスよかったかな。
ペルノフの指揮は相変わらずやりたい放題(笑)。でも、なかなか面白かった。

恒例行事と化したカーテンコールの花束投げは無事成功。
しっかし、観客の反応って時として物凄く正直ね。今日のカーテンコールのごっつあっさりしていたこと。

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