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2008年3月20日 (木)

歌舞伎座百二十年 三月大歌舞伎 夜の部

2008年3月2日(日)〜26日(水) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

一月は新橋演舞場で初春花形歌舞伎、二月はパス。
ってことで、今年最初の歌舞伎座でした。あー、東銀座に通う回数をもう少し増やしたい。

『御存 鈴ヶ森』

白井権八:中村芝翫
雲助 東海の勘蔵:市川左團次
飛脚 早助:市川段四郎
雲助 北海の熊六:坂東彦三郎
幡随院長兵衛:中村富十郎

人間国宝による前髪立ちの美少年。いささか柔らかみに欠けるものの、これはこれで乙なものです。対する長兵衛も人間国宝。富十郎の口跡が心地良い。
幕開けの飛脚に段四郎、立ち廻りの雲助に左團次と彦三郎を配し、何とも贅沢な一幕。

……出演者の平均年齢って、一体、いくつなんだろう?(爆)

坂田藤十郎喜寿記念
『京鹿子娘道成寺』道行より押戻しまで

白拍子花子:坂田藤十郎
所化 阿面坊:中村翫雀
同  仙念坊:中村扇雀
同  妙念坊:片岡進之介
同  喜観坊:片岡孝太郎
同  雲念坊:片岡愛之助
同  阿観坊:中村壱太郎
同  覚連坊:中村虎之介
同  謹請坊:上村吉弥
大館左馬五郎照秀:市川團十郎

藤十郎の喜寿を記念しての上演。いや、ま、確かに、喜寿でこれだけ踊れるのは立派だけど、省エネというか、大味というか、かなり変わった趣の『娘道成寺』だったような。

ンが、それより何より、押戻しで付き合った團十郎から、オーラがすっかり消え失せていたことにショックを受けましたですよ、私は。大丈夫なのか???

『江戸育お祭佐七』
浄瑠璃「道行旅路の花聟」

お祭佐七:尾上菊五郎
芸者 小糸:中村時蔵
鳶の者 すだれの芳松:河原崎権十郎
同   巴の三吉:中村錦之助
鳶 重太:中村松江
同 柳吉:市川男女蔵
同 長蔵:坂東亀三郎
同 辰吉:坂東亀寿
同 仙太:尾上松也
同 佐助:中村萬太郎
同 勇次:坂東巳之助
近所の娘 お種:中村梅枝
女髪梳お幸:中村歌江
箱廻し九介:片岡亀蔵
遊人 おででこ伝次:片岡市蔵
矢場女お仲:市川右之助
小糸養母 おてつ:市村家橘
倉田伴平:市川團蔵
吉野屋富次郎:市村萬次郎
祭りの世話役太兵衛:澤村田之助
鳶頭勘右衛門:片岡仁左衛門

やっぱあれだね、男が女を殺すのは、愛情の問題じゃなくてプライドの問題なんだね。見栄っ張りで小心な男をくっきり鮮やかに描いてみせた菊五郎のおかげで、そのことがすんごくよくわかったわ。
團十郎の姿にショックを受けた後だけに、菊五郎の充実ぶりが強烈っす。

鳶頭の仁左衛門がさすがの貫禄。
鉄火な江戸っ子の権十郎と悪役ぶりが見事な團蔵も素敵。
小糸の時蔵に色気と粋さが足りなかったのと、三吉の錦之助が“人がいい”を通り越してバカっぽく見えてしまったのが、残念と言えば残念だけど、「今月は團菊際か?」ってな感じにお馴染みの面々が勢揃いで、江戸世話狂言を楽しませていただきました。

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