« 瀬戸大橋開通二十周年記念 第二十四回 四国こんぴら歌舞伎大芝居 第二部 | トップページ | 充実の2日間 »

2008年4月 7日 (月)

瀬戸大橋開通二十周年記念 第二十四回 四国こんぴら歌舞伎大芝居 第一部

2008年4月5日(土)〜23日(水) 旧金毘羅大芝居・金丸座
http://www.kabuki-bito.jp/
http://www.town.kotohira.kagawa.jp/kabuki/

Konpira_kabuki

昨日とは打って変わって朝から大雨。4月とは思えない寒さ。ンが、小屋の中は熱かった〜。おばあちゃんたち、テンション高過ぎ(笑)。しかも、権五郎マジックだか何だか知らないけど、終演後は雨が止んでいるし。

『双蝶々曲輪日記 −角力場−』
濡髪長五郎:片岡市蔵
山崎屋与五郎、放駒長吉:尾上松也

濡髪、武衡、義平次と、まったくタイプの違う役柄をソツなくこなし、ある意味、市蔵奮闘公演。
松也が引っ込んだと思ったら、また松也。そうか、松也奮闘公演でもあるのか。
そんなこんなで、芝居全体がさらさら流れて、義太夫味は薄かったかな。

どーでもいいけど、松也の声って、ちょっと染五郎に似ている。

『太刀盗人』
すっぱの九郎兵衛:市川男女蔵
田舎者 万兵衛:坂東亀寿

この手の歌舞伎舞踊は難しいね。下手に見せなきゃいけないンだけど、本当に下手に見えちゃダメだし、単なるコントになってもダメだし。

でもさぁ、そういうこと以前に、目代の菊十郎が台詞をまったく覚えていないンだよな。従者の菊史郎がプロンプターと化しておりました。トホホ。

『暫』
鎌倉権五郎景政:市川海老蔵
成田五郎義秀:市川男女蔵
鹿島入道震斎:坂東亀寿
加茂次郎義綱:尾上松也
義家家来 小金丸行綱:尾上右近
那須九郎妹照葉:市川右之助
清原武衡:片岡市蔵

いやいやいやいや、“日本最古の芝居小屋”で観る『暫』は、また格別ですわ。

揚幕の向こうから「しばらく〜」の声が聞こえてきただけで拍手。
三升の紋が付いた大きな素襖の袖を動かしただけで拍手。
さらに、脱いだ素襖の下から仁王襷が出てきただけで拍手。

歌舞伎座では考えられないような反応の良さ。でも、こういう客席の中で観ていると、「台詞回しや見得の巧さがどうした? そんなことは些末なこと。颯爽と登場したヒーローが悪人を退治し、再び颯爽と引き上げていく、ただそれだけでいいじゃん」ってな気分になってくる。

三代目歌川豊国の『暫』を上演している芝居小屋の錦絵があります。ぎゅうぎゅう詰めに観客が入った小屋で舞台いっぱいに役者が並んでいる、という歌舞伎の原点のような雰囲気を、金丸座で味わっていただけるのではないでしょうか。

プログラムに掲載された海老蔵のコメント通り、「歌舞伎の原点のような雰囲気」を十二分に楽しませていただきましたです。はい。

|

« 瀬戸大橋開通二十周年記念 第二十四回 四国こんぴら歌舞伎大芝居 第二部 | トップページ | 充実の2日間 »

2008年鑑賞記録」カテゴリの記事