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2008年5月 5日 (月)

歌舞伎座百二十年 團菊祭五月大歌舞伎 昼の部

2008年5月2日(金)~26日(月) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

幕開けの『義経千本桜 −渡海屋/大物浦−』。海老蔵の知盛。
すんごいものを観たような気もするし、とんでもないものを観たような気もするし、自分でもまだちょっと整理できてません。

『義経千本桜 −渡海屋/大物浦−』

渡海屋銀平 実は 新中納言知盛:市川海老蔵
源九郎判官義経:大谷友右衛門
相模五郎:河原崎権十郎
亀井六郎:市川男女蔵
片岡八郎:坂東亀寿
伊勢三郎:中村亀鶴
駿河次郎:尾上松也
入江丹蔵:片岡市蔵
武蔵坊弁慶:市川團蔵
銀平女房お柳 実は 典侍の局:中村魁春

海老蔵からは「オレの知盛を見せてやる」という気概がひしひしと伝わってくる反面、“リアルであること”にとことんこだわったtoo muchな芸風で共演者から浮きまくり、正直、芝居をぶち壊していたとも言える。ただ、こんなにも激しく心を揺さぶられた知盛も初めてで、中でも、安徳天皇の言葉によって執着を捨てる姿には、我知らず涙がこぼれた。

ンが、そうは言っても、“リアルであること”を過度に追求し過ぎれば、やがて歌舞伎と齟齬をきたすことは目に見えているわけだし、そもそも演劇とは“壮大な嘘”なわけだし……ってことで、冒頭に戻る(笑)。

義経一行は地味過ぎ、とか、五郎の権十郎はやけにもっさりした注進だな、とか、それなりに気になる点はあったものの、海老蔵の存在感があまりにも強烈で、他はほとんど記憶に残っておりません。

『六歌仙容彩 喜撰』

喜撰法師:坂東三津五郎
所化 栃面坊:坂東秀調
同  阿面坊:市川高麗蔵
同  解面坊:中村松江
同  戒面坊:市川男女蔵
同  雲念坊:坂東亀寿
同  慈念坊:中村亀鶴
同  観念坊:尾上松也
同  静念坊:中村梅枝
同  浄念坊:中村萬太郎
同  真念坊:坂東巳之助
同  無念坊:坂東新悟
同  楽念坊:坂東小吉
同  智念坊:中村梅丸
同  東念坊:尾上菊市郎
同  西念坊:尾上菊史郎
祗園のお梶:中村時蔵

食事の後だし、軽い舞踊だし、完全にお昼寝タイムでございました。すみません。

『極付 幡随長兵衛』
「公平法問諍」

幡随院長兵衛:市川團十郎
水野十郎左衛門:尾上菊五郎
出尻清兵衛:坂東三津五郎
極楽十三:河原崎権十郎
雷重五郎:尾上松緑
神田弥吉:市川海老蔵
小仏小平:中村松江
閻魔大助:坂東亀寿
笠森団六:中村亀鶴
地蔵三吉:尾上松也
長兵衛倅 長松:中村玉太郎
坂田兵庫之助公平:片岡市蔵
御台 柏の前:市川右之助
渡辺綱九郎:市村家橘
伊予守頼義:市村萬次郎
近藤登之助:坂東彦三郎
唐犬権兵衛:中村梅玉
長兵衛女房 お時:坂田藤十郎

三月大歌舞伎の坂田藤十郎喜寿記念『京鹿子娘道成寺』の押戻しでは、すっかりオーラが消え失せていた團十郎。とりあえず、今回は持ち直していたような。でも、イマイチ長兵衛じゃないよな。確かに貫禄はあるけど、あの餅を搗いたような口跡で町奴って言われてもねぇ。
ンで、藤十郎が珍しく團菊祭に付き合ったのは、あの時のお返しかしらん?

水野に菊五郎、唐犬に梅玉、出尻に三津五郎、さらに、彦三郎、権十郎、松緑、海老蔵と、團菊祭らしい豪華な顔ぶれなのに、どうにも心弾まないわ。う〜む。

そう言えば、劇中で新七改め新十郎の名題披露がありましたよん。

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