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2008年6月25日 (水)

新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』

2008年6月24日(火)〜29日(日) 新国立劇場 オペラ劇場(オペラパレス)
http://www.nntt.jac.go.jp/

[振付]マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ
[作曲]ピョートル・チャイコフスキー
[改訂振付・演出]牧阿佐美(コンスタンチン・セルゲーエフ版による)
[台本]ウラジーミル・ベギチェフ、ワシリー・ゲリツェル
[舞台装置・衣裳]ピーター・カザレット [照明]沢田祐二
[指揮]エルマノ・フローリオ [管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団

オデット/オディール:川村真樹
ジークフリード王子:中村誠

ロートバルト:芳賀望
王妃:楠元郁子
道化:吉本泰久

王子の友人(パ・ド・トロワ):さいとう美帆、小野絢子、江本拓

小さい4羽の白鳥:さいとう美帆、本島美和、寺島まゆみ、小野絢子
大きい4羽の白鳥:厚木三杏、西川貴子、丸尾孝子、堀口純

スペインの踊り:西川貴子、湯川麻美子、マイレン・トレウバエフ、冨川祐樹
ナポリの踊り:井倉真未、伊東真央、八幡顕光
ルースカヤ:寺島まゆみ
ハンガリーの踊り:西山裕子、古川和則

2羽の白鳥:厚木三杏、堀口純
大きい4羽の白鳥:西川貴子、本島美和、寺島まゆみ、丸尾孝子

川村真樹の楚々とした風情や溢れる詩情に魅了された私は、彼女のオデット/オディールをずーっと待ち望んでいた。

ってことで、平日マチネも何のその。行ってきました、初台へ。

いささか物足りなさは感じたものの(期待が大き過ぎた?)、そこそこ立派な『白鳥』デビューだったと思われ。特に、オディールはよかったわ〜。オデットより発散できる役だからかしらん? 実にのびのびと踊っていて、華やかで蠱惑的。素敵でした。

オデットは、意外にも“詩情”が薄かった。今までその“詩情”が彼女の最大の魅力だと思っていただけに、ちょっと拍子抜け。でも、ま、そのあたりはパートナーの影響もあるかもね。
王子の中村誠は最初こそノーブルな雰囲気をまとっていたけど、だんだん神経が行き届かなくなるのか、途中からそこらの若者と変わらなくなって、最後には物語を見失ってしまった感じ。ただ、この人、腕の使い方だけはメチャメチャ優雅で、それだけは感心いたしました。

芳賀望の物凄く猛禽類っぽいロートバルトと、井倉真未、伊東真央、八幡顕光による若さ弾けるナポリの踊りが印象に残る。
白鳥たちは新しいフォーメーションにまだ馴染んでいないのか、不揃いの場面が、時折、見受けられたり。
その他、道化の吉本泰久はメイクがオバさん臭い、とか、花嫁候補(厚木三杏、真忠久美子、本島美和、寺田亜沙子、堀口純、金田洋子)は微妙に揃っていない、とか。
そうそう、元東京バレエ団の古川和則が、1幕のワルツと3幕のハンガリーの踊りに登場。元気そうで何よりです。

1階席後方から上階に学生の団体が入っていて、客席に足を踏み入れた瞬間、ざわめきが襲ってきたのには驚いた。ンが、始まってしまえば、ちゃんと集中して観ていたような。オディールのグラン・フェッテでは盛大に拍手していたし、心配していたほど悪い雰囲気ではなかったかな。

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