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2008年11月24日 (月)

花形歌舞伎 昼の部

2008年11月1日(土)〜25日(火) 新橋演舞場
http://www.kabuki-bito.jp/

最近、通しが多いような。ストーリー展開や登場人物の心理がより鮮明になっていいンだけど、見取りは見取りで、幕ごとに気分が変わって楽しいのよね。

『通し狂言 伊勢音頭恋寝刃』

《序幕》
福岡貢:市川海老蔵
今田万次郎:市川門之助
油屋 お岸:澤村宗之助
藤浪左膳:市川右之助
奴 林平:中村獅童

《二幕目》
福岡貢:市川海老蔵
今田万次郎:市川門之助
油屋 お紺:市川笑三郎
油屋 お岸:澤村宗之助
油屋 お鹿:市川猿弥
仲居 万野:上村吉弥
料理人 喜助:市川愛之助

11月に夏狂言? 白絣や浴衣に団扇って、メチャメチャ寒そうなんですけど。

それはともかく、海老蔵初役の福岡貢。
二幕がなかなかの出来。万野やお鹿に苛められている姿は「激しく萌え〜 」だし、激昂して扇子を引き裂く見得はさすがの迫力だし、予想していたよりセリフも酷くなく、最後まで安心して観ていられた。
ただ、妖刀・青井下坂への魅入られっぷりが、催眠術にでもかけられたみたいなのはどうよ? 刀に魅入られるには魅入られるなりの理由があるわけで。そのあたりはきちんと表現して欲しかったな。

お鹿の猿弥はそれほど顔を崩しておらず、だからこそ貢に対する情がより一層リアルに感じられ、観客の哀れを誘う。
お紺の笑三郎は憂いに欠ける(美貌も?)。とは言え、何をやらせても手堅い人ではあります。
万野の吉弥は憎々しさばかりが強調されてイマイチ。もう少し色気も欲しかったかな。
万次郎の門之助が好演。この手の柔らかみを必要とする役は巧いっすね。

しっかし、あの凄惨な殺戮がどうやったらこんな能天気な幕切れになるのかね? 何度観ても、わけわかんないわ。

『義経千本桜 吉野山』

佐藤忠信 実は 源九郎狐:尾上松緑
逸見藤太:坂東亀三郎
静御前:尾上菊之助

そこはかとなくだけど、菊之助は色気が出てきたような。
そして、無駄に声がいい亀三郎。いや、ま、別に、無駄じゃないですね。はい。

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