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2009年1月16日 (金)

レニングラード国立バレエ −ミハイロフスキー劇場−『海賊』

2009年1月3日(土)〜30日(金) Bunkamura オーチャードホール ほか
http://www.koransha.com/

コンラッド:アルチョム・プハチョフ
メドーラ:オクサーナ・シェスタコワ
ギュリナーラ:タチアナ・ミリツェワ
ランゲデム:デニス・モロゾフ
ビルバンド:アレクサンドル・オマール
フォルバン:エレーナ・モストヴァーヤ、アンナ・ノヴォショーロワ、オリガ・セミョーノワ、ニコライ・アルジャエフ、ロマン・ペトゥホフ
15日と違うキャストのみ

前に座高の高い人が座っていたものだから、見えない部分が多く、ストレスで舞台に集中できず。全体のまとまりは昨日よりよかっただけに残念だ。あぁ、もう、ほんっとに、オーチャードホールでのバレエ公演は止めて欲しい。

今日の白眉は2幕のパ・ド・トロワ。メチャメチャ盛り上がりました〜。特に、シェスタコワのグラン・フェッテ。時々、ダブルを織り交ぜ、後半は顔の正面をずらしていく。これ見よがしにテクニックを披露しないタイプだからこそ、たまにやると新鮮。
正直、1幕を観ていた時は、昨日踊ったマツァークの輪郭くっきりクリアな踊りが思い出されて、どうしたもんだか? と思っていたのよ。でも、2幕はシェスタコワの魅力全開。たおやかで叙情的な踊りを堪能いたしました。3幕の花園も気品溢れる美しさで素晴らしかった!

プハチョフのコンラッドは落ち着いた大人の首領。ラインは美しいし、サポートは的確だし、おまけに、気になる頭部はバンダナで隠れてるし(笑)、非の打ち所がないコンラッドでした。昨日のシェミウノフも貫禄ついてきたと思ったけど、プハチョフの前ではまだまだお子ちゃまだね。

コンラッドとアリの関係性は実に明快。普通に首領と奴隷になっている。いや、ま、もちろん、コルプだから“無駄にゴージャス×過剰にセクスィ”ではあるンだけど、昨日のような、ある種の抜け目なさ──ボスを裏切ることはないにしても、美味しいところはちゃっかりかっさらっていく、みたいな──は、まったく感じられなかった。

踊りも素敵でした。客席に迫り出すようなアティチュード、完璧な直線を描くグラン・テカール、高速で滑らかに回るピルエット。どれをとっても美しい。ンが、踊っていない時はほとんど他人の頭で見えず(泣)。踊り終えて、下手の椅子? 寝台? に凭れかかる姿を楽しみにしていたのに。ちえっ。
面白かったのは、他の作品ではコルプ仕様のヴァリアシオンを披露することもあった彼が、今回はごくごくシンプルに踊っていたこと。本作こそ、いろいろ詰め込んでも不思議じゃないのにね。

ランゲデムのモロゾフは商売熱心な奴隷商人ではあるンだけど、ちょっと踊りが重いかな。
ビルバンドのオマールは『ジゼル』で大根と評したのを謝らねば。虎視眈々と首領の座を狙う野心的な若い海賊。うん、よかったです。
そしてそして、ギュリナーラのミリツェワ。踊りは絶好調。笑顔も可愛い。これならパシャが籠絡されるのも当然さね。

ってことで、コルプ祭も残すは《奇才コルプの世界》のみ。最後まで無事に乗り切れますように。

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