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2009年1月 5日 (月)

初春花形歌舞伎 夜の部

2009年1月3日(土)〜27日(火) 新橋演舞場
http://www.kabuki-bito.jp/

今月はコルプ祭につき、節約節約。ってことで、三階席っす。人間、メリハリが大事……などと、己を納得させてみたり。今日から仕事始めの人が多いのか、空席もちらほら。

『七つ面』

元興寺赤右衛門:市川海老蔵
お正:市川笑也
お年:市川春猿
お春:市川弘太郎
寿作:市川段治郎
新吉:市川猿弥
賀久蔵:市川右近

久しく上演が絶えていたものを、「海老蔵が新たな構想のもと復活」したそうな。
何気に海老蔵の舞踊は好き。面の付け替えや踊り分けはまだこなれてないけど、キメの美しさで魅せる。
最後は7人揃って、実に華やか〜。

『恋飛脚大和往来 封印切』

亀屋忠兵衛:中村獅童
傾城 梅川:市川笑三郎
槌屋治右衛門:市川寿猿
丹波屋八右衛門:市川猿弥
井筒屋おえん:市川門之助

えっと、上方歌舞伎ならではの柔らか味が、これっぽっちも感じられないンですけど。この忠兵衛と梅川では、「あー、このふたり、よーせーへんやろなぁ」とは思えない。つまり、心中に至る過程が、全然、納得できない。
上方歌舞伎独特のじゃらじゃらしたしょーもなーいやり取りは、関西弁よりもむしろ、身体から滲み出てくるものが大事なのよね。

忠兵衛の獅童は大汗かいての大熱演。ンが、声が悪過ぎ。あと、額に一筋、ほつれ毛(シケ?)がペタッとくっついたままというのは如何なものか。

八右衛門の猿弥はギスギスし過ぎ、おえんの門之助はさっぱりし過ぎ。

『弁天娘女男白浪 白浪五人男』

早瀬主水娘お浪 実は 弁天小僧菊之助、青砥左衛門藤綱:市川海老蔵
若党四十八 実は 南郷力丸:中村獅童
鳶頭 清次:市川右近
浜松屋伜 宗之助:市川弘太郎
忠信利平:市川段治郎
赤星十三郎:市川春猿
浜松屋 幸兵衛:市川右之助
玉島逸当 実は 日本駄右衛門:市川左團次

ずーーーーーっと観たかった海老蔵の弁天小僧。思いの外、神妙に勤めていて、感心感心。七五調のセリフや煙管の手捌きはおいといて(笑)、やんちゃな感じはよく出ていた。

それにしても、痩せたね〜。頬骨が浮き出てます。極楽寺の屋根に追いつめられての立ち廻りでは、やつれ具合が妙な色気を醸し出していて、メチャメチャ素敵。おまけに、その立ち廻りが素晴らしいっ! 歌舞伎とは思えないスピード感で迫力満点。何はともあれ、千穐楽まで怪我のないよう心からお祈りしております。

勢揃い。七五調のセリフで、ひとり、リズムを崩す南郷力丸の獅童。澤瀉屋の若手でさえちゃんとやっているのに。ちえっ。

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