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2009年3月29日 (日)

新国立劇場バレエ団『Ballet the Chic −バランシン/サープ/ドゥアト−』

2009年3月26日(木)〜29日(日) 新国立劇場 中劇場
http://www.nntt.jac.go.jp/

約1ヶ月ぶりのバレエ。最近やたらと忙しく、気持ちの切り替えもままならぬまま初台へ。ンが、初っ端の『セレナーデ』ですんなり公演に入り込めた。やっぱ、チャイコフスキーの音楽と新国立劇場バレエ団のコール・ドはいいわ。

『セレナーデ』
[振付]ジョージ・バランシン
[音楽]ピョートル・チャイコフスキー「弦楽セレナード ハ長調 作品48」
[指揮]渡邊一正 [管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団
[ステージング]パトリシア・ニアリー [衣裳]大井昌子

厚木三杏、寺島ひろみ、堀口純
中村誠、森田健太郎

厚木三杏が素晴らしい〜。音楽性が抜群で、ポーズもムーヴメントもダントツの美しさ。見惚れてしまいました……って、新国立劇場10周年記念オペラ・バレエ ガラ公演とまったく同じことを書いているよ(笑)。でもでも、ほんっとに素敵だったンだもの。

コール・ドもよかったです。精緻で奥床しくて。
あと、中村誠のアームスの美しさも印象的でした。

『空間の鳥』
[振付]井口裕之
[音楽]ヘンリク・グレツキ「ハープシコードと弦楽オーケストラのための協奏曲」
[舞台美術]井口裕之 [衣裳]井口裕之、さとうみちよ
[照明]立田雄士

貝川鐵夫、江本拓、八幡顕光、高木裕次、佐々木淳史、末松大輔
アンダーシュ・ハンマル、泊陽平、清水裕三郎、野崎哲也、原健太、三船元維
真忠久美子

「新国立劇場バレエ団で育った井口裕之の当劇場振付家デビューとなる作品」をバランシン、サープ、ドゥアトと並べて上演するのは如何なものかと。振付家を育てようという気持ちはわかるけど。

もしかして、男性ダンサーが出演できる作品がないので、そこんとこよろしく……みたいな? 確かに、皆さん、物凄く張り切って踊っていたよね。カーテンコールも晴れ晴れとした表情をしていて、それはそれで微笑ましくもあり。

『ポル・ヴォス・ムエロ』
[振付]ナチョ・ドゥアト
[音楽]15〜16世紀スペインの古楽(指揮:ジョルディ・サヴァール)
[ステージング]キム・マッカーシー [舞台美術]ナチョ・ドゥアト
[衣裳デザイン]ナチョ・ドゥアト、イスマエル・アスナル
[照明デザイン]ニコラス・フィシュテル
[テクスト]ガルシラソ・デ・ラ・ベガ [朗読]ミゲル・ボセ

湯川麻美子、遠藤睦子、高橋有里、西川貴子、本島美和、丸尾孝子
吉本泰久、貝川鐵夫、陳秀介、冨川祐樹、芳賀望、末松大輔

初演の時は物凄い衝撃を受けたンだけど、今回はそれほどでもなかった。それはたぶん、この間にスペイン国立ダンスカンパニーの公演を何度か観てしまったからだと思われ。ドゥアトの振付を完璧に踊るダンサーたちと比べて、そこはかとなく物足りなさを感じてしまったような。

とは言え、湯川麻美子、遠藤睦子、高橋有里、吉本泰久といったベテラン勢の頑張りには、改めて感嘆いたしましたです。はい。

『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』
[振付]トワイラ・サープ
[音楽]ジェセフ・ラム「ボヘミア・ラグ 1919」
    フランツ・ヨーゼフ・ハイドン「交響曲第82番 ハ長調」
[ステージング]エレイン・クドウ [衣裳原デザイン]サント・ロクアスト
[照明原デザイン]ジェニファー・ティプトン

デニス・マトヴィエンコ
本島美和、厚木三杏、西山裕子
山本隆之

厚木三杏が出色の出来。ハリウッド女優のようなオーラを振りまき、と〜ってもチャーミング! 西山裕子も見事なコメディエンヌぶりを披露。これで、デニス・マトヴィエンコに洒落っ気があればな……。
ってゆうか、そもそも本作は、踊れて当然、そのうえで、洒脱な存在感を放つ男性プリンシパルを擁しないと成立しないのでは?

それにしても、今回、川村真樹を観られなかったのが、返す返すも残念だ。

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