« 草刈民代公式ウェブサイトに《エスプリ》の報告 | トップページ | 行けそうにない »

2009年5月17日 (日)

歌舞伎座さよなら公演 五月大歌舞伎 夜の部

2009年5月2日(土)〜26日(火) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

Tokei

いつの間にか歌舞伎座前に“歌舞伎座さよなら公演 カウントダウン時計”なるものが設置されておりました。テープカットと点灯式のセレモニーもあったのね〜。

『恋湊博多諷 毛剃』

毛剃九右衛門:市川團十郎
傾城 小女郎:尾上菊之助
中国弥平次:河原崎権十郎
小倉伝右衛門:片岡市蔵
徳島平左衛門:片岡亀蔵
加田市五郎:中村松江
じゃがたら三蔵:市川男女蔵
浪花屋仁三:中村亀鶴
座頭 盛市:坂東彌十郎
奥田屋女房 お松:片岡秀太郎
小松屋宗七:坂田藤十郎

毛剃の團十郎、ここ最近では一番の充実ぶりではないかしらん? いや〜、一時はどうなることかと心配したけど、確かに、体調は「いい方向に進んで」いるような。
とにかく、派手で大きく、それでいてちょっと情けないところもあって、こういう役は團十郎にハマるよな、と。ただ、汐見の見得はいささか呆気なかったかも。
龍をあしらった唐服やら、ビロードで作った羽織に珊瑚の羽織紐やら、衣装も見どころ。

対する宗七は藤十郎。あまりの若々しさに言葉もありません。
小女郎の菊之助が、実に、実に実に美しい。宗七の髪を梳く姿など、ほんっとに艶やか。
手下を演じた権十郎、市蔵、亀蔵、松江、男女蔵、亀鶴が手堅く、お松の秀太郎も好演(あの笑顔に癒されます)。

『夕立』

小猿七之助:尾上菊五郎
御守殿滝川:中村時蔵

失神した女をこれ幸いと我が物にするなんざ、色男としてどうよ?……なんてことを言ったら、身も蓋もないっすね(笑)。

『神田ばやし』

家主 彦兵衛:坂東三津五郎
桶屋 留吉:市川海老蔵
娘 おみつ:中村梅枝
女房 おかね:市川右之助
蒟蒻屋隠居 おらく:片岡市蔵
行者 陽山:片岡亀蔵
若い者 正太:坂東亀寿
若い者 新七:坂東巳之助
店子 重吉:坂東亀三郎
店子 源太:市川男女蔵
店子 清兵衛:河原崎権十郎
店子 加蔵:坂東秀調
店子 惣助:市川團蔵

意外と奥の深い人情噺なのに、留吉の海老蔵が妙に芝居を捩じ曲げているというか。留吉は決して愚鈍なのではなく、単に世慣れてない純朴な青年ってだけでしょう? あれじゃ知的障害者です。
ま、普段と違う表情に接することができるのはファンとしては嬉しいけど、悪目立ちしては何にもならないわけで。普通にやろうよ、普通に。

おらくの市蔵が見事なコメディエンヌ(?)ぶりで観客を笑わせる。彦兵衛の三津五郎もさすがの巧さ。
そうそう、猫がいい味出しておりました。

どうでもいいンだけど、彦兵衛はお金を返さないまま?

『鴛鴦襖恋睦 おしどり』

遊女喜瀬川、雌鴛鴦の精:尾上菊之助
河津三郎祐安、雄鴛鴦の精:市川海老蔵
股野五郎景久:尾上松緑

清新な若手による古風な味わいの舞踊劇。眼福眼福。
ここでも菊之助の美しさにうっとり〜。股野の松緑が憎々しげでありながら愛嬌もあって、印象に残る。

【関連記事】
私と歌舞伎座 〜受け継ぐ伝統、新たな出発〜 第1回 市川團十郎

|

« 草刈民代公式ウェブサイトに《エスプリ》の報告 | トップページ | 行けそうにない »

2009年鑑賞記録」カテゴリの記事