歌舞伎座さよなら公演 芸術祭十月大歌舞伎 昼の部
2009年10月1日(木)〜25日(日) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

カウントダウン時計も200日を切りました。歌舞伎座さよなら公演も、残りあと半年……。思いの外、行けてないワタクシ。次は十二月大歌舞伎かしらん? なんてったって、宮藤官九郎作・演出の『大江戸りびんぐでっど』があるからな。
『毛抜』
粂寺弾正:坂東三津五郎
小原万兵衛 実は 石原瀬平:中村錦之助
小野春風:尾上松也
小野左衛門息女 錦の前:中村梅枝
秦秀太郎:坂東巳之助
八剣数馬:中村萬太郎
腰元 若菜:上村吉弥
秦民部:坂東秀調
家老 八剣玄蕃:市川團蔵
小野左衛門春道:中村東蔵
腰元 巻絹:中村魁春
三津五郎は口跡もいいし、動きにもキレがあるし、観ていて実に気持ちいいンだけど、粂寺弾正という役はそれだけではつまらないわけで。誰彼無しに言い寄るような大らかさや愛嬌がないとね。
八剣玄蕃の團蔵が相変わらず見事な悪役ぶり。
錦の前の梅枝、秀太郎の巳之助、数馬の萬太郎と、何気に若手が勉強中。
若菜の吉弥と巻絹の魁春で役を分ける。たまに見かけるけど、いつも「勿体ないな」と思う。
台詞劇、あるいは、推理劇として堪能しつつも、全体的には物足りなかった。
『蜘蛛の拍子舞』
白拍子妻菊 実は 葛城山女郎蜘蛛の精:坂東玉三郎
渡辺綱:尾上松緑
碓井貞光:中村萬太郎
ト部季武:尾上右近
源頼光:尾上菊之助
坂田金時:坂東三津五郎
“拍子舞”という割には、あまり拍子の面白さが出てこない。なんつーか、リズムが立たないンだよね。振付の問題なのか? それとも、長唄の問題なのか?
玉三郎は前半の妻菊はいいけど、後半の女郎蜘蛛の精は迫力に欠ける。
間に出てくる蜘蛛が秀逸。見得も立派でした。素晴らしい。誰だったンでしょう???
『心中天網島 河庄』
紙屋治兵衛:坂田藤十郎
紀の国屋小春:中村時蔵
江戸屋太兵衛:中村亀鶴
五貫屋善六:中村寿治郎
丁稚三五郎:中村萬太郎
粉屋孫右衛門:市川段四郎
河内屋お庄:中村東蔵
上方和事って、時々、ほんっとにいらいらする(笑)。いつまでもダラダラダラダラしてないで、とっとと別れて帰らんかいっ! と、ツッコミ入れたくなるような。
ってことで、治兵衛の藤十郎は何もいうことありません。鼻をすするのも芸のうち(ワタクシ的には、気になる役とそうでない役があって、今回はすんごく気になった)。
孫右衛門の段四郎は藤十郎とのやり取りも巧く、実直な商人を好演。時折、足元がふらつくことも。御身大切に。
お庄の東蔵が手堅く、太兵衛の亀鶴は健闘していたけど、ちょっと若いかな。
『音羽嶽だんまり』
藤間大河初お目見得
音羽夜叉五郎:尾上菊五郎
奴伊達平:尾上松緑
稚児音若:初お目見得 藤間大河(松緑長男)
大内息女大姫:尾上菊之助
大江三郎:河原崎権十郎
結城左衛門:中村錦之助
白拍子仏御前:市村萬次郎
鎌田蔵人:市川團蔵
夕照の前:中村魁春
熊笹のお仲:澤村田之助
畠山重忠:中村吉右衛門
雲霧袈裟太郎:中村富十郎
松緑長男、藤間大河の初お目見え。まだ三歳。現歌舞伎座での初お目見えは、本人にとって大きな財産になることでしょう。セリフは一言、「よろしくお願いいたします」だけだけど。
口上は、松緑父子に、菊五郎、吉右衛門、富十郎。吉右衛門と松緑親子が引っ込むと、いきなり大勢が現れて、暗闇の中で源氏の白旗を奪い合う。
最後は夜叉五郎の菊五郎による幕外の引っ込みで、あっという間に終わっちゃいました。
【関連記事】
私と歌舞伎座 〜受け継ぐ伝統、新たな出発〜 第6回 尾上菊五郎
歌舞伎美人|歌舞伎座さよなら公演 芸術祭十月大歌舞伎 藤間大河くん初お目見得 いよいよ明日初日
歌舞伎美人|藤間大河くん 歌舞伎座で初お目見得
| 固定リンク
「2009年鑑賞記録」カテゴリの記事
- 牧阿佐美バレヱ団『くるみ割り人形』(2009.12.12)
- マリインスキー・バレエ 2009年日本公演《オールスター・ガラ》(2009.12.11)
- マリインスキー・バレエ 2009年日本公演《オールスター・ガラ》(2009.12.10)
- マリインスキー・バレエ 2009年日本公演『イワンと仔馬』(2009.12.09)
- マリインスキー・バレエ 2009年日本公演『眠れる森の美女』(2009.12.05)








