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2009年11月23日 (月)

マリインスキー・バレエ 2009年日本公演『白鳥の湖』

2009年11月22日(日)〜12月11日(金) 神奈川県民ホール ほか
http://www.japanarts.co.jp/

[音楽]ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
[振付]マリウス・プティパ、レフ・イワノフ [改訂振付]コンスタンチン・セルゲーエフ
[台本]ウラジーミル・ベーギチェフ、ワシーリー・ゲーリツェル
[装置]シモン・ヴィルサラーゼ [衣裳]ガリーナ・ソロヴィヨーワ
[指揮]パーヴェル・ブベリニコフ [管弦楽]東京ニューシティ管弦楽団

オデット/オディール:エカテリーナ・コンダウーロワ
ジークフリート王子:ダニーラ・コルスンツェフ

王妃(王子の母):エレーナ・バジェーノワ
王子の家庭教師:ソスラン・クラーエフ
道化:ラファエル・ムーシン
悪魔ロットバルト:イワン・シートニコフ
王子の友人たち:エリザヴェータ・チェプラソワ(イリーナ・ゴールプ怪我のため変更)、マリーヤ・シリンキナ、マクシム・ジュージン

小さな白鳥:エリザヴェータ・チェプラソワ、ヤナ・セーリナ、ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク、エレーナ・ユシコーフスカヤ
大きな白鳥:ダリア・ヴァスネツォーワ、ユリアナ・チェレシケーヴィチ、アナスタシア・ペトゥシコーワ、リリヤ・リシューク
2羽の白鳥:ダリア・ヴァスネツォーワ(イリーナ・ゴールプ怪我のため変更)、オクサーナ・スコーリク

スペインの踊り:アナスタシア・ペトゥシコーワ、ヴァレーリヤ・イワーノワ、イスロム・バイムラードフ、カレン・ヨアンニシアン
ナポリの踊り:アンナ・ラヴリネンコ、マクシム・フレプトフ
ハンガリーの踊り:ポリーナ・ラッサーディナ、ボリス・ジュリーロフ
マズルカ:アリサ・ソコロワ、オリガ・ベリク、ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ、スヴェトラーナ・シプラトワ、ドミートリー・プィハチョーフ、アレクサンドル・クリーモフ、ニコライ・ナウーモフ、セルゲイ・サリコフ

コンダウーロワは長身で手脚も長く、ほんっとに舞台映えしますね〜。美しさや儚さだけじゃなく、鳥類の獰猛さをも感じさせるオデットで、長い腕を動かす度に、バサッ、バサッ、と、翼のはためきが聞こえてきそう。『白鳥の湖』が異類婚姻譚であることを改めて思い、何だか妙に新鮮な気分。
踊りは抑制が利いていて、ポーズにもムーヴメントにも余裕があり、実に素晴らしかった。ぢつは、1幕1場の女性陣がブンブン脚を振り上げていて、いささか辟易したンですよ。上がるのはよくわかったから、と。なので、コンダウーロワの抑制された動きを目にして、心の底からホッとしたの。

逆に、オディールでは抑えを外し、揺るぎないテクニックと圧倒的なオーラをとことん見せつけ、その場を支配しておりました。あと、視線の使い方が巧くて、感嘆いたしました。
そうそう、騙された王子を嘲笑うオディールの仰け反りっぷりが半端なくて。あそこまで仰け反らンでも、ってゆうか、さすがの私も王子が可哀相になったよ。

ってことで、王子のコルスンツェフは、ノーブルが服着て歩いている、というか、立っても座っても歩いても王子、というか、とにかく、ひたすら優雅でございました。
正直、オデットに対する愛情は薄いものの(あまりにも濃い舞台ばかり見過ぎて、こちらの感覚が麻痺している?)、コンダウーロワとの長身ペアはそれだけで見応えあり。手がメチャメチャ大きいのも、サポートの安心感に繋がるような。

道化のムーシンとロットバルトのシートニコフは、どちらもまだ若そう。跳躍も高くて、生き生きと踊っているンだけど、役の造型がいささか薄味。
王子の友人を踊ったジュージンは、テクニックもサポートもしっかりしていて、清潔感もあって、これからが楽しみ。お顔はちょっとサラファーノフ系(デコ系でも、キューピー系でもいいけど)。
スペインを踊ったヨアンニシアンが、バイムラードフに負けず劣らずキメキメで、マヂ、かっけー!
コール・ドはそこそこ揃っていたかな。中でも、小さな白鳥の調和が見事でした。
オケは可もなく不可もなく。あ、でも、ハープはもう少し頑張りましょう。

ところで、怪我で降板したゴールプは大丈夫かしらん?

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