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2010年8月21日 (土)

八月花形歌舞伎 第二部

2010年8月7日(土)〜28日(土) 新橋演舞場
http://www.kabuki-bito.jp/

筋書に舞台写真が入る頃合いを見計らってチケットを取ったのに、まだ入っていない。劇場のスタッフに確認したら、明日からだそうな。遅いっすね。あー、初日が遅いからか。

『暗闇の丑松』

暗闇の丑松:中村橋之助
四郎兵衛女房 お今:中村福助
松の屋料理人 祐次:中村獅童
岡っ引 常松:中村松江
建具職人 熊吉:片岡亀蔵
同    八五郎:市川猿弥
浪人 潮止当四郎:片岡市蔵
料理人元締 四郎兵衛:坂東彌十郎
丑松女房 お米:中村扇雀

世界は不条理に満ちている。救いはない。その中で、必死に生きようとする男と女。行き場のない閉塞感に覆われた、いわゆる“ノワール”な作品……の筈なんだけど、役者の資質の問題かしらん? ノワール感が非常に薄い。

とにかく、丑松の橋之助が、終始、がなり立てているのが煩くてかなわない。一本気なのはわかるけど、もう少し、緩急をつけて下さいな。
お米の扇雀が薄幸そうに見えないのも如何なものかと。哀れさがないから、お米の死が唐突に感じられてしまう。
あと、お熊の歌女之丞が、これまた中途半端というか。う〜む。

お今の福助は妙にイキイキしてたけど、何で悪女を演じるとイキイキするンでしょうね、この人。
湯屋番頭の橋吾が好演。褌一丁で駆け回る姿が実にリアルでございました。

『京鹿子娘道成寺』

白拍子花子:中村福助
所化 不動坊:中村松江
同  普文坊:尾上松也
同  雲念坊:澤村宗之助
同  誠心坊:坂東巳之助
同  覚念坊:坂東新悟
同  大覚坊:市川弘太郎
同  戒心坊:坂東橘太郎
同  梅心坊:市川猿三郎
同  西念坊:市川欣弥
同  角連坊:中村蝶十郎
同  市念坊:中村又之助
同  建仁坊:市川新蔵
同  勢念坊:松本錦一
同  清浄坊:澤村宇十郎
大館左馬五郎照剛:市川海老蔵

福助は喋らないといいンだね。淡々と踊っていたのが、却って好印象。
押戻しがつくせいか、道行を端折っていたような。押戻しは海老蔵。荒事は安心して観ていられます。隈の描き方が巧いのか、顔がぐーっと大きく見える。

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