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2010年11月 3日 (水)

新国立劇場バレエ団『ビントレーのペンギン・カフェ』

2010年10月27日(水)〜11月3日(水) 新国立劇場 オペラ劇場(オペラパレス)
http://www.nntt.jac.go.jp/

[指揮]ポール・マーフィー [管弦楽]東京フィルハーモニー交響楽団
[メゾソプラノ]渡辺敦子(『ペンギン・カフェ』)

最初は1回観ればいいかと思っていたけど、公開リハーサルで見学した古川和則のケープヤマシマウマを観たくて、2日続けて初台へ。キャストもほとんど違うし、結果的には、両日行ってよかったです。

『火の鳥』
[振付]ミハイル・フォーキン [音楽]イーゴリ・ストラヴィンスキー
[装置]ディック・バード [衣裳]ナターリヤ・ゴンチャローワ
[照明]沢田祐二 [ノーテイター]デニス・ボナー
[衣裳スーパーバイザー]ブルース・ホロヴィッツ

火の鳥:小野絢子
イワン王子:山本隆之
王女ツァレヴナ:寺田亜沙子
魔王カスチェイ:マイレン・トレウバエフ

火の鳥の小野絢子。小柄なので物足りなさは否めず。ただ、異様に目力が強く、魔物たちを操っている感は昨日よりあったかも。5月の『カルミナ・ブラーナ』の経験が活きた?
イワン王子の山本隆之は意外にやんちゃな王子。火の鳥を捕まえようとしたり、魔王の城に入り込んだりすることを考えれば、その造型もありかと。
魔王カスチェイはマイレン・トレウバエフ。マント使いがイマイチで、存在感も薄い。

12人の王女たちにソリストの大盤振る舞い。贅沢だ〜。

『シンフォニー・イン・C』
[振付]ジョージ・バランシン [音楽]ジョルジュ・ビゼー(『交響曲第1番 ハ長調』)
[振付指導]コリーン・ニアリー [衣裳]大井昌子 [照明]磯野睦

第1楽章プリンシパル:米沢唯、菅野英男
同 コリフェ:西山裕子、大和雅美、福田圭吾、小柴富久修
第2楽章プリンシパル:川村真樹、貝川鐵夫
同 コリフェ:細田千晶、川口藍、澤田展生、田中俊太郎
第3楽章プリンシパル:厚木三杏、輪島拓也
同 コリフェ:寺島まゆみ、寺田亜沙子、グリゴリー・バリノフ、野崎哲也
第4楽章プリンシパル:丸尾孝子、古川和則
同 コリフェ:さいとう美帆、高橋有里、アンダーシュ・ハンマル、原健太

第1楽章の米沢唯と菅野英男は入団のお披露目? う〜む、ふたりとも小粒。特に米沢は、西山裕子と大和雅美というベテランを従えていたからねぇ……。ま、これからということで。
第2楽章の川村真樹。アダージオの抒情をたっぷりと。貝川鐵夫のサポートも破綻なく。
第3楽章の終盤、輪島拓也が転けて両手をついちゃったのは興醒め。
第4楽章の丸尾孝子と古川和則も、堅実と言えば堅実、地味と言えば地味。
とは言え、全員が勢揃いするフィナーレの美しさやダイナミズムに高揚感は得られたので、とりあえず満足。

『ペンギン・カフェ』
[振付]デヴィッド・ビントレー [音楽]サイモン・ジェフス
[装置・衣裳]ヘイデン・グリフィン [照明]ジョン・B・リード
[ノーテイター]デニス・ボナー [装置スーパーバイザー]ダグラス・ニコルソン
[衣裳スーパーバイザー]ヴァンダ・ヒューストン

ペンギン:井倉真未
ペンギンウェイター:伊東真央、加藤朋子
ユタのオオツノヒツジ:遠藤睦子、江本拓
テキサスのカンガルーネズミ:福田圭吾
豚鼻スカンクにつくノミ:西山裕子
ケープヤマシマウマ:古川和則
ブラジルのウーリーモンキー:グレゴリー・バリノフ
熱帯雨林の家族:小野絢子、山本隆之、上村光

公開リハーサルで、ビントレーはケープヤマシマウマのことを「ファンキー」と評していた。あと、「毛の短い動物はラインが美しい」とも。それを踏まえて観てみると、確かにそんな感じ。古川和則はそこはかとなく色気もあって、魅力的なケープヤマシマウマでした。
祝日で子供が多かったのか、福田圭吾のテキサスのカンガルーネズミに、あちこちから笑いが起こってた。ってゆうか、総じて昨日より反応がよかったような。

さて、2010/2011シーズンも無事に開幕いたしました。ワタクシ的には、今後に期待を抱かせるオープニングだったかな、と。
ちなみに、早々と2011/2012シーズン開幕作品の速報チラシが配られており、世界初演『パゴダの王子』だそうな。

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