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2010年12月26日 (日)

シアターコクーン・オンレパートリー2010『黴菌』

2010年12月4(土)〜26日(日) Bunkamura シアターコクーン
http://www.bunkamura.co.jp/

[作・演出]ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[音楽]斎藤ネコ [美術]伊藤雅子 [照明]関口裕二 [映像]上田大樹
[音響]水越佳一 [衣裳]小峰リリー [ヘアメイク]宮内宏明

五斜池京:北村一輝
渋澤洋平:仲村トオル
佐野雪絵:ともさかりえ
調雄吉:岡田義徳
調園子:犬山イヌコ
権田、小林善介、三田為五郎:みのすけ
別府三郎:小松和重
山本百合:池谷のぶえ
五斜池銀一郎:長谷川博己
渋澤オト:緒川たまき
五斜池藤吉郎:山崎一
五斜池フサ:高橋惠子
五斜池定夫、菊竹桐生:生瀕勝久

昨年の『東京月光魔曲』に続く《(昭和初期三部作改め)昭和三部作》の第2弾。

おもしろうて、やがて悲しき……って感じっすかね。個々のエピソードをすべて平均化し、快いカタルシスは敢えて避ける姿勢は今回も変わらないンだけど、KERAにしては珍しく、しみじみとした余韻を残す作品に仕上がっておりました。

正直なことを言えば、「アッパー階級が住む洋館」を舞台にした「複雑怪奇な群像劇」という言葉やオープニングのミステリアスな雰囲気を湛えたワルツとは真逆のホームドラマに帰着しちゃったのは期待外れだったけど、その分、会話劇として充実していたので、これもありかな、と。

ってゆうか、お下げ髪も可憐な池谷のぶえを観られただけでワタクシは満足でございます。前から巧い巧いと思っていたけど、今回改めて彼女の巧さを実感いたしました。もうねぇ、セリフのすべてに説得力があるのよ。
あと、KERA作品初出演の高橋惠子が、難易度の高いKERAのセリフを完璧に自分のものにしていたのにも驚いた。

仲村トオルを敢えてKY(すでに死語?)なキャラにしたのはよかったけど、決して巧い役者じゃないから、それに応えられていないというか、却って怪しく見えるというか。
NHKのドラマ『セカンドバージン』で話題の長谷川博己は、何気に出番が少なかったような(ま、この面子においては、それも致し方ないと思われ)。

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