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2010年12月18日 (土)

東京バレエ団『M』

2010年12月18日(土)〜19日(日) 東京文化会館
http://www.nbs.or.jp/

[振付/美術・衣裳コンセプト]モーリス・ベジャール
[音楽]黛敏郎、クロード・ドビュッシー、ヨハン・シュトラウスII世、エリック・サティ、リヒャルト・ワーグナー、ほか

少年:肥田宏哉
I−イチ:高岸直樹
II−ニ:後藤晴雄
III−サン:木村和夫
IV−シ(死):小林十市
聖セバスチャン:長瀬直義
射手:永田雄大
船乗り:平野玲
女:吉岡美佳
海上の月:小出領子

【禁色】
オレンジ:高木綾
ローズ:西村真由美
ヴァイオレット:井脇幸江

【鹿鳴館】
円舞曲:高村順子、乾友子、佐伯知香、高橋竜太、松下裕次、小笠原亮、宮本祐宜
貴顕淑女:奈良春夏、田中結子、吉川留衣、渡辺理恵

ソファのカップル:川島麻実子、柄本武尊

ピアニスト:三原淳子

三島由紀夫を表すモティーフが至る所に散りばめられていて、確かに三島の“M”なんだけど、クライマックスに思いっきりシャンソンを持ってきちゃうあたり、モーリスの“M”でもあるわけで、どんだけ自分好きなんだよ(笑)。

終盤。白い幕が振り落とされ、舞台一面を海のように覆う〜聖セバスチャンらが踊る〜楯の会の制服を着た男たちが登場する〜桜吹雪が舞い散る中、少年・三島が自決する……の一連の流れは、泣きたくなるほど美しい。ただ、その美しさはある種の型(所謂、和の様式美)に堕している気がしないでもなく、まったく同じことをかつて『ザ・カブキ』でも思った私には、その実のなさこそがベジャールだな、と。

小林十市は7年のブランクを感じさせない素晴らしい踊り。カーテンコールでも一番拍手を貰ってました。
吉岡美佳、小出領子をはじめ、女性陣の充実ぶりに感嘆。
男性陣。踊りはともかく、官能性の欠片もないのが致命的。中でも、聖セバスチャンの長瀬直義にはもっと滴るような色気が欲しかった。

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