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2011年1月20日 (木)

ベルリン国立バレエ団 2011年日本公演『チャイコフスキー』

2011年1月20日(木)〜23日(日) 東京文化会館
http://www.nbs.or.jp/

[台本・振付・演出]ボリス・エイフマン [音楽]ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
[装置・衣裳]ヴァチェスラフ・オクネフ [照明]グレーブ・フィルシュティンスキー
[振付指導]オリガ・カルミコワ
[指揮]ヴェロ・ペーン [演奏]東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

チャイコフスキー:ウラジーミル・マラーホフ
分身、ドロッセルマイヤー:ヴィスラウ・デュデク
フォン・メック夫人:ベアトリス・クノップ
チャイコフスキーの妻:ナディア・サイダコワ
王子(若者、ジョーカー):ディヌ・タマズラカル
少女:ヤーナ・サレンコ

ドラマティック・バレエの巨匠ボリス・エイフマンが描く大作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの生涯。副題に「生と死のミステリー」とある。

エイフマンはチャイコフスキーを「複雑怪奇な人間」と評している割には、生と死、光と影、善と悪、理想と現実、聖と俗、異性愛と同性愛、さらに、チャイコフスキーとその分身……といった二項対立的思考に落とし込んでいて、そのあたりがわかりやすさでもあり、物足りなさでもあり。

ただ、普段は何を踊っても本人が透けて見えるマラーホフが、終始、チャイコフスキーとして存在していたことには驚かされたし、分身のデュデク、フォン・メック夫人のクノップ、妻のサイダコワら、主要キャストの好演、ならびに、時に具象、時に抽象と、シーンによってその役割を変えるコール・ドの存在も忘れ難い。

何はともあれ、今このタイミングでマラーホフのチャイコフスキーを観られたことは、実に、実に実に幸せでございました。

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