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2011年3月 6日 (日)

牧阿佐美バレヱ団『ドン・キホーテ』

2011年3月5日(土)〜6日(日) ゆうぽうとホール
http://ambt.jp/

[演出・振付]アザーリ・M・プリセツキー、ワレンティーナ・サーヴィナ(プティパ、ゴールスキー版による)
[作曲]レオン・ミンクス
[指揮]アンドレイ・アニハーノフ(ロストフ国立音楽劇場首席指揮者)
[管弦楽]東京ニューシティ管弦楽団

キトリ/ドルシネア姫:久保茉莉恵
バジル:菊地研
ドン・キホーテ:逸見智彦
サンチョ・パンサ:上原大也
エスパーダ:中家正博

キトリの友だち:日高有梨、坂本春香
街の踊り子:吉岡まな美
ガマーシュ:保坂アントン慶
キトリの父:森田健太郎
酒場の踊り子:田中祐子

ジプシーの首領:塚田渉
ジプシーの女:橋本尚美
森の女王:吉岡まな美
キューピッド:米澤真弓

ボレロ:田中祐子、塚田渉

前回(2008年6月)同様、フォントを大にして


菊地研のバジル、素晴らしかったです!


なんつーか、菊地研に対するこちらの情熱が薄れてきては、『ドン・キホーテ』で盛り返す……の繰り返しのような。いや、でも、ほんっとに、毎回、必ず、パワーアップしてる。きっと本人のキャラにも合ってるンでしょうね。あんまり素敵だったので、その場で6月の『白鳥の湖』の予約をしてしまいました。

今回、一番感心したのはサポートの堅実さ。パートナーが初役で初主演ということもあり、随所で彼が気を配っていて、すんごく頼もしかったっす。確かに、片手リフトは決まらなかったけど、無理をせず巧くまとめる判断を瞬時に下していたし、ふうわりと女性を掲げるリフトや滑らかでダイナミックなフィッシュダイブなど、感じ入る場面が多々あって、大人になったな、と。

さらに、自分のソロではちゃんと見せ場を作り、流し目やら髪の毛かきあげやら(そう言えば、パーマかけてた?)色男ぶりも相変わらず。以前から気になっていたプロポーションも、脚のラインがやたらとキレイになってたし、あとは、あのダサダサな3幕の衣裳を変えていただければ完璧じゃん。
3幕のグラン・パ・ド・ドゥ、コーダのピルエットで超高速回転を披露したのに、最後でよろけて会場の暖かい笑いを誘っていたのはご愛嬌。

キトリの久保茉莉恵は、とにかくテクニックの安定感には感嘆いたしました。表情に乏しく幼い印象で、正直、街の宿屋の娘としてキトリを演じているようには見えなかったけど、入団したての大抜擢でここまで踊れたのは立派。3幕のグラン・フェッテがとてもリズミカルで、思わず客席から手拍子が起こる。

ワタクシ的に注目していたのが、6月の公演で主役にキャスティングされている日高有梨。首から腕にかけてのラインが美しく、確かに『白鳥』向きかも。大いに期待しております。

サンチョ・パンサの上原大也、トランポリンであんなに高く上がるのを見たのは初めてかも。客席からも歓声が上がっていました。
ベテランふたり、キトリの父の森田健太郎は濃い演技で笑わせてくれたけど、タイトルロールの逸見智彦はやっぱちょっと違うような。ノーブル過ぎ?
その他、街の踊り子と森の女王の吉岡まな美、酒場の踊り子とボレロの田中祐子、キューピッドの米澤真弓、そして、マタドール、ジプシー、ファンダンゴと大活躍だった男性陣が印象に残る。

これがニューシティかと思うほどアニハーノフの指揮がまた見事で、ほんっとに楽しかったー!

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