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2011年7月28日 (木)

大規模修繕劇団 旗揚げ公演『血の婚礼』

2011年6月24日(金)〜7月30日(土) にしすがも創造舎体育館 特設劇場
http://www.bunkamura.co.jp/

[作]清水邦夫 [演出]蜷川幸雄
[美術]中越司 [音響]井上正弘 [照明]服部基
[衣裳]小峰リリー [ヘアメイク]鎌田直樹

北の兄(倒れる青年):窪塚洋介
北の女(ふね):中嶋朋子
ハルキ:丸山智己
トランシーバー少年:田島優成
北の弟:近藤公園
喪服の男(先生):青山達三
兄さん:高橋和也
姉さん:伊藤蘭

北浜のおじさん:妹尾正文
いとこの精三:清家栄一
花屋の長女の夫:新川將人
花屋の長女:うずめ理衣
シーちやん:松田慎也
北の女の姉さん:寺村耀子
高校生:浅場万矢

Bunkamuraが全館設備改修工事を実施しているため、西巣鴨にある廃校となった中学校の体育館にて上演。簡素な入口に(実際はそんなに簡素でもないンだろうけど)、却って期待が高まったり。

本作は、清水邦夫がスペインの世界的な詩人にして劇作家でもあるフェデリコ・ガルシア・ロルカの『血の婚礼』にインスパイアされて書いた戯曲で、言わば、ロルカ版の後日談。

花嫁を奪った男・北の兄と、婚約者を裏切って逃げた花嫁・北の女。駆け落ちしたふたりはとうに別れてしまったというのに、親戚や婚約者が執拗に追いかけてくる……という愛憎劇に、路地に囚われてしまったような兄さんや姉さん、トランシーバー少年や喪服の男の物語が交錯し、さらには、少年少女の鼓笛隊が行き交い、幻の電車が走り抜ける。

なんつーか、死にゆく者たちへの弔鐘のような、そんな舞台でした。

どこにでもありそうな路地。その隙間を埋め尽くすように立ち並ぶ自動販売機。下手にコインランドリー、上手にビデオショップ。背景にはギラギラと輝く電飾と、何故か鯉のぼり。そして、降りしきる雨、雨、雨。
相変わらず既視感ありありなんだけど、でも、たまに観るといいね、蜷川は。

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