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2011年11月16日 (水)

俳優座劇場プロデュースNo.88『十二人の怒れる男たち』

2011年11月16日(水)〜20日(日) 俳優座劇場
http://www.haiyuzagekijou.co.jp/

[作]レジナルド・ローズ [翻訳]酒井洋子 [演出]西川信廣
[美術]石井強司 [照明]桜井真澄 [音響]小山田昭 [衣裳]山田靖子

陪審員1号:大滝寛(文学座)
陪審員2号:荘司肇(俳優座)
陪審員3号:三木敏彦(文学座)
陪審員4号:阿部勉(文化座)
陪審員5号:井上倫宏(演劇集団 円)
陪審員6号:岡田吉弘(昴)
陪審員7号:高橋克明(文学座)
陪審員8号:松橋登(フリー)
陪審員9号:小山内一雄(朋友)
陪審員10号:外山誠二(文学座)
陪審員11号:里村孝雄(劇団1980)
陪審員12号:松島正芳(俳優座)

守衛:高塚慎太郎(文学座)
裁判長の声:矢野宣(俳優座)

緻密な構成と確かな人物描写。奇を衒わないオーソドックスな演出。ベテラン俳優たちによる燻し銀の演技(出演者の平均年齢って、一体、いくつなのかしらん?)。
いつも観る芝居とはかなり違っていたけど、これはこれで見応えありました。

松橋登さんが演じたのは、被告の無罪を主張する陪審員8号。他の陪審員たちに向かって証拠の再検証を要求し、有罪の立証に合理的な疑いを差し挟む余地がないかどうか、ただひたすら問い掛けていく。
「話し合いましょう」「そうかも知れない」「私にはわかりません」といった消極的な言葉を繰り返しながら、いつの間にか証拠の信用性を覆していく人物に、あの穏やかな風貌と甘く軽やかな声が意外なほど嵌まってました。
終盤の緊迫した場面で台詞が飛ぶというアクシデントがあって、別の意味ですっげー緊張したよ。

皆さん、それぞれ存在感がある中で、特に、スラムで育った陪審員5号の井上倫宏さん(色気がありますね〜)、美味しいところをさらっていく陪審員9号の小山内一雄さん、移民の時計職人で聡明な陪審員11号の里村孝雄さんが、印象に残る。

ちなみに、シドニー・ルメット監督『十二人の怒れる男』の感想はこちら

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