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2011年12月25日 (日)

ピアノと物語『ジョルジュ −サンドとショパン−』

2011年12月25日(日)〜26日(月) 座・高円寺1
http://za-koenji.jp/

[作]斎藤憐 [演出]佐藤信
[照明]齋藤茂男 [音響]島猛

ジョルジュ/オーロール・デュパン:渡辺美佐子
ミッシェル:松橋登

ショパン(ピアノ):清塚信也

作家ジョルジュ・サンドと彼女を支え続けた弁護士ミッシェルとの往復書簡にピアノの生演奏を交えた朗読劇。ピアノを挟んで左右に小振りの椅子とテーブルを置いただけのシンプルな舞台。

松橋登さんは如何にもパリの敏腕弁護士といった風情。知的で洗練されていてセクスィで、ほんっとに素敵でした。衣裳は自前かしらん? 指輪がいいアクセントになってたわ〜。
渡辺美佐子さんは立ったまま語ることが多く、その凛とした立ち姿が自立した女性ジョルジュと見事に重なる。

清塚信也さんのピアノは……私がイメージするショパンの音色と違ってたし……少しナル入ってたし……苦手なタイプかも。すみません。
それにしても、ジョン・ノイマイヤーの呪縛は強く、時折、『椿姫』の世界へ連れて行かれてしまったよ(笑)。

肝心なところを敢えて外し、周辺のより些末な出来事を書き込むことで、逆にジョルジュの造型が立体的になってくるのが面白く、竹下景子さんと真那胡敬二さんの組も観ておけばよかったと、ちょっと後悔。座・高円寺の年末のレパートリーとして定着することを期待しております。

幕切れ。ピアノに寄り添うように立つ渡辺さん。彼女が最後の台詞だけ台本を閉じて語ったその瞬間、ジョルジュとショパンの姿がまざまざと目に浮かび、物語世界が一気に押し寄せてきたようで圧巻でした。

終演後、松橋さんの楽屋へご挨拶に伺う。この日の夜は本作を書かれた斎藤憐さんを偲ぶ会があるので、皆さん、ソッコーで撤収作業中。もちろん、松橋さんもご参会予定(朗読をなさるとか)とのことでした。う〜む、こちらも観てみたかった。

ってことで、2011年は久々に満ち足りた舞台納めとなりました。

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