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2012年1月31日 (火)

ボリショイ・バレエ ボリショイ劇場管弦楽団 2012年日本公演『スパルタクス』

2012年1月31日(火)〜2月9日(木) 東京文化会館
http://www.japanarts.co.jp/

[音楽]アラム・ハチャトゥリアン
[台本]ユーリー・グリゴローヴィチ(ラファエロ・ジョヴァニョーリの小説と古代史に基づく。ニコライ・ヴォルコフのシナリオを使用)
[振付]ユーリー・グリゴローヴィチ [美術]シモン・ヴィルサラーゼ
[音楽監督・共同制作]ゲンナージー・ロジェストヴェンスキー
[指揮]パーヴェル・ソローキン [管弦楽]ボリショイ劇場管弦楽団

スパルタクス(剣奴、反乱の指導者):イワン・ワシーリエフ(ミハイロフスキー劇場プリンシパル・ダンサー)
クラッスス(ローマ軍の司令官):アレクサンドル・ヴォルチコフ
フリーギア(スパルタクスの妻):スヴェトラーナ・ルンキナ
エギナ(娼婦、クラッススの愛人):エカテリーナ・シプーリナ

剣奴:アントン・サーヴィチェフ
道化役者たち:チナーラ・アリザーデ、アンナ・オークネワ、マリーヤ・ヴィノグラードワ、マリーヤ・ジャル コワ、ヤニーナ・パリエンコ、アンナ・レベツカヤ、バティール・アナドゥルディーエフ、アレクセイ・マトラホフ、エゴール・シャルコフ、アレクサンドル・ プシェニツィン
3人の羊飼いたち:ディミトリ・ザグレービン、デニス・メドヴェージェフ、アレクサンドル・スモリャニノフ
4人の羊飼いたち:アレクサンドル・ヴォドペトフ、エフゲニー・ゴロヴィン、ウラディスラフ・ラントラートフ、デニス・ロヂキン
羊飼いの女性たち:スヴェトラーナ・パヴロワ、ダリーヤ・コフロワ、ジュ・ユン・ベ、クセーニャ・プチョルキナ、ユリア・ルンキナ
娼婦たち:アンナ・レベツカヤ、アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、マリーヤ・ジャルコワ、アンナ・オークネワ、ユリア・グレベンシコーワ、クリスティーナ・カラショーワ、ヤニーナ・パリエンコ

念願の『スパルタクス』全幕を観られて幸せ〜。

シプーリナ、よかったなぁ。あ、もちろん、ワシーリエフも、ルンキナも、転んじゃったけどヴォルチコフも、コール・ドも、皆よかったよぉ(感泣)。
そして何より、ソローキンの指揮とオーケストラの演奏がすんばらしかった sign03
もうねぇ、最初の一音から違うの。爆音(笑)。特に、打楽器がすんごい迫力。もちろん、管楽器も弦楽器も鳴る鳴る。それでいて、情緒的なところもあり、時にダンサーに寄り添い、時にダンサーを引っぱり、自由自在。いや、もう、メチャメチャ興奮いたしました。

タイトルロールのワシーリエフは、テクニックの誇示に終始していた頃と比べて、表現力がずいぶん深化しましたね。カリスマ性溢れる反乱の指導者を見事に体現。人並み外れた彼の跳躍も、自由を求めるスパルタクスの造型に嵌まっていた。
対するヴォルチコフも、プライドが高く驕奢、そのくせ狡くて弱いクラッススを好演。途中で(2幕だったかな?)転んで、一瞬、ヒヤリとしたけど、その後は何事もなく踊っていたので、怪我はなさそう。ジャパン・アーツのブログによると、あの髪型は地毛だったらしい。

ルンキナの繊細な脚のラインと、シプーリナの明確な脚のライン。片や可憐で儚げ、片や妖艶で強靭。まさに、対照の妙。
それにしても、男性陣に負けず劣らず脚をバシバシ上げて踊るシプーリナの姿は忘れ難い。

特筆すべきは、コール・ドのダイナミズム! 舞台狭しと踊りまくるローマ軍や反乱軍に、血が騒ぐ。自分も一緒に踊りたくなるほど。いや、マヂで。
あとは、モノローグの度に下りてくるジョーゼット幕(?)が、彼ら4人の運命に立ち込める暗雲のようで効果的だったな、と。

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