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2012年1月 5日 (木)

レニングラード国立バレエ −ミハイロフスキー劇場−『海賊』

2012年1月5日(木)〜6日(金) 東京文化会館
http://www.koransha.com/

[音楽]アドルフ・アダン、チェーザレ・プーニ、レオ・ドリーブ、リッカルド・ドリゴ、パーヴェル・オリデンブルグスキー
[振付]マリウス・プティパ、ピョートル・グーゼフ [改訂演出]ファルフ・ルジマトフ
[指揮]アナトーリー・リバルコ [管弦楽]レニングラード国立歌劇場管弦楽団

メドーラ:イリーナ・ペレン
コンラッド(海賊の首領):ファルフ・ルジマトフ
アリ(海賊):レオニード・サラファーノフ
ギュリナーラ:サビーナ・ヤパーロワ

ランケデム(奴隷商人):アレクサンドル・オマール
ビルバント(海賊):ウラジーミル・ツァル
セイード・パシャ(トルコの総督):マラト・シェミウノフ
フォルバン:オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ、ニーナ・オスマノワ、ニコライ・アルジャエフ、ロマン・ペトゥホフ
アルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフ
オダリスク:タチアナ・ミリツェワ、アンナ・クリギナ、ワレーリア・ザパスニコワ

昨年のとんでもない『ドン・キホーテ』を思えば、実に、実に実に幸せな舞台初めでございました。いや、ま、ルジマトフの改訂演出版には言いたいこともたっくさんあります。ンが、ここはひとつ、目映いばかりのペレンの美しさを寿ぎたい。

コンラッドのルジマトフ、アリのサラファーノフ、ギュリナーラのヤパーロワも適材適所。
さらに、ランケデムのオマール、ビルバントのツァル、パシャのシェミウノフが濃い演技で舞台を盛り上げる。あ、そうそう、パシャのお付き(?)のふたりが、これまた小芝居連発で面白かったです。
そして、そして、オダリスクのミリツェワ。彼女の可憐な踊り、大好き。

しっかし、あのルジマトフを以てしても、「古典作品の現代化=スピーディな展開」の呪縛からは逃れられないのか……。
ルジマトフ版は従来の第1幕と第2幕を併合、辻褄の合わない箇所をちょこちょこカット。その結果、1幕の60分に対して2幕は30分と、非常にバランスの悪い構成になっている。休憩挟んで約2時間。正直、終わった瞬間、呆気にとられましたよ。「えっ? これで終わり?」みたいな。
ワタクシ的には、ダラダラやろうが、整合性がなかろうが、いいと思うンだけど、こういう意見は少数派なんでしょうね、きっと。
ってゆうか、それより何より、アリを「奴隷という身分から解放」する必要があるのか?

一新された美術と衣装は、豪華で品もあって素敵でした。冒頭の難破シーン、迫力ありましたね〜。ただ、1幕のギュリナーラの衣裳だけ他の娘たちと違うのが謎。メドーラが違うならわかるンだけど(ぢつは、ギュリナーラの方が身分が高いとか?)。

ともあれ、オケもノリノリですんごく楽しかったし、これはこれでいいのかな、と(笑)。

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