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2012年3月20日 (火)

平成中村座 三月大歌舞伎 昼の部

2012年3月3日(土)〜27日(火) 平成中村座
http://nakamuraza.com/

中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露。
ぢつは、初めての中村座。いや、ま、その、“勘三郎と愉快な仲間たち”は苦手なんです。
ってことで、東京スカイツリー

Skytree_1

『暫』

鎌倉権五郎景政:市川海老蔵
那須九郎妹照葉:中村七之助
鹿島入道震斎:市川猿弥
月岡息女桂の前:上村吉弥
成田五郎義秀:市川男女蔵
加茂次郎義綱:片岡進之介
清原武衡:片岡我當

今月は昼・夜で席種を変えてみました。昼の部は一階平場の松席。座椅子に座布団。私は最前列だったので足を前に伸ばすこともできたけど、2列目以降はちょっとキツそう。

金丸座に行った際、“芝居小屋”で観る『暫』は格別だと思ったので、今回も楽しみにしていたンだけど……う〜む……かなり微妙。
景政の海老蔵。見た目は悪くないし、口跡もあんなものかな、と。それよりも、オーラが薄れたというか、劇場ごと江戸時代にタイムスリップさせてしまうようなかつての力強さが感じられなかったのが、かなりショックでございました。あ、あと、幕切れの引っ込みで発する奇声も如何なものかと。

猿弥と七之助の鯰コンビが好演。
ひとりだけ目をキョロキョロさせていた義綱の進之介。行儀悪いぞ。

『一條大蔵譚 −檜垣/奥殿−』

一條大蔵長成:中村勘太郎 改め 中村勘九郎
常盤御前:中村扇雀
八剣勘解由:片岡亀蔵
勘解由女房鳴瀬:中村小山三
鬼次郎女房お京:中村七之助
吉岡鬼次郎:片岡仁左衛門

先日、テレビで新・勘九郎の『春興鏡獅子』ダイジェスト映像(新橋演舞場 二月大歌舞伎の襲名披露)を観たンだけど、顔の付け方が私の苦手な勘三郎そっくりになっちゃって……以下自粛。

ンで、この大蔵卿も父親激似で……以下自粛。あ、でも、なかなか愛らしい阿呆でしたよん。愛らし過ぎて、本当に阿呆に見えちゃうあたりが難ですが。作り阿呆として生きる大蔵卿の聡明さやペーソスまで表現するのは、そう簡単ではないさね。

鬼次郎の仁左衛門とお京の七之助がちゃんと夫婦になっているのに驚く。やるじゃん、七之助。ってゆうか、私にとっては「父親に似てない」ってだけで、ポイント高かったり。

鳴瀬に小山三。90歳を超えても立派に舞台を勤めている。いやぁ、いいもの見せていただきました。

『舞鶴雪月花』

《上の巻》さくら
桜の精:中村七之助

最前列だと膝から下がほとんど見えず。バレエほどではないにしても、踊りを観るには厳しいかも。

艶やかで、それでいて、儚さを感じさせる桜の精。この短さもいいンでしょうね。
昼の部は全演目に出演して、何気に七之助奮闘公演?

《中の巻》松虫
松虫:片岡仁左衛門
同 :片岡千之助

いや、もう、ただただ微笑ましい。切ない踊りなのに、妙に嬉しそうな仁左衛門(笑)。“まごそふ”って、何か幸せな気分になれるよね。

《下の巻》雪達磨
雪達磨:中村勘三郎

雪達磨というよりオバQのような(喩えが古くてすみません)勘三郎が、炭屋の娘への恋心を、それはそれは軽妙に踊る。

最後に舞台奥の壁を開けて劇場外の景色を見せるのは、“勘三郎と愉快な仲間たち”の得意技。「またかぁ」と思いつつ、晴れ渡った空とスカイツリーを目にしたら、それなりに感激してしまいましたです。はい。

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