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2012年11月29日 (木)

マリインスキー・バレエ 2012年日本公演『白鳥の湖』

2012年11月15日(木)〜12月2日(日) 東京文化会館 ほか
http://www.japanarts.co.jp/

オデット/オディール:オクサーナ・スコーリク
ジークフリート王子:アレクサンドル・セルゲーエフ

王子の家庭教師:アンドレイ・ヤコヴレフ
悪魔ロットバルト:アンドレイ・エルマコフ
王子の友人たち:エカテリーナ・イワンニコワ、アナスタシア・ニキーチナ、アンドレイ・ソロヴィヨフ
18日と違うキャストのみ

2006年日本公演の『白鳥の湖』でスペインを踊っていたセルゲーエフがジークフリート王子かぁ……と、思わず遠い目をするワタクシ。
キャスト変更の煽りを食って予期せぬ若手ペアを観る羽目になってしまったけど、これはこれでよかったかな。改めてコールプ愛も実感できたし(笑)。

オデット/オディールのスコーリクは、長くしなやかな腕がとても印象的。ひとつひとつのポーズが丁寧で見栄えがする。時にその丁寧さが音楽的な流れを途切れさせるきらいはあったものの、私は好感を持ちました。
ただ、ちょっと痩せ過ぎのような。今回の来日メンバーは比較的体格のいい女子が揃っていたせいか、ひとりだけ幼気な子供みたいで……。ま、それがオデットの特別感に繋がっていたことは否定しないけど。

当初の予定ではマリインスキーらしい正統派王子を観ないで終わる筈だったので(いや、ま、コールプは立派にマリインスキーの王子ですよ。王子ですけど、“正統派”とは言い難いわけで)、セルゲーエフを観られたのは嬉しかった。
もちろん、イワンチェンコやコルスンツェフと比べればまだまだですけど、脚のラインも綺麗だし、踊りも堅実だし、マナーもいいし(ここ、一番大事)、何より若いスコーリクから情感を引き出していたのが頼もしいな、と。

そう言えば、セルゲーエフは1幕1場の憂愁のソロをしっかり踊ってましたね。コールプは割愛していたような。たぶん。
あと、衣裳も違う。色だけ合わせれば(1幕が黒、2幕が白)、デザインは個人の自由なのかしらん?

王子の友人たちを踊ったソロヴィヨフは、踊りもサポートも万全でよかったです〜。
ロットバルトのエルマコフも、高い跳躍と場を支配する存在感が抜群でした。ただ、最期のもがきはあっさり終了(王子もあっさりだから、これはこれでいいのかも)。

初バレエの友人が一緒だったので、2階最前列のセンターブロックを押さえたンだけど、コール・ドを観るには最適ですね。ほどほどの距離があるので全体を俯瞰できて、そのうえ粗も目立たず。
小さな白鳥あたりは調和も出てきたし、キャラクター・ダンスも盛り上がってきたし、この調子でソワレもお願いします!

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