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2012年11月24日 (土)

吉例顔見世大歌舞伎 夜の部

2012年11月1日(木)〜25日(日) 新橋演舞場
http://www.kabuki-bito.jp/

体調不良のため2日から休演していた仁左衛門が前日に復帰。ラッキー! と思いつつ、代役の松緑もちょっと観てみたかったかも。昼の部をご覧になったお仲間によると、すんごく痩せていたらしい(夜の部も出演していたンだけど、出番が短くてよくわからなかった)。もしかして、熊谷ダイエット?

『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』

熊谷次郎直実:片岡仁左衛門
白毫弥蛇六 実は 弥平兵衛宗清:市川左團次
熊谷妻 相模:中村魁春
堤軍次:坂東亀寿
亀井六郎:尾上松也
片岡八郎:中村萬太郎
伊勢三郎:尾上右近
平経盛室 藤の方:片岡秀太郎
源義経:中村梅玉

病み上がりのせいか、体の動きがイマイチの仁左衛門。長袴の捌きに手間取ったり、制札の見得がすっきりと決まらなかったり。声も少し細かったような。
とは言え、相模の魁春、藤の方の秀太郎、義経の梅玉らの好演にも助けられて、見応え充分の一幕に仕上がっておりました。

すべてを捨てて愛に身を焦がしていく『アンナ・カレーニナ』を観た後のせいか、我が子を犠牲にし、最後は僧形となって旅立っていく熊谷に、泣けた泣けた。日本人はやっぱこっちだよな。いや、マヂで。

『汐汲』

蜑女苅藻:坂田藤十郎
此兵衛:中村翫雀

踊りの精度が落ちてなお、佇まいだけで見せる藤十郎。舞踊も身体表現である以上、動けなくなった身体で踊り続けることに疑問がないわけではない。ンが、確かにいいと思う瞬間があるのよ。それが不思議。

幕切れ間近、ふたりが花道の七三に差し掛かった時、かなり大きな揺れがありました。後で確認したら震度4だったそうな。何事もなくてよかった〜。

『四千両小判梅葉』四谷見附より牢内言渡しまで

野州無宿富蔵:尾上菊五郎
女房おさよ:中村時蔵
浅草無宿才次郎:尾上松緑
寺島無宿長太郎:尾上菊之助
黒川隼人:中村松江
頭:坂東亀三郎
三番役:坂東亀寿
伊丹屋徳太郎:尾上松也
下谷無宿九郎蔵:中村萬太郎
田舎役者萬九郎:大谷桂三
穴の隠居:澤村由次郎
数見役:河原崎権十郎
石出帯刀:坂東秀調
隅の隠居:市村家橘
生馬の眼八:市川團蔵
うどん屋六兵衛:中村東蔵
浜田左内:坂東彦三郎
牢名主 松島奥五郎:市川左團次
藤岡藤十郎:中村梅玉

無宿者の富蔵と浪人の藤十郎が、江戸城の御金蔵から四千両もの大金を盗み出し、捕まって牢に入れられ、最後は磔の刑に処せられる……。

富蔵の菊五郎と藤十郎の梅玉の颯爽とした姿を堪能できるのかと思っていたら、すぐに捕まって牢内の場となり、観ているこちらは置いてけぼりにされた気分。「河竹黙阿弥が史実に残る御金蔵破りを劇化した異色の白浪物」ということで期待してたンだけど、全然、面白くなかった。長年上演されなかったのも当然さね。

「伝馬町西大牢の場」は牢内をリアルに再現しているらしく、初演時(明治18年)には話題を呼んだそうな。牢名主に左團次、囚人たちに家橘、権十郎、松緑、菊之助、亀三郎、亀寿、由次郎などなど。役者が揃っている割に単調なのは、菊五郎しか喋ってないから?

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