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2013年3月20日 (水)

東日本大震災復興祈念チャリティ・バレエ“グラン・ガラ・コンサート” 〜私たちはひとつ!!〜

2013年3月19日(火)〜20日(水・祝) Bunkamura オーチャードホール ほか
http://blog.kahoku.co.jp/events/
http://www.tbs.co.jp/event/

ただ観ていただけの私でさえ仙台往復は疲れたのに、移動して踊って、移動して踊って……を繰り返すダンサーって、改めてダフだな、と。
リニューアル後のオーチャードホールは今日が初めて。1階前方のセンターブロックは前後で互い違いの座席配置になったものの、バレエに不向きなホールであるのは相変わらず。

【第1部】

『コッペリア 第三幕』より スワニルダとフランツのパ・ド・ドゥ

エカテリーナ・マルコフスカヤ、アレクサンドル・ザイツェフ

最初に客席に向かってレヴェランスするのがいいですね。その世界に観客もすっと入っていけて。
マルコフスカヤもザイツェフも、何でこんなに愛らしいンでしょう。踊る姿を観ているだけで幸せな気分になってくる。

『ジゼル 第二幕』より ジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥ

田北志のぶ、ヤン・ワーニャ

今度はいきなり静謐な世界へ……。
死と再生。癒しと赦し。東日本大震災復興祈念のチャリティ公演でこの作品を踊る意義を考えてみたり。

『海賊』より メドーラとアリのパ・ド・ドゥ

エカテリーナ・ハニュコーワ、ブルックリン・マック

グラン・フェッテで何気に高度な技を披露するハニュコーワ。しかも、ちゃんと音に乗れているのが痺れます。あ、でも、胸だけギラギラしている衣裳はちょっと微妙だったかも。

『ライモンダ』より ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌのパ・ド・ドゥ

マリア・アラシュ、アレクサンドル・ヴォロチコフ

いや〜、何度観ても素敵です。
姫オーラ炸裂のアラシュも美しいけど、ヴォロチコフの白タイツ姿も美しい。眼福眼福。

『タリスマン』より パ・ド・ドゥ

エレーナ・エフセエワ、イーゴリ・コルプ

この作品がこんなにコルプに合うなんて、まったく想像していなかった!

ところで、DANZAに掲載されたメッセージに「『タリスマン』からは新たなパ・ドゥ・ドゥを準備しています」とあったけど、えっと、これ、新しかったですか?
ってゆうか、何度も観てるのに、全然、覚えてないワタクシ。いや、ま、何となく見覚えのある部分はあったので、これまでと同じものかと。あー、いつもぼんやり観ててごめんね、ロブーヒン(マリインスキーで観る時は、いつも彼だった)。

【第2部】

『エスメラルダ』より パ・ド・ドゥ

田北志のぶ、ヤン・ワーニャ

田北は腕こそ長いものの、格別、プロポーションに恵まれているわけではないし、どちらかと言うと、地味な印象かも知れない。でも、それを補って余りある濃厚な感情表現が役柄に説得力を与えている。

『On the way』

ブルックリン・マック

よくある内省的なソロでありながら、どこか開かれた印象も受ける。マックの資質によるものかしらん?

『ラ・シルフィード 第二幕』より シルフィードとジェームスのパ・ド・ドゥ

エカテリーナ・マルコフスカヤ、アレクサンドル・ザイツェフ

昨日以上にザイツェフの踊りがダメダメ〜な感じなんだけど、でも、何か許せちゃう(笑)。やっぱ男は愛嬌だよな。

『グラン・パ ・クラシック』より パ・ド・ドゥ

エレーナ・エフセエワ、イーゴリ・コルプ

昨日はヴァリアシオンやコーダでポーズが崩れてしまったコルプ。今日は極端に安全運転って感じで、それなりにまとめてはいたものの、踊りの精度は確実に落ちてるし、もう二度とかつてのような完璧なラインを目にすることはないのかな、と。それでもなお、彼独特の柔軟性や優美さ、大胆で繊細な演技、あるいは、サポートの巧さなどは健在なわけで、まだまだ目は離せない。

移籍してもうずいぶん経つのに、未だにエフセエワはマリインスキーらしくないンだよね。

『スパルタクス』より エギナとクラッススのパ・ド・ドゥ

マリア・アラシュ、アレクサンドル・ヴォロチコフ

やっぱ、アラシュいいよ、アラシュ。今までずっと地味だと思っていて、本当にごめんなさい。

『瀕死の白鳥』
[演奏]早川りさこ (Harp)、渡部玄一 (V.Cello)

田北志のぶ

死を迎える白鳥の姿に、震災でなくなった人々の姿が重なる。
『ジゼル』といい、『瀕死の白鳥』といい、死を想起させる演目は田北ひとりが担い、他の出演者は明るくて華やかで派手な演目であることに、ふと気がつく。

『ドン・キホーテ』より キトリとバジルのパ・ド・ドゥ

エカテリーナ・ハニュコーワ、ブルックリン・マック

マックは臀部や大腿部の筋肉が発達し過ぎて、白タイツ姿がイマイチ似合っておりませんでした。ま、他がみんな美脚揃いだから、仕方ないさね。

【フィナーレ】

『花は咲く』

一番最初に登場する田北とワーニャは、歌詞に合わせたマイムをしていたような。
コルプはエフセエワをリフトした状態で登場。昨日は舞台前方へ直進してきただけだったのに、今日はそこに旋回も加えておりました。

昨日同様、最後は花(仙台はそのまま、東京はラッピングあり)を手にしたダンサーたちが客席まで降りてきて、観客にプレゼント。コルプはまた端の通路を担当。しかも、かなり後方まで行っちゃったものだから、戻ってくる時は小走りに(笑)。

基本的には“ガラより全幕”な私だけど、今回は出演者も演目も揃っていて、本当にいい公演でした。
田北をはじめ、すべての関係者に心より厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

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