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2013年5月17日 (金)

座・高円寺『リア』

2013年5月17日(金)〜5月26日(日) 座・高円寺2
http://za-koenji.jp/

[原作]ウィリアム・シェイクスピア
[翻訳]小田島雄志(『リア王』より)
[構成・演出]佐藤信 [構成協力]生田萬 [美術]島次郎
[照明]齋藤茂男 [映像]飯名尚人 [音響]島猛 [衣裳]岸井克己
[振付]竹屋啓子 [メイク]清水悌 [かつら]川口博史、栗城真由子
[造形小道具]福田秋生、江久保暢宏

リア:渡辺美佐子
男:植本潤(花組芝居)
道化:田中壮太郎(俳優座)

声の出演:西川竜太郎、斉藤淳

シェイクスピアの長大な戯曲を1時間半に再構成。『リア王』と聞いて黒澤明監督『乱』くらいしか思い浮かばないこちらが悪いンだけど、作り手の意図を理解しないうちに終わってしまったよ。トホホ。

演出家の言葉によると、今回は「言葉ひとつひとつのイメージと直接向き合うという、これまで経験したことない方法」を試みたそうな。ただ、その結果、「原作のコンパクトなダイジェスト版ではない」世界を描き出せたかというと……う〜む……私にはかなり物足りなかったっす。なんつーか、work in progressって感じ?

あと、渡辺美佐子がリア王を演じることに対する過度な期待も影響したような。もっとニュートラルな気持ちで観ていたら、また違った印象を抱いたのかも知れない。

出演者3人のうち、植本潤だけが複数の役を演じる。中でも、三姉妹(ゴネリル、リーガン、コーデリア)の演じ分けがとても見事で感嘆しきり。
道化の田中壮太郎も独特の造型で興味深かった。

カーテンコールで見せた渡辺美佐子の童女のような表情が忘れ難く。
すでに2014年5月の再演が決定しているらしいので、まずは戯曲を読み直してみようかと。

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