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2013年10月22日 (火)

NODA・MAP 第18回公演『MIWA』

2013年10月4日(金)〜11月24日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
http://www.nodamap.com/

[作・演出]野田秀樹 [美術]堀尾幸男 [照明]小川幾雄
[衣裳]ひびのこづえ [選曲・効果]高都幸男 [振付]木佐貫邦子
[映像]奥秀太郎 [美粧]柘植伊佐夫

MIWA:宮沢りえ
赤絃繋一郎:瑛太
マリア:井上真央
最初の審判、通訳:小出恵介
ボーイ:浦井健治
負け女:青木さやか
半・陰陽:池田成志
オスカワアイドル:野田秀樹
安藤牛乳:古田新太

声の出演(五十音順):天海祐希、柄本明、大竹しのぶ、橋爪功、美波

「あまりに有名な“生ける伝説”の半生から出鱈目な物語を紡ぐ」と言いつつ、かなりちゃんとした『美輪明宏物語』になっていた。野田自身も公演プログラムで語っているように、とにかく「素材が多すぎ」る人ですから、よく知られたエピソードを並べるだけで2時間なんてあっという間。いつになくわかりやすいというか、それほど驚きはなかったかな。

舞台上にもうひとつ額縁状の舞台を載せたような装置。その角度を変えることで、天上界、ソドミアンバー、映画館、天主堂、シャンソン喫茶、さらには、現実、ショー、妄想へと、瞬時に世界を切り替えていく。そのあたりは相変わらず巧いっすね〜。

まろび、ころげ、よろめき、立ち上がり、また倒れる……

MIWA(美貌の者としての宮沢りえ、異形の者としての古田新太)は愛する者を何度も失い、それでもなお、生きていく。

時が愛を消すことはない。
けれども、時は記憶を消してしまう。
愛していたという記憶を、無残にも時は消してしまう。
そして誰かが座っていた、不在の椅子だけがそこに残る。

幕切れのMIWAの台詞。“不在の椅子”のイメージがそれはそれは美しかっただけに、その後に流れる『愛の讃歌』の、最早ビブラートとも言えない美輪様の「をうをうをうをう」に呆然といたしましたです。はい。
宮沢りえが歌えるとは思わないけど、さすがにあれ(美輪様の録音に口パク)は興醒め。他に方法はなかったのかしらん???

NODA・MAP初参加組が、思いの外、馴染んでいた。中でも、浦井健治の振り切れっぷりが清々しく。

今後の予定

2014年 5月
『THE BEE −English Version−』
パリ公演(国立シャイヨー劇場)ほか海外公演

2014年 秋
『キル』日韓共同制作
作・演出 野田秀樹×韓国人キャスト
ソウル公演(明洞芸術劇場)ほか

2015年 春
NODA・MAP 第19回公演

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