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2013年12月 8日 (日)

歌舞伎座新開場柿葺落 十二月大歌舞伎 昼の部

2013年12月1日(日)〜25日(水) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

幸四郎と玉三郎を上置きに、染五郎、菊之助、海老蔵、獅童、七之助といった花形メインの『忠臣蔵』。今更言っても遅いけど、先月のベテラン勢による『忠臣蔵』も観ておくンだった……。

『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』

《大序・三段目》
塩冶判官高定:尾上菊之助
桃井若狭之助安近:市川染五郎
足利左兵衛督直義:坂東巳之助
顔世御前:中村七之助
高武蔵守師直:市川海老蔵

口上人形から始まる《大序》はやっぱワクワクするわ〜。
……とか何とか言いながら、意外と観てない『忠臣蔵』通し。前回いつ観たのかも覚えておりません。

幕が開くと、皆、俯いて目を閉じ、人形身になっている。若狭之助の染五郎と判官の菊之助はいいとして、海老蔵初役の師直(三津五郎休演に伴う配役変更)が如何せん軽い。身体も絞り過ぎなのか、以前よりひと回り小さく見える。
動き始めたら始めたで、無駄に目をギョロギョロさせたり、突っ込んだ芝居で過剰に笑いを取ったり(これに関しては、喧嘩場の方が顕著だったかな)。ま、でも、台詞は心配していたほど酷くはなかったので、ホッとひと安心。

顔世の七之助、怜悧な美貌はいいンだけど、些か高慢な印象を受ける。なんつーか、師直の横恋慕をからかっているような。ある意味、彼女がすべての発端なわけで、それに相応しい美貌や風格は必要。でも、慎み深さも欲しい。

判官の菊之助は刃傷に及ぶまでの心中を明確に描けていないせいか、刀を抜くのが唐突に感じられる。
染五郎が直情径行型の若狭之助を好演。

《四段目》
大星由良之助:松本幸四郎
塩冶判官高定:尾上菊之助
顔世御前:中村七之助
赤垣源蔵:坂東亀三郎
竹森喜多八:尾上松也
矢間重太郎:市村竹松
富森助右衛門:大谷廣太郎
奥田定右衛門:澤村宗之助
大星力弥:尾上右近
斧九太夫:松本錦吾
薬師寺次郎左衛門:片岡亀蔵
原郷右衛門:大谷友右衛門
石堂右馬之丞:市川染五郎

由良之助の幸四郎、相変わらず何を喋っているのかわかりません(泣)。そのせいか、判官の菊之助とのやり取りが退屈で退屈で、一瞬、意識が飛んでしまいました。すみません。

薬師寺の亀蔵がべりべりしていて面白い。
石堂の染五郎は二役やる必要があったのか?
そして、無駄に声がいい亀三郎。松竹さん、もっといい役をつけてあげてください。

《落人》
腰元 おかる:坂東玉三郎
鷺坂伴内:河原崎権十郎
早野勘平:市川海老蔵

定式幕が開き、続いて浅葱幕が振り落とされると、笠で顔を隠した玉三郎と海老蔵がいる。その時の客席の期待感といい、ふたりが笠を取った瞬間の「綺麗ねぇshine」一色の空気感といい、いや〜、すんごかったです。正直、それだけで充分のような(笑)。

この幕の海老蔵は、身体がほっそりとしたことで却って憂いが出てよかった(踊りらしい踊りもなく、うだうだしてるだけだし)。

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