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2013年12月16日 (月)

歌舞伎座新開場柿葺落 十二月大歌舞伎 夜の部

2013年12月1日(日)〜25日(水) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

玉三郎を観たい、という友人と一緒に三階席。国立劇場での研修発表会も入れると、この一週間で七段目を何回観るンだか(笑)。海老蔵と玉三郎はちゃんと兄妹に見えたけど、歌舞伎味が薄いというか、妙にリアルというか。

『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』

《五段目・六段目》
早野勘平:市川染五郎
斧定九郎:中村獅童
女房 おかる:中村七之助
母 おかや:上村吉弥
判人 源六:片岡亀蔵
千崎弥五郎:市川高麗蔵
一文字屋お才:市村萬次郎
不破数右衛門:坂東彌十郎

昼の部(感想はこちら)の時代物の世界から一転、夜の部は世話物の世界へ。

勘平の染五郎、前半はそこはかとなくぼんやりしてるンだけど、水浅葱の紋服に着替えた後は、柔らかさといい、決まりの美しさといい、素晴らしい出来栄え。
おかるの七之助もしっとりした女房ぶりでよかったです。

源六の亀蔵、お才の萬次郎、おかやの吉弥、千崎の高麗蔵、不破の彌十郎など、花形ふたりを支える周囲も揃い、充実した五・六段目でございました。

《七段目》
大星由良之助:松本幸四郎
寺岡平右衛門:市川海老蔵
赤垣源蔵:坂東亀三郎
竹森喜多八:尾上松也
富森助右衛門:大谷廣太郎
大星力弥:中村児太郎
斧九太夫:松本錦吾
遊女 おかる:坂東玉三郎

何とも不思議な海老蔵の平右衛門。奴らしい明朗さは微塵もなく、花道の出から地味というか、リアルに足軽を演じている感じ。義太夫狂言の味わいは薄いものの、これはこれで面白く。
おかるの玉三郎は障子を引いた後の立ち姿が相変わらず美しく、色気もたっぷり。ただ、以前と比べると、所作が粗くなってません?

昼の部同様、由良之助の幸四郎が何を喋っているのか、全然、わかりません(泣)。一緒に行った友人が、台詞の極端な抑揚に大層受けておりました。

幕開きの仲居に小山三。えっと、90歳を超えてるンだっけ? いつまでもお元気で。

《十一段目》
大星由良之助良兼:松本幸四郎
大星力弥良春:中村児太郎
原郷右衛門元辰:大谷友右衛門
奥田定右衛門行高:澤村宗之助
矢間重太郎光興:市村竹松
富森助右衛門正国:大谷廣太郎
竹森喜多八隆重:尾上松也
小林平八郎正胤:中村獅童

一面の雪の中、敵味方入り乱れての戦い。
“泉水の立ち廻り”は松也と獅童。う〜む、もっとspeedyにお願いしますよ。

ってことで、今週末は一等席で観てきます〜。

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