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2014年12月 6日 (土)

ボリショイ・バレエ ボリショイ劇場管弦楽団 2014年日本公演『ドン・キホーテ』

2014年11月20日(木)〜12月7日(日) 東京文化会館 ほか
http://www.japanarts.co.jp/

[音楽]ルートヴィヒ・ミンクス [台本]マリウス・プティパ
[原振付]マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴールスキー
[改訂振付]アレクセイ・ファジェーチェフ [舞台美術デザイン]セルゲイ・バルヒン
[衣裳復元]タチヤーナ・アルタモノワ、エレーナ・メルクーロワ
[音楽監督]アレクサンドル・コプィロフ [照明]ミハイル・ソコロフ
[美術助手]アリョーナ・ピカロワ
[指揮]パーヴェル・クリニチェフ [管弦楽]ボリショイ劇場管弦楽団

キトリ/ドゥルシネア:エカテリーナ・クリサノワ
バジル(床屋):ミハイル・ロブーヒン
ドン・キホーテ(さすらいの騎士):アレクセイ・ロパレーヴィチ
サンチョ・パンサ(ドン・キホーテの剣持ち):ローマン・シマチョフ
ガマーシュ(金持ちの貴族):デニス・メドヴェージェフ
フアニータ、ピッキリア(キトリの友人):アンナ・レベツカヤ、ヤニーナ・パリエンコ
エスパーダ(闘牛士):ルスラン・スクヴォルツォフ
街の踊り子:アンナ・チホミロワ
メルセデス:オクサーナ・シャーロワ
ロレンソ(宿屋の主人、キトリの父):アンドレイ・シトニコフ
ロレンソの妻(キトリの母):アレフティナ・ルーディナ
公爵:アレクサンドル・ファジェーチェフ
公爵夫人:ヴェラ・ボリセンコワ
居酒屋の主人:アレクサンドル・ペトゥホフ
森の精の女王:アンナ・ニクーリナ
3人の森の精:ネッリ・コバヒーゼ → アンジェリーナ・カルポワ、オルガ・マルチェンコワ、アナ・トゥラザシヴィリ
4人の森の精:アンナ・ヴォロンコワ、スヴェトラーナ・パヴロワ、エリザヴェータ・クルテリョーワ、ダリヤ・グレーヴィチ
キューピッド:ユリア・ルンキナ
スペインの踊り:マリーヤ・ジャルコワ、ヴェラ・ボリセンコワ、ニーノ・アサチアーニ
ジプシーの踊り:クリスティーナ・カラショーワ
ボレロ:アンナ・バルコワ、ヴィタリー・ビクティミロフ
グラン・パの第1ヴァリエーション:エリザヴェータ・クルテリョーワ
グラン・パの第2ヴァリエーション:アナ・トゥラザシヴィリ

初っ端からオケが飛ばす飛ばす。超高速でイケイケドンドン! 楽しかった〜。

キトリのクリサノワはテクニックが盤石で実に、実に実に爽快。全幕主役を観るのは初めてだったけど、踊りも演技もさすがの安定感。
バジルのロブーヒンはずいぶん身体を絞ってきたような。脚のラインも凄く綺麗で、金髪を靡かせて踊る姿は惚れ惚れするほど。ただ、クリサノワと比べると、時折、音に遅れたり(超高速ですから、むしろここはクリサノワを褒めるべきでしょう)。

そして何より、キトリとバジルがちゃんと恋人同士に見えるのがいい。ふたりの恋の駆け引きがリアルに思えるからこそ、物語にも説得力が出てくるわけで。当初はマチネ(マリーヤ・アレクサンドロワ&ウラディスラフ・ラントラートフ)を観るつもりだったンだけど、これはこれでよかったかな。

エスパーダのスクヴォルツォフがかっちょよくて痺れました……と言いつつ、2幕の居酒屋では、大きなテーブルに座る闘牛士6人がちょこちょこ遊んでいるものだから、ついつい目がいってしまって、前で踊っているスクヴォルツォフから目を離すこと度々(笑)。中でも、両端にいたふたりが長身小顔でイケメンだった(名前はわからず)。
ガマーシュのメドヴェージェフも男前で優雅、それでいて滑稽な金持ち貴族を好演。

森の精の女王はニクーリナ。舞台が明るくなった瞬間のふうわりとした雰囲気は、まさにドン・キホーテの夢にのみ存在しているという印象で感心いたしました。踊り自体は、ドゥルシネアのクリサノワと比べると、詰めが甘いというか、もう少し細部まで丁寧に気を配ってくれると嬉しいな。それは街の踊り子のチホミロワにも言えることで、今後に期待しております。
キューピッドのルンキナは大人のダンサーが踊ってこその愛らしさがあり、非常によかったです。そう言えば、スヴェトラーナ・ルンキナの妹なんですね。

忘れちゃいけない、ジプシーの踊りのカラショーワ! こちらにグイグイ迫ってくる踊りで、すんばらしかった。「ブラボー!」も盛大に飛んでましたね。
メルセデスやスペインの踊り、あるいは、ボレロなんかを観ても、皆さん、背中が柔らかくて妖艶だわ〜。

ってことで、次の来日は2017年。その時は主役の顔ぶれも、随分、変わってそう。

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