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2015年1月23日 (金)

蜷川幸雄80周年記念作品 彩の国シェイクスピア・シリーズ番外編 ニナガワ×シェイクスピア レジェンド第2弾『ハムレット』

2015年1月22日(木)〜2月15日(日) 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
http://www.saf.or.jp/

[演出]蜷川幸雄 [演出捕]井上尊晶
[作]W. シェイクスピア [翻訳]河合祥一郎
[美術]朝倉摂、中越司 [照明]服部基 [衣裳]前田文子
[音響]井上正弘 [ヘアメイク]河村陽子 [擬闘]栗原直樹

ハムレット:藤原竜也
オフィーリア:満島ひかり
レアティーズ:満島真之介
ホレイシオ:横田栄司
フォーティンブラス、役者:内田健司(さいたまネクスト・シアター)
ポローニアス:たかお鷹
ガートルード:鳳蘭
クローディアス、亡霊:平幹二朗

墓掘り、重臣、役者:山谷初男
座長、墓掘り相棒、重臣:大門伍朗
コーネリアス、重臣、司祭:塾一久
隊長、重臣:廣田高志
ローゼンクランツ、重臣:間宮啓行
ヴォルティマンド、前口上、役者、重臣:妹尾正文
オズリック、重臣:岡田正
ギルデンスターン、重臣:清家栄一
フランシスコ、重臣、役者、黙劇の王、従者、市民:新川將人
マーセラス、従者、重臣:星智也
使者、重臣:野口和彦

蜷川幸雄の80周年記念作品だし、12年ぶり2度目となる藤原竜也のハムレットだし……ってことで、久しぶりに与野本町まで行ったはいいけど、う〜む。

YOMIURI ONLINEの記事には心配な言葉の数々──「稽古場に病院から通い」「鼻には酸素吸入用チューブ」「車イスで移動する姿は痛々しい」──が並ぶ。
出演者が勢揃いする幕開け、二階建ての長屋、能囃子や聖歌を多用した効果音、ツケや定式幕、振りかぶせといった歌舞伎の技法など、蜷川作品ではお馴染みのものは出てくるものの、それらが効果的に用いられているとは言い難く、果たしてどこまで蜷川の目が行き届いていたのか?

役者にしても、藤原竜也、満島ひかり、満島真之介、内田健司ら若手の台詞術がまったくなっていない。中でもハムレットの藤原は一本調子の絶叫芝居で、12年前の方がまだ増しだったような。あと、あんなに喉を締めた発声も如何なものかと。結局、この人はきちんとしたスキルを身につける機会がないまま、ここまできてしまったンだね。

しっかし、クローディアスの平幹二朗はさすがだわ〜。確かに妙な間があったりして、台詞に不安がないわけではないンだけど、この芝居における強烈な磁場となっていて、ハムレットとどちらが主役かわからないほど。

その他、満島ひかりの歌、終盤の剣術試合(大迫力!)、生気のないフォーティンブラスの造型が興味深く、照明も美しかった。

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