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2015年7月23日 (木)

ロシアバレエ トップダンサーたちによるバレエ・グラン・ガラ

2015年7月23日(木) ホクト文化ホール 大ホール
http://fsquare-freedomstudio.co.jp/
http://www.nagano-arts.or.jp/

[芸術監督]アラ・ラゴダ [プロデューサー・演出]田北志のぶ

長野市芸術館 開館記念プレイベントだそうな。他の会場と微妙にタイトルが違うンですけど?
同じ公演を複数回観る時は、いろいろな席を試したくなる。ってことで、断面図を参考に最前列センターブロックを購入。この会場の舞台は床から1m程度なので、爪先までしっかり見えました。

【第1部】

『アルレキナーダ』より ヴァリアシオン
[音楽]リッカルド・ドリゴ [振付]マリウス・プティパ

二山治雄(特別出演)

二山は長野県出身らしく、お教室関係のお客も多かったような。客席の雰囲気も暖かく、東京よりリラックスして踊っていたのでは?

『海賊』より メドーラとアリのグラン・パ・ド・ドゥ
[音楽]リッカルド・ドリゴ
[振付]ワフタング・チャブキアーニ、アレクサンドル・チェクルイギン

オレーサ・シャイターノワ、ブルックリン・マック

マックは回転系で軸がぶれること度々。そろそろ疲れが出る頃かしらん?
シャイターノワもグラン・フェッテでやや崩れたものの、最後の決めポーズは微動だにしないので、終わりよければすべてよし。

『DEUX』
[音楽]ジャック・ブレル [振付]クレール・ブリアン

エレーナ・エフセエワ、アンドレイ・エルマコフ

ただ一途に女を想う男。女は戸惑い逡巡するが、最後は愛に身を投じる……って感じ? こちらが勝手に物語を語れそうな作品です。

『白鳥の湖』第三幕より 黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
[音楽]ピョートル・チャイコフスキー [振付]マリウス・プティパ

マリア・アラシュ、アレクサンドル・ヴォロチコフ

ヴォロチコフはコーダの途中から物凄く呼吸が荒くて、ちょっと気の毒になってしまった。
レヴェランスで客席を睥睨するアラシュは、まさにオディールそのもの。

『カルメン組曲』抜粋
[音楽]ジョルジュ・ビゼー/ロジオン・シチェドリン編曲
[振付]アルベルト・アロンゾ

田北志のぶ、アレクサンドル・ザイツェフ、イーゴリ・コルプ

〈ハバネラ〉の田北は表情を作り過ぎてるような。身体で語れる人なんだから、あそこまで過剰に顔で演技しなくてもいいのに。勿体ない。
ザイツェフが愛の歓喜や切なさを十二分に表現していて、と〜っても魅力的なホセでした。

コルプのエスカミリオを初めて観た時は、ねっとりと腰をくねらせ髪をかき上げるだけの“なんちゃって闘牛士”だったけど、最近は命のやり取りをしている男としての実感が伴ってきた。

【第2部】

『グラン・パ・クラシック』より ヴァリアシオン
[音楽]ダニエル=フランソワ=エスプリ・オーベール
[振付]ヴィクトル・グゾフスキー

二山治雄(特別出演)

伸びやかで品がある。ただ、大腿部の筋肉のつき方が美しくないので、白タイツが今ひとつ似合ってない(ま、ロシアのダンサーと比べるのは酷だよな)。

『愛の伝説』より メフメヌ・バヌーとフェルハドのパ・ド・ドゥ
[音楽]アリフ・メーリコフ [振付]ユーリー・グリゴローヴィチ

マリア・アラシュ、アレクサンドル・ヴォロチコフ

今日はフェルハドがメフメヌ・バヌーの幻想だとすんなり納得できた。

『瀕死の白鳥』
[音楽]カミーユ・サン=サーンス [振付]ミハイル・フォーキン

田北志のぶ

シンプルだけど奥が深い作品だと、つくづく思う。

『バヤデルカ』第二幕より ガムザッティとソロルのグラン・パ・ド・ドゥ
[音楽]レオン・ミンクス [振付]マリウス・プティパ

オレーサ・シャイターノワ、ブルックリン・マック

シャイターノワは気持ちいいくらいに脚が上がるンだけど、もう少し抑制があってもいいかな。

『Notation I-Ⅳ』
[音楽]ピエール・ブーレーズ [振付]ウヴェ・ショルツ

アレクサンドル・ザイツェフ

ブーレーズのような現代音楽を使用して、これほど素晴らしいバレエ作品を創ってしまうとは……。ショルツの夭逝が惜しまれてならない。

『ロミオとジュリエット』より バルコニーのパ・ド・ドゥ
[音楽]セルゲイ・プロコフィエフ [振付]レオニード・ラヴロフスキー

田北志のぶ、イーゴリ・コルプ

ジュリエットに差し伸べる腕に愛が迸る。あぁ、なんて爽やかなロミオなの! いやはや、コルプを「爽やか」と評する日がくるとは(笑)。今回のグラン・ガラ、ワタクシ的にはコルプのロミオに尽きるわ〜。

ふたりの的確な演技に加え、田北の透明感や清涼感がコルプの純粋さや爽快さを引き出す相乗効果もあって、こんなにも正統派の『R&J』に仕上がったのかな、と。

『ドン・キホーテ』第三幕より キトリとバジルのグラン・パ・ド・ドゥ
[音楽]レオン・ミンクス [振付]マリウス・プティパ

エレーナ・エフセエワ、アンドレイ・エルマコフ

かなりノリノリのエフセエワ。今日のグラン・フェッテは腰に手を当てながら。間近で観たら、全然、肩の力は抜けてなかったわ(笑)。チャキチャキの下町娘という役作りに加え、相変わらずあちこちアクセントをつけ過ぎ。う〜む。

エルマコフは実に、実に実にエレガントなバジル。できることなら全幕を観てみたい。しっかし、爪先までほんっとに綺麗ね。

【フィナーレ】

『花は咲く』

観客へのお花プレゼントの際、私のすぐそばに座っていた小さな女の子に真っ先に向かっていくコルプを目にして、私も小さな女の子になりたい……と、心の底から思いましたです。はい。

入口で貰うプログラムの他に、鑑賞の手引きとして『バレエっておもしろい!!』という小冊子も配られました。

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