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2015年9月11日 (金)

PARCO PRODUCE『タンゴ・冬の終わりに』

2015年9月5日(土)〜27日(日) PARCO劇場
http://www.parco-play.com/web/page/

[作]清水邦夫 [演出]行定勲
[美術]伊藤雅子 [照明]佐藤啓 [音楽]内橋和久 [音響]井上正弘
[衣裳デザイン]伊藤佐智子 [ヘアメイクデザイン]勇見勝彦
[振付]佐々木信彦 [映像]冨田中理 [擬闘]栗原直樹

清村盛:三上博史
その妻 ぎん:神野三鈴
名和水尾:倉科カナ
名和連:ユースケ・サンタマリア

清村重夫:岡田義徳
清村はな:梅沢昌代
宮越信子:河井青葉

上斐太:有福正志
北斐太:有川マコト
西斐太:小椋毅

タマミ:青山美郷
トウタ:三浦翔哉

蜷川幸雄の演出があまりにも強烈に焼きついていて、しかもその世界観が堪らなく好きなものだから、最後まで違和感を拭えなかった。とは言え、初演から31年、前回の上演(2006年のシアターコクーン)からだって9年、“あの時代”の熱狂を求めても仕方ないンでしょう。清水邦夫ファンとしては、寧ろ今回の上演によって彼の戯曲が普遍性を獲得したことこそ喜ぶべきなのかも。

初日から間もないせいか、言葉が身体に落とし込まれていない人が多かったです。もっと後半の日程にしておけばよかったな。あと、こちらの年齢が上がったせいか、登場人物が幼く見えてしまい、圧倒される瞬間がなかったことに一抹の寂しさを覚えたり。

水尾の登場シーンはインパクト皆無でした。盛とタンゴを踊るシーンも如何なものかと。ある意味、水尾はこのふたつのシーンさえ押さえておけば、他はどうでもいいわけで(思いっきり私見です)。

行定勲って、やっぱ映像の人なんだな、と。特に、音楽の付け方に顕著。この台詞を受けて誰某のテーマで……とか、そんな感じ。ま、私が劇判制作の仕事をしているから、余計、気になったのかも知れないけど。

かつて蜷川も演じた〈黒マスク〉がいなかったし、所々、台詞に手を入れていたようなので、事前に戯曲を読み返しておけばよかったわ。

15分の休憩を挟んで約3時間。終演は21:50頃でした。

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