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2017年2月 4日 (土)

六本木歌舞伎 第二弾『座頭市』

2017年2月4日(土)〜20日(月) EX シアター六本木
http://www.roppongikabuki2.com/

[脚本]リリー・フランキー [演出]三池崇史
[監修・振付]藤間勘十郎 [美術]金井勇一郎 [照明]高山晴彦
[扮装]柘植伊佐夫 [作曲]鶴澤慎治、杵屋巳太郎、上妻宏光
[補曲]杵屋勝輔 [作調]田中傳次郎 [立師]市川新十郎
[殺陣]辻井啓伺 [狂言作者・補綴]竹柴康平

市:市川海老蔵

風賀清志郎:市川右團次
文菊堂春吉:市川九團次
遊女貞:大谷廣松
六樽組親分 権三:片岡市蔵
乃木坂屋弥太郎:市川右之助

薄霧太夫 実は トメ、おすず:寺島しのぶ

遣手:尾上菊三呂
大工:坂東功一
新造、芸者:市川右若
新造、芸者:坂東玉朗
新造、芸者:市川福太郎
禿:市川福之助
新造、芸者:大谷明三郎
酒屋、隣の客 伝助:片岡千次郎
刺客、壺振り、祭りの若者:市川新十郎
客引き、忘八:市川新蔵

せっかく後援会に入ってるンだし、たまにはチケットを頼まないとね。ってことで、久しぶりの成田屋シート。お馴染みの方々も見かけたけど、結構、顔触れが変わったようにも。

なんつーか、海老蔵を愛でるためだけの芝居というか。ま、そういう意味では、確かに“歌舞伎”と言えるのかも知れないけど。う〜む。

脚本にも演出にも新味は感じられず。時事ネタを盛り込んだ台詞とか、奇を衒った衣装とか、ラップやヒップホップダンスとか、通路を使った観客いじりとか、クライマックスで大量に舞い散る紙吹雪とか、いやもう既視感満載。相変わらずのグダグダっぷりに、こちらはもう笑うしかないわ。
幕間に役者がロビーを徘徊し、それを写真に撮ってSNSに上げてね、って宣伝方法も、またか、だし。

艶やかな花魁・薄霧太夫(実はトメ)と盲目の女中・おすずの二役を演じた寺島しのぶはさすがの巧さ。花魁道中に始まり、二役の早替りや立ち廻りでの海老反りなど、「歌舞伎の色んな要素をこれだけやらせてもらって」よかったね。
ただ、穿った見方をすれば、海老蔵にとって寺島との共演は、この先、自分の娘を“歌舞伎”に出すための布石なのかな、とも。

狂気の男・風賀清志郎に、襲名したばかりの右團次。これがなかなかの好演。
六樽組権三の市蔵、乃木坂屋弥太郎の右之助、文菊堂春吉の九團次ら一門が脇を固める。

海老蔵にはもっと歌舞伎座の舞台で古典をしっかり勉強してもらいたいけど、自主公演をやってる方が楽なんだろうな。このままこんな感じでいくなら、いよいよ本当に海老卒業か……と言っても、追っかけてでも観たい歌舞伎役者は他にいないわけで……はあぁ、どないしよ。

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