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2017年5月28日 (日)

国立劇場 五月文楽公演 第一部

2017年5月13日(土)〜29日(月) 国立劇場 小劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/

文楽の襲名披露口上は歌舞伎のそれよりやや堅苦しい印象。列座している全員が挨拶するわけじゃないンだ。知らなかった!(知らないことはまだまだありそう)

『寿柱立万歳』

太 夫:竹本三輪太夫
才 三:竹本津國太夫
    竹本南都太夫
    豊竹咲寿太夫
    竹本文字栄太夫
    鶴澤清馗
    鶴澤清丈
    鶴澤清公
    野澤錦吾
    竹澤團吾

〈人形役割〉
太夫:桐竹紋臣
才三:吉田清五郎

◇登場するかしら
太夫:若男
才三:祐仙

う〜む、人形がちょっとバタバタしていたかな。左遣いって、結構、重要なのね。
こうして公演に通っていると、段々、好みの太夫がわかってきて面白い。

『菅原伝授手習鑑』

茶筅酒の段
    豊竹芳穂太夫
    鶴澤清友

喧嘩の段
    竹本小住太夫
    鶴澤寛太郎

訴訟の段
    豊竹靖太夫
    野澤錦糸

桜丸切腹の段
    竹本文字久太夫
    鶴澤藤蔵

六代豊竹呂太夫襲名披露 口上

    桐竹勘十郎
    鶴澤清治
    豊竹英太夫 改め 豊竹呂太夫
    竹本津駒太夫
    豊竹呂勢太夫
    豊竹希太夫
    竹本千歳太夫
    竹本三輪太夫
    鶴澤藤蔵
    豊竹亘太夫

寺入りの段
    豊竹呂勢太夫
    鶴澤清治

襲名披露狂言
寺子屋の段
  前:豊竹英太夫 改め 豊竹呂太夫
    鶴澤清介
  切:豊竹咲太夫
    鶴澤燕三

〈人形役割〉
親白太夫:吉田玉也
百姓十作:桐竹紋吉(吉田勘市 病気療養による休演のため代演)
女房八重:吉田簑二郎
女房春:吉田一輔
女房千代:桐竹勘十郎
松王丸:吉田玉男
梅王丸:吉田玉志
桜丸:吉田簑助
よだれくり:吉田玉翔
菅秀才:吉田玉路
女房戸浪:桐竹勘壽
一子小太郎:吉田簑太郎
下男三助:吉田玉彦
武部源蔵:吉田和生
春藤玄蕃:吉田文司
御台所:吉田簑紫郎
手習子:大ぜい
駕籠舁:大ぜい
百姓:大ぜい
捕手:大ぜい

◇登場するかしら
親白太夫:白太夫
百姓十作:斧右衛門
女房八重:娘
女房春:老女方
女房千代:老女方
松王丸:文七
梅王丸:検非違使
桜丸:若男
よだれくり:丁稚
菅秀才:男子役
女房戸浪:老女方
一子小太郎:男子役
下男三助:端役
武部源蔵:検非違使
春藤玄蕃:金時
御台所:老女方

《茶筅酒の段》の芳穂太夫、役柄が明快ですっきり。料理拵えのチャリ場も楽しい。
《喧嘩の段》の小住太夫、立役はいいのに、女方(特に高音)がちと厳しい。
《桜丸切腹の段》、桜丸の簑助に盛大な拍手。出てきた瞬間から静謐な空気をまとっているのが凄い。文字久太夫が語る白太夫に泣かされた〜。

『菅原伝授手習鑑』半通しの途中に、「技芸員からお祝いの口上」が入る。前列下手より、引き合わせ(文楽でもそう呼ぶのかは知らないけど……)の呂勢太夫、津駒太夫、新・呂太夫、清治、勘十郎。挨拶は前列の5人のみ(あ、襲名する本人は一言も発せず)で、後列の5人は座っているだけ。文楽の口上はそういうものなの???

《寺子屋の段》は前後に分けて、新・呂太夫と咲太夫が語る。
新・呂太夫は、よく言えば端正、悪く言えば地味。《寺入りの段》の呂勢太夫と切の咲太夫に挟まれて、正直、あまり印象に残らなかった。

松王丸と千代が白装束になっての“いろは送り”。その踊り(と言ったらいいのかしらん?)の美しさ、切なさ。余韻が深い。

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