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2018年1月 6日 (土)

久しぶりのヒッチコック

シネマヴェーラ渋谷で《アルフレッド・ヒッチコック監督特集》を観る。『見知らぬ乗客』と『パラダイン夫人の恋』の二本立て。ヒッチコック作品は数が多いせいか、記憶がごっちゃになってしまい、いつも途中から細部を思い出すのよね。今回もそんな感じ。

『見知らぬ乗客』は原作(パトリシア・ハイスミスの同名小説)の新訳を読んだばかりだったので、序盤では違和感を覚えたものの、中盤から、俄然、面白くなり、終わってみればこれはこれでありかな、と。

主人公ガイ・ヘインズ(ファーリー・グレンジャー)の職業、ライターや眼鏡、ネクタイといった小道具、クライマックスでの暴走するメリーゴーラウンドなどなど、映画オリジナルのあれやこれやがサスペンスを効果的に盛り上げる。冒頭のガイとブルーノ──原作ではチャールズ・アンソニー・ブルーノ、映画ではブルーノ・アントニー──(ロバート・ウォーカー)の出会いを足元だけで見せていくあたりも巧い。

何気にブルーノの母親(マリオン・ローン)が怖かったり。あの母親なら息子がサイコパスになっても不思議はないさね。

『パラダイン夫人の恋』は、なんつーか、そのまんまやん、ってお話。自分でもよくわからないンだけど、勝手に「ラトゥールは夫人の息子」と思い込んでいて、終わった瞬間、え? これで終わり? となってしまったよ。トホホ。

どちらの作品にも出演していて、何気にレオ・G・キャロル特集でもあったな(『見知らぬ乗客』ではモートン上院議員、『パラダイン夫人の恋』ではジョセフ検事)。

◎本日の読書
 なし

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