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2018年2月10日 (土)

国立劇場 二月文楽公演 第三部

2018年2月10日(土)〜26日(月) 国立劇場 小劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/

Kurogo

本日初日。週末介護をしていると、自分の自由になる曜日や時間帯が限られてしまうので、行ける日を押さえたら初日だったわけで。運良く“くろごちゃん”に遭遇。写真も撮ったよ!(目線外れてるけどな)

『女殺油地獄』

徳庵堤の段
与兵衛:豊竹靖太夫
お吉、小菊:豊竹希太夫
七左衛門、森右衛門、大尽蝋九:竹本小住太夫
小栗八弥、弥五郎:豊竹亘太夫
お清、花車:竹本碩太夫
    野澤錦糸

河内屋内の段
  口:豊竹咲寿太夫
    竹澤團吾
  奥:竹本津駒太夫
    鶴澤清友

豊島屋油店の段
    豊竹呂太夫
    鶴澤清介

同 逮夜の段
    豊竹呂勢太夫
    竹澤宗助

〈人形役割〉
女房お吉:吉田和生
姉娘お清:吉田簑之
茶屋の亭主:吉田玉征
河内屋与兵衛:吉田玉男
刷毛の弥五郎:吉田玉翔
皆朱の善兵衛:吉田玉彦
天王寺屋小菊:吉田清五郎
天王寺屋花車:桐竹紋吉
会津の大尽蝋九:吉田文哉
小栗八弥:吉田簑太郎
山本森右衛門:吉田玉輝
豊島屋七左衛門:吉田玉志
山上講先達:吉田玉路
河内屋徳兵衛:吉田玉也
徳兵衛女房お沢:吉田勘彌
河内屋太兵衛:吉田幸助
稲荷法印:吉田簑紫郎
妹おかち:吉田簑助
中娘:吉田玉峻
綿屋小兵衛:吉田玉誉
帳紙屋五郎九郎:桐竹紋秀
捕手頭:桐竹勘介
中間:大ぜい
徒士衆:大ぜい
講中:大ぜい
同行衆:大ぜい
捕手:大ぜい

◇登場するかしら
女房お吉:老女方
姉娘お清:女子役
茶屋の亭主:端役
河内屋与兵衛:源太
刷毛の弥五郎:端敵
皆朱の善兵衛:端役
天王寺屋小菊:娘
天王寺屋花車:老女方
会津の大尽蝋九:端敵
小栗八弥:若男
山本森右衛門:舅
豊島屋七左衛門:検非違使
山上講先達:端役
河内屋徳兵衛:武氏
徳兵衛女房お沢:婆
河内屋太兵衛:検非違使
稲荷法印:三枚目
妹おかち:娘
中娘:女子役
綿屋小兵衛:陀羅助
帳紙屋五郎九郎:釣船
捕手頭:検非違使

今月は八代目竹本綱太夫五十回忌追善、ならびに、六代目竹本織太夫襲名披露。と言っても、本日、私が観るのは、第二部の追善・襲名披露狂言ではなく、第三部の『女殺油地獄』。歌舞伎では何度か観てるけど、文楽では初めて。野崎詣りが舞台なので、桜の季節。何故、この時期に上演? と思っていたら、《豊島屋油店の段》の作曲が八代目綱太夫だそうな。

《徳庵堤》は掛け合いで賑やか。バランスもよかった。安定の小住太夫と素直な碩太夫が印象に残る。

《河内屋内》は津駒太夫の汗だくの語り(床のすぐ側だったので、よく見えた)に、ただただ引き込まれる。義理の親子だからこその苦渋に泣き、父親の違う兄を慕う妹(簑助が、そりゃもうすんばらしいでございますよ)の健気さに泣く。

歌舞伎の与兵衛は甘やかされたぼんぼん、って感じだけど、玉男の与兵衛はほとんどサイコパス。あまり動いてないように見えるのが、却って反社会性を感じさせる。

《豊島屋》の幕開きで「待ってました、呂太夫!」の声がかかってたけど、語り分けがイマイチで、声量もなく、総じて緊迫感に欠ける。せっかくの殺し場も記憶に残らず。あ、三味線の清介はよかったです〜。

《逮夜》は歌舞伎でも観たことなかったので、なかなか面白かった。ただ、与兵衛があっさり観念するのには違和感も。呂勢太夫と宗助が秀逸。

そう言えば、呂勢太夫の見台が一風変わっていて、漆を塗っていないのか、木地そのままで質素な印象。こういうのもあるのね。

【関連記事】
ロビーに豊竹始太夫の休演のお知らせが掲示されていたので、インフルエンザかしらん? と思っていたら、亡くなっただなんて……。
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/kokuritsu/29/2137.html

産経WESTの記事によると、「楽屋で容体が急変し、亡くなった」らしい。まだ50歳。これからもたくさん聴けると思っていたのに。合掌。

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