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2018年5月 6日 (日)

歌舞伎座百三十年 團菊祭五月大歌舞伎 十二世市川團十郎五年祭 昼の部

2018年5月2日(水)〜26日(土) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

Dankiku_makumi

團菊祭を観ないとGWが終わらないので、昼の部(除く『女伊達』)を幕見。9:15頃の到着で床几はまだ余裕あり。その後、9:40頃には埋まり、10時過ぎると一気に人が増えてきて、発売時点で発端・序幕は立ち見。でも、二幕目以降は立ち見はほとんどいなかったような。

『通し狂言 雷神不動北山櫻』
市川海老蔵五役相勤め申し候

鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王:市川海老蔵

雲の絶間姫:尾上菊之助
秦民部:坂東彦三郎
文屋豊秀:尾上松也
秦秀太郎:中村児太郎
小野春風、矜羯羅童子:大谷廣松
八剣数馬、制多迦童子:市川九團次
小原万兵衛 実は 石原瀬平、黒雲坊:片岡市蔵
白雲坊:市川齊入
小松原中納言:市村家橘
関白基経:中村錦之助
八剣玄蕃:市川團蔵
小野春道:大谷友右衛門
腰元 巻絹:中村雀右衛門

成田山開基一〇八〇年、二世市川團十郎生誕三百三十年、そして、十二世市川團十郎五年祭。ってことで、海老蔵出突っ張りの大活躍。

まずは、柿色の裃にまさかり髷姿の海老蔵が、自身の演じる五役の写真を背景に、登場人物とあらすじを紹介。その後に期待を抱かせるも、発端・序幕は退屈。『毛抜』は出演者のバランスが悪い。『鳴神』になって、ようやくまともな芝居になった感じ。

その一番の功績は、絶間姫の菊之助。そりゃもう色っぽかったでございますよ。今まで巧いとか綺麗とか思っても、色っぽいと思ったことはなかったのでビックリ。くどいようだけど、お願いだから女方一筋でいってくださいな。

海老蔵の「五役相勤申し候」。鳴神上人は及第点。粂寺弾正は大らかさや愛嬌が感じられず。早雲王子は大詰の立ち廻りが見応えあり。皆さん、怪我なく千穐楽を迎えられますことを切に願っておりまする。

安倍清行は見た目の美しさはともかく、百歳を超えてなお若々しい陰陽師という摩訶不思議な存在感を出そうとして、過度に阿呆っぽくなっている。早替りのために着脹れしているのも興醒め。不動明王は……ま、こんなものでしょう(笑)。

あと、出番が多いせいか、口を右に歪める癖が目につく。改善するのはもう無理なのかしらん?

その他、巻絹の雀右衛門の手堅さ、黒雲坊の市蔵と白雲坊の齊入の絶妙なコンビネーション、『毛抜』に出てくる磁石の形状(いつもと違うよね?)が、印象に残る。

それはさておき、セクハラやら酒乱やら、昨今の出来事を考えると複雑な気分になるというか、素直に楽しめないというか。う〜む。

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