文楽既成者研修発表会 文楽若手会
2018年6月28日(木)〜6月29日(金) 国立劇場 小劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/
早目に仕事を切り上げて事務所を出るつもりが、何だかんだと遅くなり、結局、半分くらいは観られなかったよ。トホホ。もともと17時の開演に間に合わないのは織り込み済みだったけど、さすがにちょっと悔やまれる。
『万才』
竹本小住太夫
豊竹咲寿太夫
竹本碩太夫
鶴澤清公
鶴澤清允
鶴澤燕二郎
〈人形役割〉
太夫:吉田玉彦
才蔵:桐竹勘次郎
ってことで、まったく観られませんでした。
『絵本太功記』
夕顔棚の段
豊竹亘太夫
野澤錦吾
尼ヶ崎の段
前:豊竹希太夫
鶴澤友之助
後:豊竹靖太夫
鶴澤寛太郎
〈人形役割〉
母さつき:桐竹紋臣
妻操:吉田簑紫郎
嫁初菊:吉田玉誉
旅僧 実は 真柴久吉:吉田簑太郎
武智光秀:吉田玉勢
武智十次郎:吉田玉翔
加藤正清:吉田和馬
百姓:大ぜい
軍兵:大ぜい
席に着いたのは《尼ヶ崎の段》の途中、さつきはすでに傷を負い、光秀が声を荒げて「退さりをらう」とやってるあたり。その後、瀕死の十次郎が登場し、光秀が木に登ったり、久吉が大将の姿で現れたり、さつきと十次郎が息絶えたりして、あっという間に幕。
あれこれ言えるほどの時間は観てないンだけど、靖太夫と寛太郎のおかげで、物語にすっと入れた気はする。
さつきの紋臣は動きらしい動きはないものの(傷を追っているので)、動かないその静謐さに目がいくというか、心惹かれるというか。
『傾城恋飛脚』
新口村の段
口:竹本碩太夫
鶴澤燕二郎
前:豊竹咲寿太夫
鶴澤清丈
後:豊竹芳穂太夫
鶴澤清馗
〈人形役割〉
忠三女房:吉田玉路
八右衛門:吉田玉峻
亀屋忠兵衛:桐竹紋吉
遊女梅川:桐竹紋秀
樋の口の水右衛門:吉田玉征
伝が婆:豊松清之助
置頭巾:吉田玉延
弦掛の藤治兵衛:吉田和登
針立の道庵:吉田簑悠
親孫右衛門:吉田文哉
捕手小頭:吉田簑之
節季候:大ぜい
古手買:大ぜい
捕手:大ぜい
口の碩太夫と燕二郎が新鮮でよかったです〜。こういうのが若手会の醍醐味なんでしょうね。
後の芳穂太夫と清馗も普通によかったけど、若手、なのか?(誰か文楽における「若手」の定義を教えてー!)
忠兵衛の紋吉、梅川の紋秀、孫右衛門の文哉は、皆、安定していた。
休憩時間のロビー。どこかで見た顔だな……と思ったら、技芸員(大御所)でした。私服だとすぐにはわかりませんね。
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