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2018年7月20日 (金)

初NTLive

一週間ほど前、シネ・リーヴル池袋の《NTLiveアンコール夏祭り》で『誰もいない国』を観る。上演前に喜志哲雄先生のトークあり。聞き手は演劇ライターの大堀久美子さん。

まずは、トークの覚え書き。
ピンターは「わかる」ということを許してくれない劇作家。近代リアリズム演劇はわかる。ピンターはわからない。そこが革命的。実際、私たち自身も何故やったのかわからないことは多い。

言葉は交渉の武器として使用されている。時に、時間稼ぎだったり、時に、相手を混乱させたり。

結末がどうなるかを気にしないで観た方がいい。

ハーストの言葉遣いが変化している。
丁寧な言葉(相手を探っている)→普通の会話→学生言葉は、ゲイネタ→男女関係の話→不倫話に呼応しているのでは?

ゲイのテイストが其処彼処に。例えば、ハムステッド・ヒースはゲイがクルージングする場所、ジャック・ストローズ・キャッスル(でよかったかな?)は有名なゲイバー。

新国立劇場での上演に触れて。
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_011667.html

出版用の翻訳と上演用のそれは別物だと考えている。最初の翻訳は初演の上演(ハーストとスプーナーは、ラルフ・リチャードソンとジョン・ギールグッドだったそうな)を再現したつもり。今は、演出の寺十吾さんと台本に手を入れているところ。

新劇は古い形式にこだわり過ぎ、リアリズムに囚われ過ぎ。新国立劇場のキャスト、柄本明さんと石倉三郎さんは、新劇とは違う出自の人たちなので楽しみ。

あ、NTLiveの方は、パトリック・スチュワートとイアン・マッケランが可愛くて可愛くて、ニマニマしているうちに終わってしまいました(笑)。

◎本日の読書
 『花殺し月の殺人』デイヴィッド・グラン

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