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2018年10月20日 (土)

歌舞伎座百三十年 芸術祭十月大歌舞伎 十八世中村勘三郎七回忌追善 夜の部三幕目

2018年10月1日(月)〜25日(木) 歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/

Geijutsu_makumi

千穐楽間近の土曜日とあって、『吉野山』発売前にすでに立ち見。『宮島のだんまり』から通しで購入した客が多く、椅子席90は早々に埋まったそうな。何とか立ち見に滑り込めたけど、約2時間、立ちっぱなしはさすがに疲れた。

『助六曲輪初花桜』

花川戸助六:片岡仁左衛門
三浦屋揚巻:中村七之助
白酒売新兵衛:中村勘九郎
通人里暁:坂東彌十郎
若衆艶之丞:片岡亀蔵
朝顔仙平:坂東巳之助
三浦屋白玉:中村児太郎
福山かつぎ:片岡千之助
男伊達:市村竹松
同  :大谷廣太郎
同  :中村玉太郎
同  :中村吉之丞
文使い番新白菊:中村歌女之丞
傾城八重衣:澤村宗之助
遣手お辰:坂東竹三郎
くわんぺら門兵衛:中村又五郎
髭の意休:中村歌六
松葉屋女房:片岡秀太郎
母満江:坂東玉三郎

後見:片岡松之助

上演中にもかかわらず声高に喋る後期高齢者3名。家でテレビ見てるンじゃないぞ。おまけに無粋な大向こうまでかけやがって。ったく、いい加減にしてくれぃ! そんなこんなで、ちょっとnegativeな感想になってしまいました。

十八世中村勘三郎の追善で、何故、仁左衛門の『助六』? と思ったら、「自分も助六をやりたい、やるときには兄ちゃん(仁左衛門)教えてよ」と話していたからなのか……。結局、それは実現できなかったので、「勘九郎、七之助と同じ舞台で助六を演じ」ることにしたそうな。

『助六』と言っても、市川家以外が演じる際には外題を変え、出端も河東節ではなく長唄を使う。う〜む、やっぱ成田屋の助六とは別物。ってゆうか、下手だろうが何だろうが、私にとっては成田屋の助六こそが助六なんだな、と。

いや、もちろん巧いですよ、仁左衛門は。特に、台詞回しなんて、緩急自在で惚れ惚れするほど。でも、なんつーか、荒事らしい稚気がないというか、和事のイキで演じているというか。ま、こればかりはどうしようもないンでしょうね。

揚巻は初役の七之助。ちょっとギスギスした印象。顔ももう少しふっくらした方がいいような。ただ、“悪態の初音”は彼が持っている現代性も相俟って、傾城の意地がよく出ていた。
白酒売の勘九郎は仁左衛門の兄を格別意識せず自然な役作り。いいと思います。

白玉の児太郎に古風な味わいがある(正直、七之助よりも)。いずれ彼も揚巻をやることになるンでしょうね。
福山かつぎは仁左衛門の孫の千之助。さすがにまだ手に余る。

通人の彌十郎が勘三郎を偲ばせて客席の涙を誘い、満江の玉三郎が短い出番ながら舞台を締める。

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