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2019年5月17日 (金)

国立文楽劇場開場三十五周年記念 五月文楽公演『通し狂言 妹背山婦女庭訓』第二部

2019年5月11日(土)〜27日(月) 国立劇場 小劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/

国立文楽劇場の開場三十五周年記念として、「王代物」の傑作『妹背山婦女庭訓』を一日がかりで上演。ンが、家庭の事情で、初日に取っていた第一部のチケットを泣く泣く手放す。せっかくの通し狂言なのに、第二部しか観られない……。トホホ。

妹山背山の段
背山
大判事:竹本千歳太夫
久我之助:竹本文字久太夫 改め 豊竹藤太夫
  前:鶴澤藤蔵
  後:豊澤富助
妹山
定高:豊竹呂勢太夫
雛鳥:竹本織太夫
  前:鶴澤清介
  後:鶴澤清治
  琴:鶴澤清公

杉酒屋の段
    竹本津駒太夫
    竹澤宗助

道行恋苧環
お三輪:豊竹芳穂太夫
求馬:豊竹靖太夫
橘姫:豊竹希太夫
    豊竹咲寿太夫
    竹本碩太夫
    野澤勝平
    鶴澤清丈
    鶴澤寛太郎
    野澤錦吾
    鶴澤燕二郎

鱶七上使の段
    竹本文字久太夫 改め 豊竹藤太夫
    鶴澤清馗

姫戻りの段
    竹本小住太夫
    鶴澤友之助

金殿の段
    豊竹呂太夫
    竹澤團七

〈人形役割〉
雛鳥(前):吉田簑紫郎
腰元小菊:桐竹紋吉
腰元桔梗:吉田玉誉
久我之助:吉田玉助
大判事清澄:吉田玉男
後室定高:吉田和生
雛鳥(後):吉田簑助
丁稚子太郎:桐竹紋秀
橘姫:吉田一輔
求馬 実は 藤原淡海:豊松清十郎
お三輪:桐竹勘十郎
お三輪母:吉田簑一郎
宮越玄蕃:吉田勘市
荒巻弥藤次:吉田文哉
蘇我入鹿:吉田文司
漁師鱶七 実は 金輪五郎:吉田玉志
豆腐の御用:桐竹勘壽
金殿の官女:桐竹勘介
金殿の官女:吉田玉路
金殿の官女:吉田簑之
金殿の官女:吉田玉延
官女:大ぜい
花四天:大ぜい

◇登場するかしら
雛鳥:娘
腰元小菊:お福
腰元桔梗:娘
久我之助:若男
大判事清澄:鬼一
後室定高:老女方
丁稚子太郎:丁稚
橘姫:娘
求馬 実は 藤原淡海:源太
お三輪:娘
お三輪母:悪婆
宮越玄蕃:小団七
荒巻弥藤次:検非違使
蘇我入鹿:口あき文七
漁師鱶七 実は 金輪五郎:文七
豆腐の御用:お福
金殿の官女:端役

《山の段》がすんごかった! お腹いっぱい。その後はほとんどオマケのような(す、すみません)。

舞台中央を流れる吉野川を挟んで、上手に「背山大判事家の質素な山荘」、下手に「妹山太宰家の雛を飾った女館」。床も、上手に「背山を語る本床」、下手に「妹山を語る仮床」。芸風も、上手に「竹本座系の染太夫風」(質実剛健らしい)、下手に「豊竹座系の春太夫風」(優美華麗らしい)。すべてがシンメトリーを描いている。

とにかく、床も人形も見応えあり。中でも、雛鳥(後)の簑助は別格。「貞女を立てさして下さりますか」と、母を仰ぎ見る姿の、その美しさ、その官能、忘れ難い。

ってことで、その後の記憶はほとんどない。強いて挙げれば、《道行》の太夫の出来が酷かったこと(まともに聞けたのはお三輪の芳穂太夫くらい)と、祝言の席に出してあげるからと、謡の稽古をさせられたり、馬子唄を唄わせられたりするお三輪は、バレエの『ラ・バヤデール』に出てくるニキヤみたい、くらいか?

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